海外FXでは、各社で50種類を超える豊富な通貨ペアが取引できます。
通貨ペアのバラエティが多いため、初心者の方は「どの通貨ペアから取引すれば良いんだろう?」といった悩みや、少し経験を積んでくると「値動きが予想しやすい通貨ペアはないか?」といった疑問まで抱くはずです。
そこで本記事では、各通貨ペアの特徴を踏まえて、初心者向けのおすすめ通貨ペアから海外FXの通貨ペア数や特徴をしっかり解説します。
海外FX業者の通貨ペア数ランキング
ここでは、海外FX各社で取り扱われている通貨ペア数をランキング形式でご紹介します。
※業者名をタップすると詳しい業者の解説を読めます。
通貨ペア数ランキング | 海外FX業者 | 取り扱い通貨ペア |
---|---|---|
第1位 | Exness | 96種類 |
第2位 | easyMarkets | 63種類 |
第3位 | AXIORY | 61種類 |
第4位 | IronFX | 61種類 |
第5位 | IS6FX | 61種類 |
第6位 | ThreeTrader | 60種類 |
第7位 | TitanFX | 60種類 |
第8位 | XMTrading | 55種類 |
第9位 | FXGT | 53種類 |
第10位 | BigBoss | 43種類 |
実際に一通りの通貨ペアを取引してメインのトレード対象を決めたい、相場の展開やスワップポイントに合わせて常に最適な通貨ペアを取引したいといった方は取り扱い通貨ペア数の多い海外FX業者を利用しましょう。
\取り扱い通貨ペアの数が断トツ!/
公式HP:https://www.exness.com/ja/
海外FXで取り扱う通貨ペアの特徴
ここでは、海外FXで取り扱う通貨ペアの特徴について以下3つをご紹介します。
通貨ペアとしての特徴は共通であることや、海外FX全体の通貨ペアに関する傾向について詳しく見てみましょう。
同じ通貨ペアなら特徴は国内FXと同じ
海外FXでも、取引される通貨ペアの基本的な特徴は国内FXと変わりません。
顧客からの注文を処理する方法や、提携する金融機関の違いによってレートに細かな差は生じますが、取引している金融商品としては全く同じです。
したがって、取引の方法や実際の取引で稼ぐために必要な知識・スキルは海外FXでも同じになります。
クロス円よりドルストレートの方がスプレッドが狭い
海外FX=スプレッドが広いといったイメージを未だに持たれている方は少なくありません。
確かに、ドル円やユーロ円といったクロス円通貨ペアは、需要の多い国内FX業者の方が狭い傾向があります。
しかし、流動性の高い米ドルと他の通貨の組み合わせであるドルストレートに関しては、海外FX業者でもかなり狭い傾向があります。
低スプレッドに特化した海外FX口座であれば、クロス円は国内FXと同等・ドルストレートは国内FXより狭いといったケースも多いです。
取り扱い通貨ペアは業者で大きく変わる
海外FXでは、業者によって取り扱っている通貨ペアのバラエティが大きく変わります。
共通して取り扱われているメジャー通貨ペアやクロス円通貨ペア以外にも、海外FX業者では流動性の低いエキゾチック通貨ペアを取り扱いなど、取引できる通貨ペアの種類は様々です。
また、海外FX業者ではCFD(差金決済取引)も同じ口座内で取り扱われています。CFDでは、貴金属のゴールドや株価指数の日経平均株価、近年ではビットコインを始めとする仮想通貨の取り扱いも多くなりました。
\取り扱い通貨ペアの数が断トツ!/
公式HP:https://www.exness.com/ja/
通貨ペアは大きく分けて3タイプ
通貨ペアは、大きく分けて以下3つのタイプがあります。
ここでは、それぞれに分類される通貨ペアの性質と基礎知識について詳しく見てみましょう。
メジャー通貨ペア
メジャー通貨ペアは、世界的に最も取引量が多く、流動性が高いペアです。
代表的な例は、EUR/USDやUSD/JPYです。これらの通貨ペアは、世界の主要経済国の通貨で構成されており、安定した取引環境と狭いスプレッドが特徴です。
メジャー通貨ペアは、流動性が高いためテクニカル分析が機能しやすく、初心者から上級者まで比較的取引しやすいというメリットがあります。
一方で、流動性が高いため価格変動は穏やかな傾向があり、マイナー通貨ペアやエキゾチック通貨ペアと比べて、ボラティリティは低く、短期間で大きな値幅を狙いづらいことがデメリットです。
マイナー通貨ペア
マイナー通貨ペアには、主要な通貨である米ドルやユーロと小規模経済国の通貨(例:SEK、NOK)が組み合わさったペアが含まれます。
マイナー通貨ペアは合成通貨ペアとも呼ばれ、2つの異なる通貨ペアから算出されます。例えば、EUR/SEKはEUR/USDとUSD/SEKのレートを用いて計算されます。
合成通貨ペアの仕組みは、元の通貨ペア自体の取引量が少ないため、流動性の高い通貨ペアに分解して市場で取引することが採用の目的です。
この通貨ペアを分解する性質により、合成通貨ペアは直接の市場データよりも複雑な動きを見せることがあり、メジャー通貨ペアよりボラティリティが高い傾向があります。
エキゾチック通貨ペア
エキゾチック通貨ペアは、一方または両方が新興市場国の通貨であるペアを指します。
例としては、USD/TRY(米ドル/トルコリラ)やEUR/ZAR(ユーロ/南アフリカランド)があります。
エキゾチック通貨ペアは、スワップポイント・スプレッド・ボラティリティがいずれも極めて高いことが特徴です。新興市場国の通貨は、米ドルやユーロといった先進国の通貨と比べて政策金利が高く、スワップポイントが高いといったメリットがあります。
一方で、マイナススワップも大きく、プラススワップの方向のポジションは相場のトレンドと基本的には逆方向であることがデメリットです。
\取り扱い通貨ペアの数が断トツ!/
公式HP:https://www.exness.com/ja/
初心者向けのおすすめ通貨ペア
ここでは、海外FX初心者におすすめの通貨ペア+CFD銘柄について以下の順にご紹介します。
金融取引で稼ぐ上では、取引のスキルだけでなく、その時の相場で取引しやすい通貨ペアや銘柄を選ぶことも重要です。
上手く相場のトレンドに乗った取引ができれば、海外FXのレバレッジなどの取引条件を生かして大きな利益も狙いやすくなります。
トレンドが続きやすい通貨ペア
トレンドが続きやすい通貨ペアを選ぶことも重要です。
トレンドが続きやすい通貨ペアとは、経済的不安の強い新興市場国と先進国の通貨によるエキゾチック通貨ペアではなく、短期・中期・長期でトレンドがそろっているメジャー通貨ペア・マイナー通貨ペアを指します。
例えば、本記事執筆時点の相場では、長期的な円安が為替市場全体で共通の認識であるため、ドル円やユーロ円といったクロス円の通貨ペアは、上昇トレンドを形成しやすい状況です。
一方で、ドル安相場へと転じれば、ドルストレートの通貨ペアが下がりやすくなるため、リアルタイムの市場で共通して意識されている要素からトレンドが続きやすい通貨ペアを選ぶことが大切です。
ドルストレートとは、EUR/USDやAUD/USDなど通貨ペアの構成に米ドルを含む通貨ペアを指します。一方でクロス円とは、通貨ペアの構成に日本円を含む通貨ペアのことです。
ボラティリティが高い通貨ペア
ボラティリティの高い通貨ペアとは、GBPUSDやAUDJPYといった価格変動の値幅が大きい通貨ペアを指します。
ボラティリティの高い通貨ペアを狙って取引することで、短時間でも効率的に利益を伸ばしやすいことがメリットです。
そもそも、金融取引において1回の取引で得られる利益を大きくするには以下2つの方法しかありません。
- 取引金額(ロット数)を大きくして値幅当たりの利益を大きくする
- 相場の大きな変動を狙って利益の値幅を大きくする
つまり、ボラティリティの大きい通貨ペアを取引することで、ボラティリティの小さい通貨ペアよりも同じ期間で期待できる利益の値幅は大きくできます。
また、海外FXのレバレッジの高さを併用すれば、取引金額と利益幅の両方を大きくすることで利益の最大化を図ることも可能です。
海外FXではCFDも人気
海外FXでは、通貨ペアだけでなく、CFD(差金決済取引)も取り扱っており、多くのトレーダーが取引しています。
CFDを利用すると、株式、指数、商品など幅広い金融商品にレバレッジを効かせて取引することが可能です。
海外FXのCFDには、大きな資本を必要とせずに、多様な市場での取引機会を得られる部分にあります。
例えば、各通貨ペアのトレンドがハッキリせず、不規則な値動きを見せる状況でも、CFD銘柄の市場で力強いトレンド相場といった場合もあります。
海外FX業社でのCFD取引におすすめの業者ランキングは別ページにまとめているので、興味があればこちらも参考にしてください。
FXで取引量の多い通貨ペアランキング
ここでは、2019年4月に国際決済銀行(BIS)が行った調査結果を元にFXで取引量の多い通貨ペアランキングをご紹介します。
取引量ランキング | 通貨ペア | 市場で占める割合 |
---|---|---|
第1位 | EUR/USD ユーロ/米ドル | 24.0% |
第2位 | USD/JPY 米ドル/日本円 | 13.2% |
第3位 | GBP/USD ポンド/米ドル | 9.6% |
第4位 | AUD/USD 豪ドル/米ドル | 5.4% |
第5位 | USD/CAD 米ドル/カナダドル | 4.4% |
第6位 | USD/CNY 米ドル/中国人民元 | 4.1% |
第7位 | USD/CHF 米ドル/スイスフラン | 3.5% |
第8位 | USD/HKD 米ドル/香港ドル | 3.3% |
第9位 | EUR/GBP ユーロ/ポンド | 2.0% |
第10位 | USD/KRW 米ドル/韓国ウォン | 1.9% |
FXで取引量の多い通貨ペアをメジャー通貨ペアが占めており、外国為替市場の半数以上はメジャー通貨ペアの取引によるものです。
さらにメジャー通貨ペアの中でもユーロドルとドル円の占める割合は非常多く、全体の30%以上を占めていることが分かります。
取引量が多い通貨ペアは流動性の高さを保ちやすいため、大口取引が約定しやすい・スプレッドが狭くなりやすい・急騰急落が少ないことが特徴です。
通貨ペア別おすすめの海外FX業者
ここでは、多くのトレーダー・投資家が取引するメジャー通貨ペアを対象に各通貨ペアの取引条件が優れているおすすめ海外FX業者をご紹介します。
同じ通貨ペアでも業者によって、スプレッドやレバレッジなど取引条件が変わるため最適なトレード環境で快適に取引しましょう。
XM スタンダード口座:ドル円
ドル円は、流動性の高さや日本円と米ドルという身近な存在であるといった観点から初心者が最初に取引する通貨ペアとして知られています。
これからドル円で取引経験を積みたい初心者トレーダーの方には、取引条件のバランスが良くボーナスも活用できるXMTrading(エックスエム)がおすすめです。
XMTrading:スタンダード口座の取引条件
口座タイプ | スタンダード口座 |
---|---|
発注方式 | NDD方式 |
レバレッジ | 1,000倍 |
USD/JPY 米ドル/日本円 | 平均スプレッド:2.4pips |
取り扱い銘柄 | 通貨ペア:55種類 貴金属CFD:5種類 株価指数CFD:29種類 商品CFD:8種類 エネルギーCFD:8種類 株式CFD:1,300種類 仮想通貨CFD:60種類 【合計】1,465種類 |
取引プラットフォーム | MT4・MT5 |
取引手数料 | 無料 |
最低入金額 | 5ドル相当 |
マージンコール | 証拠金維持率50%以下 |
強制ロスカット | 証拠金維持率20%以下 |
レバレッジ制限ルール | 口座残高によるレバレッジ制限 |
スワップフリー | あり |
XMTradingのスタンダード口座は、ドル円を最大1,000倍レバレッジで取引でき、さらに以下のボーナスを使って少額資金からFXを始められます。
- 新規口座開設ボーナス:13,000円相当
- 2段階入金ボーナス:10,500ドル相当
- ロイヤルティプログラム:取引毎にボーナスと交換できるポイント付与
入金不要で受け取れる新規口座開設ボーナスも提供しているため、13,000円相当のボーナスを使えばゼロリスクで取引も可能です。
ただし、ドル円の平均スプレッドが2.4pips前後と広いため、取引の時間が比較的ゆったりとしたスイングトレードを中心に初心者の方は取引の流れを理解することを重視すると良いでしょう。
XMTradingでは新規口座開設をするだけで取引に使える13,000円分のボーナスを配布中!
通常3,000円のボーナスが大幅に増額されている今がチャンスです。
ボーナス自体の出金はできませんが、ボーナスを使って稼いだ利益は無制限に出金可能。
さらに!入金額に応じて最大10,500ドル(約150万円)のボーナスがもらえる入金ボーナスキャンペーンも。
※対象はスタンダード口座、マイクロ口座のみ
資金2倍ボーナスを活用してFXトレードを有利に進めましょう!
\海外FXで人気No.1!/
ThreeTrader Rawゼロ口座:ドル円・ユーロドル・ポンドドル
ThreeTrader(スリートレーダー)は、ドル円・ユーロドル・ポンドドルといったメジャー通貨ペアを低スプレッドで取引したい方に最適な海外FX口座です。
近年のドル円は、円安相場の影響を受け、特にボラティリティが高く、スキャルピングの対象としても優秀です。
また、ドル円相場と逆相関しやすいユーロドルのトレンドも明確で、ポンドドルに関してもボラティリティの高い通貨ペアとしてスキャルピングトレーダーから人気があります。
スプレッドを重視するスキャルピングトレーダーから支持されているのがThreeTraderのRawゼロ口座です。
ThreeTrader:Rawゼロ口座の取引条件
口座タイプ | Rawゼロ口座 |
---|---|
発注方式 | NDD ECN方式 |
レバレッジ | 500倍 |
USD/JPY米ドル/日本円 | 平均スプレッド:0.6pips |
EUR/USDユーロ/米ドル | 平均スプレッド:0.2pips |
GBP/USDポンド/米ドル | 平均スプレッド:0.5pips |
取り扱い銘柄 | 通貨ペア:60種類 貴金属CFD:3種類 株価指数CFD:20種類 エネルギーCFD:2種類 仮想通貨CFD:14種類 【合計】119種類 |
取引プラットフォーム | MT4 |
取引手数料 | 往復4ドル/ロット |
最低入金額 | 100,000円相当 |
マージンコール | 証拠金維持率80%以下 |
強制ロスカット | 証拠金維持率20%以下 |
レバレッジ制限ルール | 銘柄別のレバレッジ制限のみ |
スワップフリー | なし |
ThreeTraderのRawゼロ口座は、玄人向けの海外FX口座として1ロット片道2ドルの格安取引手数料で金融機関と注文がマッチングする低スプレッドなECN方式を採用しています。
流動性の高いメジャー通貨ペアのほとんどが業界最狭水準の低スプレッドで取引が可能です。
また、最大レバレッジも500倍から口座残高による制限がないため、メジャー通貨ペアを対レバレッジで取引したい上級者トレーダーに方にも向いています。
\業界最安スプレッド&取引コスト!/
TitanFX ブレード口座:ドルスイスフラン
メジャー通貨ペアの中でも比較的マイナーなUSD/CHF(ドルスイスフラン)を最も低スプレッドで取引したい方には、TitanFX(タイタンエフエックス)のブレード口座が最適です。
TitanFXのブレード口座は、独自のゼロポイントテクノロジーによって、海外FX業者ながら安定したレイテンシと、高い約定力と低スプレッドを実現しています。
メジャー通貨ペアの中でも、TitanFXのブレード口座はドルスイスフランが狭く、平均0.5pipsの非常に狭いスプレッドで取引が可能です。
TitanFX:ブレード口座の取引条件
口座タイプ | ブレード口座 |
---|---|
発注方式 | NDD ECN方式 |
レバレッジ | 500倍 |
USD/CHF 米ドル/スイスフラン | 平均スプレッド:0.5pips |
取り扱い銘柄 | 通貨ペア:60種類 貴金属CFD:11種類 株価指数CFD:21種類 エネルギーCFD:5種類 商品CFD:10種類 仮想通貨CFD:50種類 米国株式CFD:100種類 【合計】241種類 |
取引プラットフォーム | MT4・MT5 |
取引手数料 | 往復最大7ドル/ロット |
最低入金額 | – |
マージンコール | 証拠金維持率90%以下 |
強制ロスカット | 証拠金維持率20%以下 |
レバレッジ制限ルール | 銘柄別のレバレッジ制限のみ |
スワップフリー | なし |
TitanFXのブレード口座は、1ロット当たり片道3.5ドル相当の取引手数料で、TitanFXが提携する金融機関と直接注文がマッチングするECN方式を採用しています。
多くの金融機関と提携し、十分に高い流動性を確保しているため、ドルスイスフランだけでなく、幅広い金融商品で低スプレッド・高約定力を実現していることが特徴です。
\低スプレッド×高約定で上級者に人気!/
※公式サイト:https://titanfx.com/jp
海外FXの通貨ペアに関するよくある質問
- FXでボラティリティの高い通貨ペアは?
-
一般的にクロス円などのマイナー通貨ペアや、新興市場国通貨で構成されるエキゾチック通貨ペアのボラティリティは高い傾向があります。ただし、通貨ペアのボラティリティは、市場参加者の取引が多い、あるいは価格に及ぼすニュースの注目度などによって変動するため、あらゆる通貨ペアのボラティリティが高くなる可能性があります。
- FXで初心者が取引しやすい通貨ペアは?
-
初心者の方は、流動性が高く・急騰急落の少ないメジャー通貨ペアの取引がおすすめです。代表的なメジャー通貨ペアとしては、ドル円やユーロドルが挙げられます。
- 口座開設ボーナスを提供している海外FX業者を知りたい
-
海外FX業者の口座開設ボーナスについては「【2024年2月最新】海外FX口座開設ボーナスおすすめ比較!未入金のウェルカムボーナスまとめ」で最新情報をご紹介しています。
- FXでレンジが多い通貨ペアは?
-
一般的にレンジ相場が多い通貨ペアとしてEUR/GBP(ユーロ/ポンド)とAUD/NZD(豪ドル/NZドル)が知られています。これらの通貨ペアは、近い国同士の通貨であり、経済的な共通点が多いため、レンジ相場で一定の価値が保たれやすいです。ただし、レンジ相場であること自体は確実なものではないため注意しましょう。
コメント