「コピートレードは勝てない?」と多くの方が疑問を持つ理由は、優秀なトレーダーをコピーするだけで簡単に稼げるとは限らないと考えるからでしょう。
実際に成功しているトレーダーをフォローするだけでは、コピートレードで安定した収益を期待するのは難しいです。
この記事では、コピートレードで勝ち続けるために知っておくべきポイントを、基本的な情報から優秀なトレーダーの選び方まで解説します。
最後に、海外FXにおけるコピートレードでおすすめの業者を厳選して紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
コピートレードとは
コピートレードとは、経験豊富なトレーダーの取引をリアルタイムでコピーし、フォロワーの口座に反映させる仕組みです。これにより、投資初心者を含む誰もがプロトレーダーと同じ成績を目指せます。
コピートレードは専用のプラットフォームを通じて提供されます。フォロワーはプラットフォーム内で好みのトレーダーを選ぶだけで、そのトレーダーのリアルトレードの結果を自分の口座に反映できるのです。
フォロワーは、トレーダーが利益を上げたときだけ、その利益の一部をトレーダーに支払います。そのため、トレーダーは取引で勝利するたびに追加の収益が得られ、継続的に高いパフォーマンスを維持する動機が生まれます。
そのほか、海外FXではコピートレードに関する用語が統一されていないため、以下の表で確認しましょう。
種類 | 他の名称 |
---|---|
コピートレード | ミラートレード、ソーシャルトレード |
フォロワー | ユーザー、シグナル受信者 |
トレーダー | プロバイダー、シグナル配信者、マスター |
近年では、プラットフォーム内で知識と成功を共有するコミュニティ化も進んでおり、ソーシャルトレードと呼ばれることも増えています。
続いて、コピートレードと他のサービスとの違いや、その特徴を解説します。
コピートレードとEA(自動売買)の違い
コピートレードとEA(自動売買)は、ユーザーが取引をせずに自動化できる点で共通していますが、取引方法は異なります。
コピートレードは、コピーしたトレーダーの判断に依存します。一方、EAはプログラムされた通りに売買を行うため、規則的な結果が得られます。
そのほか、コピートレードとEAには以下のような違いがあります。
比較項目 | コピートレード | EA(自動売買) |
---|---|---|
使いやすさ | 簡単 | 複雑 |
使う口座(*) | 専用口座 | MT4/MT5口座 |
取引の判断 | トレーダー | プログラム |
費用 | 取引コスト 成功報酬 | ・取引コスト ・EAの購入費用 ・VPSの利用料 |
レバレッジ | 制限されやすい | 通常取引と同じ |
フォロワーがする事 | ・トレーダー選び ・ロット数の調整 ・開始と停止 | ・EA選び ・EAの稼働設定 ・VPSの設定 ・バックテスト ・ロット数の調整 ・開始と停止 |
(*)海外FXでは、通常の取引口座をそのまま使用できます。
コピートレードとEAは、各種設定や費用において大きな違いがあります。
まず、コピートレードは設定が非常に簡単です。専用口座を開設し、フォローするトレーダーを選ぶだけで、すぐに取引を開始できます。
取引コストと成功報酬のみで利用できるため、費用面でも負担が少ないです。また、コピー先のトレーダーが適切な判断をする限り、安定した利益を期待できます。
一方、EAは設定に時間と手間がかかります。MT4/MT5専用口座で利用するため、プログラムの設定やVPS(仮想専用サーバー)の準備が必要です。初期費用として、EAの購入費用やVPSの利用料が発生します。
しかし、一度適切に設定すれば感情に左右されない一貫した取引が可能となり、高度な取引戦略を実行できます。
結論として、初心者や手間をかけずに始めたい人にはコピートレードをおすすめします。一方、自分で細かく設定を行い、プログラムに従ったブレない取引をしたい人にはEAが向いています。
海外FXでEAを使いたい方は「海外FXの自動売買(EA運用)おすすめ業者ランキング」の記事を参考にしてください。自動売買がやりやすい取引環境の業者を紹介しています。
コピートレードとMAM・PAMMの違い
コピートレードとMAMおよびPAMMは、いずれもプロトレーダーによる取引を利用したサービスですが独自の特徴があります。
まず、コピートレードはプロトレーダーの取引をそのままコピーする方法で、ユーザーはいつでも取引を停止できます。
一方、MAMとPAMMは、プロトレーダーに資金を預けて運用を委託する方法です。MAMの場合、取引履歴を確認できますが、PAMMでは損益の結果のみを確認できます。どちらの方法でも、ユーザーは一度資金を預けると自分のタイミングで運用を停止できません。
このように、コピートレードは取引の柔軟性が高く、ユーザーが自分の判断で管理できるのに対し、MAMとPAMMはプロトレーダーに運用を完全に委託し、取引の詳細確認や停止には制限があります。
コピートレードの違法性
トレーダーとフォロワーがコピートレードを行うこと自体は違法ではありません。コピートレードの違法性が問われるのは、プラットフォームを提供する業者です。
例えば、国内FX業者がコピートレードを提供する場合、金融庁に登録して認可を受ける必要があります。さらに、認可を受けた業者であっても、適切な運営を行わず、投資家に対して不正確な情報を提供するなどの行為は違法となる可能性があります。
一方、海外FX業者は金融庁の規制対象外となるため、通常、日本で違法性が問われることはありません。ただし、金融庁の保護を受けられないため、海外FX業者のコピートレードを利用する際は、すでに多くの日本人が利用している安全性の高い業者を選ぶようにしましょう。
海外FXでは、コピートレード以外のサービスを利用することも違法ではありません。関連情報として「海外FXの違法性について」を参考にしてください。
海外FXと国内FXでのコピートレードの違い
国内FXは金融庁の規制により取引条件が制限されていますが、海外FXでは厳しい制約がないため、柔軟な取引条件を利用したコピートレードが可能です。
比較項目 | 海外FX | 国内FX |
---|---|---|
トレーダー数 | 多い | 少ない |
ボーナス | あり | なし |
最大レバレッジ | 1,000倍など | 25倍 |
ゼロカット | あり | なし |
手数料 | 取引コスト成果報酬 (0~50%) | 取引コスト |
税金 | 15~55% | 一律20% |
海外FXでは、世界中のトレーダーが登録できるため、選択できるストラテジーが多くなります。
トレードの証拠金としてボーナスが提供される上にハイレバレッジを利用できるため、少ない資金からコピートレードを始める方におすすめです。また、海外FXにはゼロカットがあるため、ハイレバレッジのリスクを抑えやすくなっています。
手数料に関しては、国内FXのほうが低いです。取引コストはスプレッドと取引手数料を合計したもので、海外FXでは通常、トレーダーに成果報酬も支払います。
税金については、コピートレードで稼げるようになると海外FXは不利になる場合がありますが、年間所得によって異なります。詳細は「海外FXの税金はいくら?」をご覧ください。
コピートレードは勝てない?
ネットやSNSでは「コピートレードは勝てない」という情報が見られるため、そう言われる3つの主な理由を解説します。
勝てないトレーダーも登録している
コピートレードのプラットフォームには、勝てないトレーダーも多数表示されます。それらのマイナスの成績も公開されるため、コピートレードの印象が悪くなることがあるでしょう。
しかし、海外FX業者のExnessのように、トレーダーの成績をもとに信頼性スコアを公開する業者であれば、勝てないトレーダーをかんたんに選択肢から外すことが可能です。
どのプラットフォームにも勝てないトレーダーが登録しているため、その選別を容易にする業者側のシステムは、コピートレードを利用する際の重要な条件です。
Exnessとは、固定式ゼロスプレッドや無制限レバレッジを提供する海外FX業者です。コピートレードの詳細は「Exnessのソーシャルトレーディングとは?」をご覧ください。
勝ち続けるトレーダーの発見が難しい
トレーダーの成績はプラットフォーム上で公開されているため、その時点で勝っているトレーダーを見つけることは簡単です。
しかし、相場状況が変化した際にも高い成果を出せるトレーダーは少なく、フォロワーにとって次の相場でも勝ち続けるトレーダーを見つけることは難しいです。そのため、高い成果を出すフォロワーの多くは、成績の良いトレーダーをフォローし続ける一方で、相場に合わせてフォローするトレーダーを入れ替えています。
例えば、国内FXのコピートレードで有名な「みんなのシストレ」では、成績の良いフォロワーのポートフォリオが公開されています。
(*)画像内の「もっと見る」をクリックすると、ポートフォリオを確認できます。
1位のフォロワーは14人のトレーダーをフォローしており、2位と3位は24人のトレーダーをフォローしています(2024年5月31日時点)。
好みのトレーダーが勝ち続けると信じることはリスクが高いです。コピートレードでは通常、複数のトレーダーをフォローしてリスク分散を行い、長期間にわたり緩やかな右肩上がりの資産増加を目指します。
トレーダーの大損失後に継続するフォロワーが少ない
勝ち続けるトレーダーでも大きな損失を出すことがあります。その際、フォロワーがそのトレーダーのフォローを中止してしまうことが、コピートレードが勝てないとされる理由です。
コピートレードでは、トレーダーやストラテジーの成績が損益グラフで公開されます。例えば、①の期間ではわずか3日間で「実現損益+評価損益」が30万6,000円からマイナス6,000円まで減少しています。
このトレーダーをフォローし続ければ、結果的に高い成果(②)を出せることになりますが、トレーダーの手法を十分に理解していなければ、フォローを続けることは難しいでしょう。
このことから、大きな損失を出した後も一定期間フォローを続け、その後ポートフォリオから外すかどうかを判断することが重要です。
コピートレードのメリット
続いて、コピートレードのメリットを紹介します。
稼いでいるプロトレーダーと同じ成績を残せる
コピートレードの最大のメリットは、成功しているプロトレーダーと同じ成績を残せることです。初心者でもプロトレーダーの高度なスキルや分析力を自動的に再現できます。
フォロワーは定期的にトレーダーのパフォーマンスをチェックし、コピーを続けるかどうかを判断するだけで、市場を監視したり複雑なテクニカル分析は必要ありません。
さらに、コピートレードは透明性が高く、プロトレーダーの過去から現在の取引履歴を確認して自分に合ったトレーダーを選べます。これによりリスク管理が容易になり、投資目標に合わせた戦略を立てやすくなります。
24時間放置で安定収入を目指せる
コピートレードの大きなメリットは、24時間放置しても収入を得られることです。プロトレーダーが市場で取引を行うため、フォロワーは自分の時間を割く必要がありません。
これにより、子育てに忙しい方やフルタイムの仕事を持つ方でも、効率的に稼ぐことができます。市場の監視や複雑な分析は不要なため、今まで通りの生活リズムを崩さずに済みます。
これまで見過ごしていた取引のチャンスを捉えることができるので、利益を逃して後悔することもなくなるでしょう。
ポートフォリオを多様化してリスク分散できる
コピートレードであれば、複数のトレーダーをフォローすることでポートフォリオを多様化し、リスク分散ができます。
例えば、同じ銘柄であっても異なる取引手法をもつトレーダーをコピーしてリスクを軽減できます。
フォローするトレーダー | 得意な取引手法 |
---|---|
トレーダーA | 上昇トレンドでのロング |
トレーダーB | 下降トレンドでのショート |
トレーダーC | レンジトレード |
また、よく知らない商品でも、優秀なトレーダーをフォローすることによって収益チャンスが広がります。
商品 | フォローするトレーダー |
---|---|
通貨ペア | トレーダーD |
仮想通貨 | トレーダーE |
個別株 | トレーダーF |
このように、コピートレードは市場リスクを減らしながら、さまざまな収益を得るための有効な手段となるのです。
難しい設定が必要ない
コピートレードでは、専門的な設定は一切不要です。フォローするトレーダーを選んだ後、ロット数を調整し、開始と停止をクリックするだけで取引を始められます。
一方、EA(自動売買)を利用する場合、VPS(仮想専用サーバー)の契約やバックテストが必要で、本格始動までにいくつか準備しなければいけません。また、相場や銘柄に応じたパラメータ設定も必要です。
EAの自動売買は専門的な作業があるため、中上級者向けと言えます。一方、コピートレードはプラットフォームの指示通りに進めるだけのため、初心者でも簡単に始められるメリットがあります。
トレーダーはフォロワー増加分が収益につながる
コピートレードでは、トレーダーは自身のパフォーマンスを公開し、フォロワーを増やすことで収益が拡大します。さらに、SNSを活用することでフォロワーを効率的に増やし、取引からの収入アップに弾みをつけられます。
フォロワーが定着すれば、普段通りのトレードを続けるだけで利益に成果報酬が上乗せされます。
コピートレードのデメリット
コピートレードのデメリットは以下の通りです。
手数料内の成果報酬が高い
コピートレードで発生する手数料には、取引コストと成果報酬があります。
- 取引コスト:スプレッドと取引手数料の合計
- 成果報酬:利益から差し引かれる手数料
例えば、海外FXでの成果報酬は、一般的にフォロワーが利益を得たときのみ発生し、その割合は0〜50%が目安になります。
コピートレードは、ほぼ完全な不労所得を目指せるサービスです。その対価として、利益の何割までを手数料として許容できるかを十分に検討しましょう。
実践的なトレード技術が身につかない
コピートレードのデメリットは、自分で相場を分析したり、トレード手法を検証する機会が失われることです。プロトレーダーの取引を見ても、その手法を実践しなければトレード技術は身につきません。
さらに、コピートレードに依存するとフォロワーの資産は常にプロトレーダーの成果に左右されます。実践的なトレード技術を身につけるためには、自分で市場を分析し、リスクを取ってトレードすることが重要です。
トレーダーの成績悪化と取引中止のリスクがある
コピートレードの最大のデメリットは、フォローするトレーダーの成績悪化と取引中止のリスクがあることです。トレーダーのパフォーマンスが低下すると、そのままフォロワーの資産にも悪影響が及びます。
さらに、トレーダーが突然取引を停止することがあると、フォロワーは新しいトレーダーを探さなければならず、一貫した成績を維持することが難しくなります。
コピートレードに依存すると、トレーダーの成績悪化や取引中止に伴うリスクを常に抱えることになります。
海外FXには詐欺業者が多い
海外FXには詐欺業者が多く、その一部が日本の方にコピートレードを提供しています。高額ボーナスやハイレバレッジを材料に、「1ヵ月で経済的自由が手に入る!」といった誇大広告を出す業者には注意が必要です。実際に海外FXの持ち逃げ事件も発生しています。
コピートレードを安全に行うためには、プラットフォームを提供する海外FX業者の信頼性を確認してください。金融ライセンスや実績を基に選ぶことで、詐欺のリスクを減らすことができます。
コピートレードの注意点
コピートレードの注意点も確認しておきましょう。
プラットフォームの安全性を確認する
コピートレードを始める際には、プラットフォームの安全性を確認しましょう。主なチェック項目は、規制当局からの許可、プラットフォームのセキュリティ体制、他のフォロワーの評判や口コミなどが挙げられます。
また、プラットフォームはコピートレードを行うオンラインシステムであるため、その運営業者の信頼性も確認すべきです。金融ライセンスや運営実績など、さまざまな観点から評価できます。
海外FXでコピートレードすることを検討している方は、「海外FXの信頼性と安全性」を参考にしてください。
さらに、フォローするトレーダーが信頼できるかどうかも重要です。プラットフォームの運営業者がトレーダーを審査しているかを調べましょう。
例えば、海外FX業者のExnessは、トレーダーが登録する際に本人確認書類や住所確認書類、経済状況プロフィールを要求し、身元を確認した上で認証しています。これにより、プラットフォームの信頼性が向上し、より安全性が高くなるのです。
利益に税金がかかる
コピートレードの利益にも税金がかかります。収益から手数料を差し引いた後の利益が課税対象となるため、確定申告が必要です。
通常のトレードも行っている場合は両方の利益を合算し、そこから必要経費を差し引いた金額に対して税金が課されます。
例えば、FXのコピートレードでは海外FXと国内FXで税金の扱いが異なります。
項目 | 海外FX | 国内FX |
---|---|---|
課税方法 | 総合課税 | 申告分離課税 |
所得の種類 | 雑所得 | |
税率(住民税込) | 15~55% | 一律20% |
コピートレードと通常のFXトレードの税金の確定申告の方法は同じです。海外FXに関する詳細は「海外FXの税金はいくら?」をご覧ください。
フォローするトレーダーを入れ替える
コピートレードでは通常、複数のトレーダーをフォローしてポートフォリオを作り、リスクを分散させます。そして一定期間が経過したら、パフォーマンスの良いトレーダーと悪いトレーダーを入れ替え、ポートフォリオを相場に合わせて最適化していきます。
リスク管理のため、勝ち続けているトレーダーに資金を集中させることは控えてください。
リスクを軽減させるために分散投資を心がけ、定期的にトレーダーの成績を確認してフォローを続けるかどうかを検討しましょう。
取引コストが低い業者を選ぶ
コピートレードの利益率を高くするためには、手数料に含まれる取引コストを低くすることも重要です。
手数料は、トレーダーに支払う成果報酬とプラットフォーム提供業者に支払う取引コストに分けられ、この取引コストはスプレッドと取引手数料の合計となります。
例えば、海外FXでは変動スプレッド方式のため、国内FXのコピートレードよりも取引コストが高くなるように感じますが、業者によってはゼロスプレッドを提供しているところもあります。
後ほど「コピートレードでおすすめの海外FX業者ランキング」において、業界最低水準の取引コストの業者を厳選して紹介します。
コピートレードランキングから勝てるトレーダーを選ぶ方法
コピートレードで安定した収入を得るためには、フォローするトレーダーの選び方が重要です。プラットフォームを提供する業者は、以下のような成績を公開しているので、リターン以外の項目にも注目しましょう。
具体例として、海外FX業者が提供するコピートレードで勝てるトレーダーの選び方を紹介します。
これらの基準は、FX以外の商品にも適用できるので、ぜひ参考にしてください。
運用成績のグラフが緩やかな右肩上がり
優秀なトレーダーは、運用成績のグラフが緩やかな右肩上がりで安定しています。このような成績を残すトレーダーを選ぶことで、リスクを抑えながらの資産形成が可能です。
一方、成績が右肩下がりや激しく上下するトレーダーは避けるべきです。大きな損失を避けるためには、最大ドローダウンが20%以下を目安とします。
成績が安定したトレーダーを選ぶことで、FXの複利効果を活かした資産運用が可能です。
長期間運用している
フォローするトレーダーの利回りと運用期間を合わせて確認しましょう。海外FXでは、登録直後に100%を超える利回りを示すトレーダーもいますが、運用期間が短い場合は信頼性に欠けるためです。
スキャルピング手法のトレーダーであれば、最短3ヵ月で実力が把握できるでしょう。スイングトレードの場合は1年間の成績を確認することで、上昇トレンド、下降トレンド、レンジ相場での実力を把握できます。
さらに、リーマンショックのような暴落相場を乗り越え、通常相場でパフォーマンスを高めたトレーダーは信頼性が一段と高まります。理想としては、複数の相場を乗り越え、長期的に右肩上がりの資産形成を実現しているトレーダーです。
損切りを徹底している
トレーダーを選ぶ際には、損切りを徹底していることを確認してください。損切りをせずに含み損のポジションを持ち続けるトレーダーは避けるべきです。
損切りを徹底していないトレーダーは、勝率を見ればすぐに分かります。ナンピンをしていないか、証拠金維持率を保つために資金を追加して耐えていないかを確認します。
最大ドローダウンが小さい
ドローダウンが大きくなるほど、トレードで負けた後に元の資産まで回復する可能性が低くなります。一般的に許容される最大ドローダウンは20%以下とされています。
フォローするトレーダーが最大ドローダウンを更新したときは注意が必要です。これは、トレーダーが苦手とする相場に変わるサインかもしれません。
例えば、上昇トレンドからレンジ相場に転換する場合、相場の天井圏から突然急落することがあります。ロング戦略を得意とするトレーダーが最大ドローダウンを更新した場合、その後の成績が振るわなくなることが多いです。
最大ドローダウンの更新は、トレーダーが相場にうまく対応できなくなるサインと見なすことができ、適切なタイミングでフォローを見直す際に役立ちます。
フォロワー数が多い
フォロワー数は、効率的なトレーダー選びの目安となります。そのトレーダーには人気を集める理由があるため、フォロワー数の多いトレーダーから詳細をチェックすると良いでしょう。
ただし、フォロワー数が多いからといって必ずしも成績が優れているとは限りません。一部のトレーダーはSNSを利用して集客していることもあるため、純粋に成績が評価された結果であるかを見極めることが重要です。
ポートフォリオでリスクを軽減する
ポートフォリオを作ることは、コピートレードでリスクを軽減するための基本です。まず、各トレーダーの運用戦略が似ないように注意しましょう。同じ戦略を持つトレーダーばかりをフォローすると、相場の変動によるリスクが集中してしまいます。
具体的には、少数の銘柄に対して異なる取引手法を有する複数のトレーダーを選ぶか、複数の銘柄を運用する少数のトレーダーを選ぶ方法があります。
このように、複数の取引手法や相関性の低い銘柄を組み合わせたポートフォリオを作ることでリスクを軽減し、安定した資産運用が可能です。
コピートレードでおすすめの海外FX業者ランキング
業者名 | プラットフォーム名 | 取引メリット |
---|---|---|
Exness | ソーシャルトレーディング | ・圧倒的な情報量 ・ポートフォリオを組みやすい ・無制限レバレッジと最狭スプレッド |
TitanFX | Titan FX Social | ・フォロワーとチャットできる ・ポートフォリオを組みやすい ・低スプレッドと安定した高い約定力 |
ThreeTrader | HUBx | 業界最低コストを実現 |
海外FXのコピートレードでは、長年の運営実績と国際的な大規模プラットフォームを提供するExnessがおすすめです。
Exnessは、コピートレードに登録するトレーダーの身元を独自に審査しており、安全性の面でも非常に信頼できます。
また、TitanFXやThreeTraderも優れた取引環境を提供しており、日本語サポートが素晴らしい人気の実力業者です。
それでは、3つの業者の特徴とコピートレードの概要を確認しましょう。
Exness:ソーシャルトレーディング
海外FXのコピートレードで最もおすすめの業者は、Exness(エクスネス)です。
月間のアクティブユーザー数が80万人を超えており、多くのトレーダーがコピートレードを利用しているため、フォロワーは豊富な選択肢からポートフォリオを最適化できます。
- 世界最難関のFCAライセンス保有をはじめ、法令遵守のグループ経営
- 無制限レバレッジや固定式ゼロスプレッドを提供する高度な取引環境
- 月間アクティブユーザー数80万人以上(2024年6月時点)
Exnessは2008年に設立され、イギリスFCAやキプロスCySECの金融ライセンスを保有しています。
設立から16年が経過した2024年現在も、安全で安定した経営基盤を維持しながら国際的にサービスを提供しており、長年の運営実績は信頼性の高さを示しています。
Exnessが提供するコピートレードのソーシャルトレーディングについて、特に注目すべき3つのポイントを紹介します。
取引メリット | ポイント |
---|---|
ポートフォリオを組みやすい | 登録済みのストラテジー数が1,000個以上 |
圧倒的な情報量 | トレード戦略・トレード結果と統計・トレーダーのプロフィールなど |
無制限レバレッジと最狭スプレッド | 通常の口座タイプと同じ取引条件 |
Exnessでは世界各国のトレーダーが登録しており、プラットフォームで選べるストラテジー数は2024年6月時点で1,436個に達します。
プラットフォームのフィルター機能が優れているため、トレーダーのリスクスコア、安全性、フォロワー数、リターン率50%以上など、細かな条件でトレーダーを絞り込むことができます。
また、コピートレード専用の口座を開設する手間がかかりません。無制限レバレッジや業界最狭スプレッドを提供する通常の取引口座とリンクして、そのまま使用できます。
Exnessのソーシャルトレーディングを利用すれば、効率よく洗練されたコピートレードのポートフォリオを作成できます。安定した副収入を得るためにも、ぜひ活用してみてください。
\レバレッジ無制限×超低スプレッド!/
TitanFX:Titan FX Social
TitanFX(タイタンエフエックス)は、バヌアツ共和国に拠点を構える信頼性の高い海外FX業者です。ESG経営に積極的で、現地の方を採用し、バヌアツの経済発展に貢献する取り組みが評価されています。
TitanFXが提供するコピートレードのTitan FX Socialについて、重要な3つのポイントを紹介します。
取引メリット | ポイント |
---|---|
フォロワーとチャットできる | グループチャットでの会話やプロトレーダーへの質問が可能 |
ポートフォリオを組みやすい | ランキング機能で希望のトレーダーをスムーズに発見 |
低スプレッドと安定した高い約定力 | 通常の口座タイプと同じ取引条件 |
Titan FX SocialがExnessのソーシャルトレーディングと異なる点は、グループチャットで世界中のフォロワーと意見交換できることです。チャートや取引履歴を画像添付できるので、具体的なアドバイスを受けながらポートフォリオを改善できます。
また、プロトレーダーに直接質問できるため、リアルタイムでの疑問解消や取引の改善に役立ちます。良好な関係を築けば、ストラテジーの上手な使い方なども教えてもらえるでしょう。
TitanFXでは、コピートレード専用の口座を開設する手間がかかりません。低スプレッドや高い約定力で定評のある通常の取引口座とリンクして、そのまま使用できます。
コピートレードに慣れていないうちは、一人で安定した結果を残すことが難しいものです。毎月良い成績を残すフォロワーとチャットで相談しながら始めたい方には、特にTitan FX Socialがおすすめです。
\低スプレッド×高約定で上級者に人気!/
※公式サイト:https://titanfx.com/jp
ThreeTrader:HUBx
ThreeTrader(スリートレーダー)は、業界で最も狭いスプレッドを提供し、取引手数料が往復4ドル/ロットで最低水準であることから、スキャルピングに最適な海外FX業者です。
コピートレードのプラットフォーム「HUBx」にも同じ取引条件が適用されるため、非常に低い取引コストで収益性を高めることができます。
HUBxでは、フォローしたいトレーダーを見つけた場合、フォロワーは自分のIDをトレーダーに伝え、承認されるとコピートレードを開始できます。
ただし、HUBxの使い勝手には一部不満を覚えるかもしれません。ExnessやTitanFXのプラットフォームと比べて、トレーダーの登録数やフィルタリング機能が少ないからです。
それでもThreeTraderをおすすめする理由は、業界最低水準の取引コストを提供しているからです。ThreeTraderのスプレッドは常にExnessと業界トップを競い合っています。メジャー通貨ペアに関しては、ゼロスプレッド固定になることもあり、取引手数料が安いため、ThreeTraderの方が取引コストが低くなる傾向があります。
HUBxは特定の取引に特化したコピートレードに向いています。ポートフォリオを組むのではなく、特定の相場に強いトレーダーを見つけることで、業界最低のコストで利益率を高め、短期的な大きな収益を期待できます。
\業界最安スプレッド&取引コスト!/
コピートレードに関するよくある質問
コピートレードに関するよくある質問と回答を紹介します。
- コピートレードは勝てない?
-
いいえ、コピートレードは勝てないわけではありません。ただし、勝ち続けるためには成績の良いトレーダーでポートフォリオを組み、定期的にフォローしているトレーダーの成績を見直し、現在の相場に最適なトレーダーに入れ替える必要があります。
- コピートレードのメリットは?
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コピートレードのメリットは主に4つあります。「プロトレーダーと同じ成績を追求できる」「24時間放置で安定収入を目指せる」「ポートフォリオを多様化してリスクを分散できる」「難しい設定が不要」です。また、トレーダーはフォロワーが増えることで成果報酬が増加します。
- コピートレードの確定申告の方法は?
-
コピートレードの確定申告の方法は、通常の取引と同じように総合課税の雑所得として申告する必要があります。海外FXにおける一般的な手続きと変わらないので、概要は「海外FXの税金はいくら?節税・計算・確定申告など基本解説」を参考にしてください。
- コピートレードで得たお金に税金はかかる?
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はい、コピートレードで得たお金には税金がかかります。取引による利益は雑所得として総合課税の対象となり、確定申告が必要です。具体的には、コピートレードで得た収益から必要経費を差し引いた利益が課税対象となります。
- ミラートレードとコピートレードの違いは?
-
ミラートレードとコピートレードには違いはなく、呼び方が異なるだけです。また、ソーシャルトレードとも呼ばれることがあり、この場合、プラットフォーム内でフォローするトレーダーや他のフォロワーとコミュニケーションが取れるコミュニティ機能が充実しています。
- コピートレードは違法?
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コピートレードは違法ではありません。トレーダーとフォロワーがコピートレードを行うこと自体には問題ありません。違法性が問われるのは、プラットフォームを提供する業者です。
- コピートレードで出金できる?
-
はい、コピートレードで出金できます。通常のトレードでユーザーが出金する場合と同様に、フォロワーの口座に利益が反映された後に出金が可能です。
- コピートレードのやり方は?
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最初に通常の取引口座と同様に専門口座を開設します。その後、フォローするトレーダーを選び、ロット数を調整し、開始と停止をクリックするだけで取引を始められます。海外FXでは、コピートレードを申し込むと、通常取引用として先に開設したリアル口座と自動的にリンクされ、すぐに取引を開始できます。
- コピートレードでおすすめの海外FX業者は?
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コピートレードでおすすめの海外FX業者は、Exness、TitanFX、ThreeTraderです。いずれも取引コストが低く、利益を拡大しやすい環境となります。特にExnessはプラットフォームが大規模で、世界中から多数のトレーダーが登録しているため、投資目標に合わせたポートフォリオを組みやすくなっています。
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