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海外FXの信託保全はごく僅か!分別管理との違いや安全な業者の選び方

海外FXは信託保全がない?分別管理との違いや安全な業者の選び方

海外FXの信託保全について、その仕組みが分からないことや多くの業者が採用していないことが海外FXの利用を躊躇する理由になっています。

一方で、多くの海外FX業者は自社とユーザーの資産を別々に管理する分別管理を採用しており、賠償責任保険の加入や損害補償機関への加盟によって、資産を守る体制を強化しています。

この記事では、海外FXで信託保全に代わるユーザーの資産の守り方について解説し、信託保全がなくても安心して利用できる5つの海外FX業者を紹介します。

資産管理の観点から安全性の高い業者の選び方や、リスクを著しく下げて海外FXを利用する方法も解説します。

信託保全なしでも安心な業者

ちなみに、海外FXのボーナスのみで取引すれば、自己資金を失う心配がなくなります。

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海外FX業界全体の中でのおすすめ口座ランキングが気になる方は以下の記事を参考にしてください。実際にさまざまな海外FX業者を使ってみた経験や、数多くのトレーダーの生の声からわかる安全性や信頼性、メリット・デメリットをもとに総合的に比較しています。
関連記事:人気海外FX業者のおすすめ比較ランキング2024

目次

海外FXの信託保全とは?

海外FXの信託保全とは、業者がユーザーから預かった資産を銀行などの第三者のもとで保全する仕組みです。

この資産には入金額を含む口座残高、トレードで得た利益、プラススワップや未決済の利益まで含まれるため、信託保全があるだけでユーザーは海外口座における資産管理の不安を軽くできます。

また海外FX業者にとっては、ユーザーに対して責任を持って資産を保全する表明となり、自社のブランド価値の向上に役立ちます。

ただし、海外FX業者には日本の法律が適用されず、各業者が保有する金融ライセンスは一般的に信託保全が義務ではないため、大半の業者は多額の費用がかかる信託保全を採用していません。

信託保全の詳細は、後ほど「信託から資産返還までの流れ」で説明するので、先に分別管理との違いや業者ごとの資産管理の方法を確認しましょう。

信託保全と分別管理との違い

海外FXの分別管理とは、業者がユーザーから預かった資産と自社の資産を別の口座に分けて管理する仕組みです。

仮に業者が倒産してもユーザーと業者の資産は分けて保管されているので、完全に保護されて全額を回収できる可能性が残ります。

ただし、分別管理は一般的に業者自身がユーザーの資産を管理できるため、いつでも入出金できる状態です。そのため、経営難に陥った業者が一切手を付けないでいることは考えにくいと言えるでしょう。

また業者が倒産した場合、一般的に第三者が資産を差し押さえるため、分別管理されているユーザーの資産が全額返還される可能性は低いとされています。

信託保全が義務化されていない海外FXだからこそ、業者ごとの資産管理の方法を調べることが重要です。

海外FX業者の信託保全と分別管理

海外業者の中でも特に日本の方から人気の10社に限定して、資産管理の方法をまとめました。

海外FX業者資産管理方法保険・補償
XMTrading分別管理なし
FXGT分別管理ブローカー向け
賠償責任保険
Exness分別管理なし
BigBoss分別管理なし
AXIORY信託保全最大2万ユーロ補償
TitanFX分別管理最大2万ユーロ補償
ThreeTrader分別管理最大2万ユーロ補償
IS6FX分別管理なし
IronFX分別管理なし
easyMarkets分別管理なし
海外FX業者の信託保全と分別管理

注目の業者はAXIORY(アキシオリー)です。他業者が分別管理で済ます中で信託保全を採用し、最大2万ユーロの補償まで付きます。海外FXで資産の安全性を優先する方は、AXIORYを利用すると良いでしょう。

後ほど分別管理だけの海外FX業者を安全に利用する方法を解説するので、信託保全がないからといって余計な心配をすることもなく、ハイレバレッジや高額ボーナスを活用できることが分かります。

海外FX業者が信託保全をしない理由

海外FX業者が信託保全を採用しない理由を解説します。

国内FXとの違いも兼ねているので参考にしてください。

金融ライセンスの保有条件ではない

海外FX業者が取得した金融ライセンスには、保有条件として信託保全がありません。日本向けにFXやCFDを提供する業者は、規制が厳しくないオフショアで金融ライセンスを取得しているためです。

オフショアとは?
タックスヘイブンや租税回避地とも呼ばれ、意図的に税金を安くして事業者や投資家を誘致し、海外の資本を獲得する国や地域を指します。税制優遇と併せて規制当局の監査がゆるく、海外への事業展開が比較的自由であることから、海外FX業者が活用しています。

オフショアの中にはペーパーカンパニーに対して金融ライセンスを発行する国もあります。

海外FX業者としては都合が良く、便宜上、規制当局の監査により一定の安全性が担保されたことになるため、インターネット上でFXやCFDを提供しやすくなります。

信託先に支払う費用が高い

信託保全では海外FX業者が信託先(銀行等)に支払う費用が高いため、金融ライセンスで義務化されていない限りは分別管理で済ますことが一般的です。

業者からの信託を管理・運用する銀行は、資産の保全・セキュリティ対策・取引インフラの維持・マネーロンダリング対策・レポート作成など、様々な業務が発生します。

信託料は海外FX業者と銀行等の個別契約に基づきます。金融ライセンスで義務化されていないにもかかわらず、高額な費用を支払ってまで実施するメリットが少ないと考えられます。

分別管理している

海外FX業者は信託保全の代わりに分別管理で顧客資産を保護しています。海外FXでは、一般的に第三者となる銀行などにユーザーの資産を管理のみしてもらうことで、顧客資産を完全に守ることを約束しています。

万が一、利用する業者が経営破綻した場合、銀行などにあるユーザーの資産は差し押さえられる対象になりますが、業者の経営に懸念点がなければ、分別管理であっても問題ないと言えるでしょう。

金融庁の監督下にある国内FXの信託保全を知ると、海外FXにおける顧客資産の管理体制に疑問や不安を覚えて当然です。

しかし、10年以上も日本の方にサービスを提供する大手業者であっても分別管理のみが通常であり、海外FXに慣れている方には当然のこととして受け入れられています。

ゼロカットできる資金がある

海外FXは基本的にスプレッドと取引手数料で稼ぐビジネスモデルです。世界中のトレーダーを対象にFXやCFDを提供し、大量に売買されることによって潤沢な資金がプールされ、ゼロカットの補填金額に充てられます。

国内FXのように手数料無料かつスプレッド競争の厳しい環境下、人口の少ない日本人のみを対象にしたサービスとは異なります。

例えば2015年1月のスイスフランショックにおいて、XMは顧客が抱えたマイナス金額を全額負担しています。

スイス国立銀行がEUR/CHFの上限撤廃を決定したことによって引き起こされた最近の市場での非常に大きな値動きによって、XMはスイス国立銀行による大混乱の影響は受けていないことをお客様に保証致します。
(中略)
先週中にマイナス口座残高が発生した全てのお客様は、当社の評判と強みへのお約束を果たす為に、マイナス残高が起こりうる他のケース同様に、マイナス残高は既にリセットされています。
(後略)

引用:XM企業ニュース「重要なお知らせ – CHFに関する更新

当時は大手証券会社が倒産に追い込まれ、日本では借金を背負うトレーダーが発生する中、XMのゼロカット完遂は同社の資産管理体制の健全性を証明しました。

海外FX業者が加入する基金・保険・補償

海外FX業者が加入する基金と保険、および加盟する補償機関を紹介します。

補償を受ける対象が業者またはユーザーと異なる点にも注目しましょう。

投資家補償基金(ICF)

投資家補償基金(Investor Compensation Fund、以下「ICF」と称する)は、多くの国で設立されている金融市場における投資家保護の仕組みの一部です。

ICFは、金融機関や証券取引所が倒産したり、不正行為によって投資家が損失を被った場合に、一定の補償を提供するために設けられています。

ICFの具体的な仕組みや規模は国によって異なりますが、一般的な目的は投資家の信頼性と保護を高めることです。

例として、日本には「投資者保護基金」があり、証券会社が分別管理の義務に違反したことによって投資家に金銭や有価証券が返還されない場合、上限1,000万円までの補償が支払われます。

ただし、FXやCFDなどの投機性の高いデリバティブ商品は対象外です。これは他国も同様で、例えば英国金融行為監視機構(FCA)やキプロス証券取引委員会(CySEC)で加入が義務づけられている基金も、FXが補償の対象になるかは個別の問い合わせが必要です。

国や地域によってICFの規模や運用方法は異なります。トレーダーは海外FX業者が拠点を構える国の法律を順守することが補償対象に入る第一条件です。

The Financial Commission

The Financial Commission(以下「FinaComと称する)は、トレーダーとブローカー(海外FX業者等)の紛争解決を専門とする機関です。

政府や各国で金融ライセンスを発行する監督当局から独立しており、交渉における透明性を保ちながら友好的に問題解決に導いています。

FinaComの主な役割
  • 海外FX業者に対して実効性のある規制と処分の永続的な執行
  • トレーダーとFX業者における紛争の無償仲裁と公正な解決策の決定
  • 加盟業者からなる特別補償基金から苦情1件につき最大2万ユーロを補償

FinaComは2022年だけで3,000件を超える苦情を処理し、トレーダーに238,000ドル以上を補償しました。紛争解決の平均日数は5、6日です。

FinaComに加盟する海外FX業者の例は以下の通りです。

海外FX業者登録日約定監査(*1)
AXIORY2016年11月1日
TitanFX2020年11月23日2023年9月1日
ThreeTrader2022年12月19日
FinaComに加盟する海外FX業者

(*1)独立系の第三者機関であるVerifyMyTradeと提携して注文執行の質(スピードやプライシング)を監査します。

ブローカー向け賠償責任保険

ブローカー向け賠償責任保険は、金融事業者としての業務に関連するリスクに備えるための保険です。

ブローカーが不正行為・誤ったアドバイス・契約違反などによって、トレーダーを含む第三者に損害を与えた場合、賠償責任における以下のような金銭的負担を軽減します。

  • 顧客保護:ブローカーの誤った行為で顧客が損失を被った場合の補償全般
  • リスクカバレッジ:取引の執行エラーなどが原因の賠償金
  • 法的請求への対応:弁護士費用や訴訟費用

以下のような賠償責任保険への加入は、トレーダーに対して資産保護の施策としてアピールできます。

保険名称保険会社海外FX業者
Renaissance Insurance ReinventedRenaissance Insurance BrokersFXGT
Professional Indemnity for Financial Institutions Insurance AIG Europe LimitedIFC Markets
賠償責任保険に加入する海外FX業者

保険会社は加入者のリスクを考慮して商品をカスタマイズするので、海外FX業者にはリスク対策として活用されています。

また、国によっては金融ライセンスの取得要件にあるため、規定を守るためにも必要な保険です。

続いて海外FXの信託保全と分別管理の基本の仕組みを解説しますが、先に資産管理の点から安心して利用できる業者を知りたい方は「信託保全なしでも安心できる海外FX業者の選び方」から読み進めてください。

海外FXの信託保全の仕組み

海外FXの信託保全は詳細が説明されていないので、国内FXの仕組みを参考にしながら解説します。

利用する業者における資産管理への理解を深めていきましょう。

信託から資産返還までの流れ

海外FX業者の信託スキーム(信託保全の枠組み)として、日本の金融先物取引業協会の資料を参考にしましょう。

信託スキーム(平常時)
出典:金融先物取引業協会「信託スキームの例

信託スキームに登場する人物や組織を、海外FXでは以下のように置き換えます。

  • 受益者:ユーザー
  • 委託者:海外FX業者
  • 受託者:業者がユーザーの資金を預託する銀行など
  • 受益者代理人:業者等の役職員など

仮に日本と同じ信託スキームであれば、海外FX業者(委託者)はユーザーの資産について以下の金額を日々算定して銀行(受託者)に信託しています。

  • 口座残高
  • 実現損益
  • 評価損益
  • スワップ損益
  • 未払手数料

最後に、業者等の役職員などが信託残高を確認します。

海外FX業者が経営破綻した場合には、業者から銀行に運用・管理の指示は一切できず、ユーザーの資産が保全されます。

信託スキーム(破たん時等)
出典:金融先物取引業協会「信託スキームの例

受益者代理人は業者等の役職員などから現地の弁護士などへ切り替わり、ユーザーに対して公平かつ確実に信託財産が返還されるように図られます。

日次信託と即時信託の違い

日次信託とは、FX業者が営業終了時にユーザーの口座残高や評価損益等を算定して合計した金額を受託者の銀行などに信託することです。

ユーザー →(①)→ FX業者 →(②)→ 受託者
①:証拠金入金、②:信託の追加

ユーザーが入金した後にFX業者が受託者に信託する手順のため、ユーザーの資金が信託保全されるまでに数日かかることがあります。

一方の即時信託は、ユーザーの資金がFX業者を経由せずに直接受託先で入金・信託される仕組みです。

ユーザー →(③)→ 受託者
③:証拠金入金と信託の追加

即時信託は先進的なサービスのため日本では一部のFX業者のみが採用しており、受託者は信託会社などに限られています。

信託保全なしでも安心できる海外FX業者の選び方

信託保全がなくても安心して利用できる海外FX業者の選び方を解説します。

海外FXでハイレバレッジや高額ボーナスを活用するには、分別管理だけの業者を利用します。1つでも多くチェックして、安全性の高い海外FX業者を選びましょう。

口座開設ボーナスがもらえる

海外FXでは、業者からもらえる口座開設ボーナスを使えば、1円も入金することなくトレードを始められます。

ボーナスのみの出金はできませんが、トレードの証拠金になるので、海外FXを無料体験したい方におすすめです。

海外FX業者口座開設ボーナス金額
FXGT15,000円分
XMTrading13,000円分
IS6FX当サイト限定23,000円分
(通常3,000円分)
海外FXを無料体験できる口座開設ボーナス(2023年9月付)

FXGT・XMTrading・IS6FXでは100倍を超えるレバレッジが使えるので、いずれの業者もボーナスのみで100万円以上を取引できます。

自分のお金を海外口座に入金していなければ、信託保全のあり・なしは元本分について関係ありません。業者の経営状況や元手を出金拒否される心配がなくなります。

口座開設ボーナスの最新情報をチェックしたい方は、以下の記事をご覧ください。最新の入金不要ボーナスについての情報を常に更新しています。
関連記事:海外FXの口座開設ボーナス高額ランキング2023

金融ライセンスを保有している

海外FXには、金融ライセンスを保有しないまま日本向けにFXやCFDを提供する業者がいます。彼らは金融サービスに関する監査を一切受けていないので、倒産リスクは誰にも分かりません。

一方で金融ライセンスを保有している海外FX業者であれば、取得国の規制当局(日本は金融庁)から監査を受けるため、会社の安全性がある程度担保された状態です。

海外FX業者が保有する金融ライセンスは公式サイトのページ最下部に掲載されているので、一例としてXMの公式サイトを確認しましょう。

XMが保有する2種類の金融ライセンス情報
XMが保有する2種類の金融ライセンス情報

2つの運営会社がXMを共同運営しているので、2種類の金融ライセンスの情報が掲載されています。

  • Tradexfin Limitedは、証券ディーラーライセンス番号SD010の下、セーシェル金融庁(FSA)により規制されています。
  • Fintrade Limitedは、証券ディーラーライセンス番号GB20025835の下、モーリシャス金融サービス委員会(FSC)より、規制されています。

Tradexfin Limitedであれば、セーシェル金融庁(FSA)の監督下で法律を順守していることが、金融ライセンス(SD010)で証明されています。

他の海外FX業者も同じ調べ方なので、参考にしてください。

資産管理の方法を公表している

海外FX業者が分別管理していることを、公式サイトの明示から確認しましょう。資金管理の方法を公表しない業者であれば、ユーザーの資産を流用した自転車操業も否定できません。

資産管理における預託先の機関等が分かれば安全性が高まりますが、海外FXでは枠組みの説明に留まることが一般的です。

一例として、XMにおける顧客資金の管理方法を確認しましょう。

顧客資金の分別管理:お客様のご資金は、会社の資金とは別に分別管理された口座に保管されるため、万が一債務超過が発生した場合でも、お客様のご資金は保護されます。
優良金融機関パートナー:お客様のご資金および当社の運転資金はEUの定評ある優良金融機関に預託しています。

引用:公式サイト「XMTradingでは入金した資金は安全ですか?

上記に加えて万が一XMが倒産した場合、全ての顧客の資金を確実に返戻する役割がある管財人が任命され、同社事業におけるすべての利害関係者に連絡されることになっています。

海外FXは資産管理の方法が非公表
国内FXとの大きな違いは、海外FXでは資金管理スキーム(枠組み)が公表・開示しないことが業界の慣習になっていることです。特に国内FXに慣れた経験者が、海外FXを始める際の懸念事項になっています。

長い運営歴と十分な実績がある

長い運営歴と十分な実績があれば、信託保全がない海外FX業者でも安心して利用できるでしょう。大手業者は2010年以降の数々の波乱相場や2020年のコロナショックを乗り越えています。

海外FXでも、実績に裏打ちされたブランド力は重要です。日本人ユーザー数No.1のXMを初めて利用する際に、顧客の資金管理方法を細かく調べる方は少ないでしょう。

一方で新興ブローカーは、相場のボラティリティが低くなり、FXとCFDの取引量が減少して手数料が入らない時期の経験が少ないため、経営不振に陥った場合に乗り越えられるかに疑念が残ります。

よって、信託保全がない海外FX業者であれば設立から10年以上を目安とします。実績については手数料を得るための取引量が重要なので、右肩上がりのデータが確認できると安心です。

保険への加入・補償機関に加盟

一部の海外FX業者は、分別管理に加えて賠償責任保険への加入や損害を補償する機関に加盟することで、資産管理の安全性を高めています。

法律で信託保全が義務化されていないオフショアには、民間の保険会社がブローカー向けに保険を設計するサービスがあるので、海外FX業者が利用しています。

具体例は「海外FX業者が加入する基金・保険・補償」を参考にしてください。

SNSで悪い評判・口コミが少ない

信託保全がない海外FX業者を利用する前にSNSで悪い評判と口コミを確認しましょう。特に悪い評価はすぐにシェアされるのでリスク回避に役立ちます。

  • 早朝のスプレッドが異常に広がってストップ狩りされた
  • 利用規約を守って取引していたのに利益を出金拒否された
  • ドル円を注文したら他の業者よりも約定までの時間が長い

不正行為をしているだろう業者は、真っ当な取引と見分けがつかない細工をする傾向にあります。詐欺業者の疑いがある場合「業者名 + 出金拒否」のように検索してみてください。

その際、評判や口コミ自体が偽りではないか、本当に業者の悪質な行為か否かまで調べましょう。SNSの評判・口コミには、ユーザーが意図的に悪い噂を流しているケースがあるからです。

なお、業者ごとのSNSやネットの口コミは「海外FX業者の評判・口コミ」まとめページを参考にしてください。

ゼロカットシステムを採用している

主要な海外FX業者であれば、まず間違いなくゼロカットシステムを採用していますが、念のために確認しましょう。公式サイトのよくある質問や取引条件に書かれています。

調べる際の注意点は「ゼロカット」の名称を用いないで説明している業者が多いことです。「マイナス残高の保護/リセット」などで説明されています。

なお、英語では「Negative Balance Protection(NBP)」の表現にほぼ統一されているので、英語で検索する際に使用してください。

ゼロカットについて、基礎知識から悪用した場合のペナルティ、知っておくべき注意点までまとめたので参考にしてください。
関連記事:海外FXのゼロカットとは?

日本語スタッフの対応に責任感がある

信託保全がなくても安心して利用できる海外FX業者には、ユーザーの質問に対して最後まで責任ある対応をするスタッフが配属されています。

高品質なサポートといった場合、以下2つを基準にして日本語スタッフの対応を確認してみてください。

  • 専門知識を有するスタッフ自らが回答している
  • 分からないことは専門スタッフに確認してくれる

信頼できる業者を見分けるには、後者を重視してください。ライブチャットで対応できないときに「専門スタッフに確認してからメールで回答します」の返事をいただける業者は、チーム(部署)間の連携ができています。

その一方、信託保全の仕組みなど少し難しい質問をした際、的外れな回答をしてチャット上で済ませようとしている節がみられたら、そのスタッフ個人によるものか組織全体の風土かを見極める必要があるでしょう。

グループ経営をしている

上記の海外FX業者の選び方を一つずつ調べるのが面倒なとき、単純に大きな企業を選ぶだけでも良いでしょう。グループ経営であれば1社の倒産リスクをカバーし合えることから、信託保全がないリスクも軽減できます。

またグループ経営であれば、各社が異なる金融ライセンスを取得して法令遵守の経営や事業の成功モデルを共有しています。企業としての規模が拡大すれば、人材を含めた資本にも厚みが増して海外FX事業が安定しやすくなります。

ただし運営歴と実績があれば、グループ経営や規模にこだわる必要はないでしょう。あくまで海外FX初心者の方が業者選びに迷ったとき、簡単な選び方の参考程度に留めてください。

海外FXで信託保全なしでも安心な業者5選

海外FX業者特徴・強み解説
XMTrading日本人ユーザー数No.1の圧倒的なブランド力XMTradingの詳細
Exness取引量675兆円相当の巨大プラットフォーマーExnessの詳細
FXGT高額の口座開設ボーナスで無料体験できるFXGTの詳細
TitanFX第三者機関が経営の透明性を証明TitanFXの詳細
ThreeTrader国際標準を目指すVFSCライセンスを取得ThreeTraderの詳細
海外FXで信託保全なしでも安心な業者5選

信託保全がなくても安心して海外FXを始めたい方には、13,000円分の口座開設ボーナスがもらえるXMTrading(エックスエム)がおすすめです。

ボーナスをそのまま証拠金として使えるので、海外口座に1円も入金しないまま、損失リスクをゼロにして海外FXをスタートできます。

その他、FXGTにも高額ボーナスがあり、Exness以降の海外FX業者にはスプレッドや約定力などに強みがあるので口座選びの参考にしてください。

XMTrading:日本人ユーザー数No.1の実績

信託保全なしでも安心な海外FX業者のXM

XMTrading(エックスエム)は、日本向けの海外FXでユーザー数No.1の実績を誇る業界を代表するブランドです。

母体となるXM.comは2009年に創立され、2023年現在は世界で100万人を超えるFXトレーダーに利用されており、196か国(20言語)でFXとCFDを提供しています。

グループ各社が所在国で金融ライセンスを取得し、規制当局の監査を受けながら、法令を遵守した経営の知見をグループで共有しています。

XMグループの金融ライセンス一覧
  • 【Tradexfin Limited】セーシェル金融サービス庁(SD010)
  • 【Fintrade Limited】モーリシャス金融サービス委員会(GB20025835)
  • 【Trading Point of Financial Instruments Ltd】英国金融行為監視機構(538324)、キプロス証券投資委員会(120/10)
  • 【Trading Point of Financial Instruments UK Limited】英国金融行為監視機構(705428)
  • 【Trading Point Asset Management Ltd】キプロス証券投資委員会(256/14)
  • 【TRADING POINT OF FINANCIAL INSTRUMENTS PTY LTD】オーストラリア証券投資委員会(443670)
  • 【Trading Point of Financial Instruments Ltd.】ドイツ連邦金融監督庁(10124161 )
  • 【Trading Point MENA Limited】ドバイ金融サービス機構(F003484)
  • 【XM GLOBAL LIMITED】ベリーズ国際金融サービス委員会(000261/397)

日本居住者が利用できるXMTradingでは、「Tradexfin Limited」と「Fintrade Limited」の共同運営により、最高品質のトレード環境が提供されています。

グループ会社が保有する英国金融行為監視機構(FCA)のライセンスは、世界最難関の取得難易度とされています。

キプロス証券投資委員会(CySEC)とオーストラリア証券投資委員会(ASIC)からも取得が難しく、3種類のライセンスを継続して保有していることから、XMグループは極めて健全な経営状態にあると言えるでしょう。

安全性が高いXMから13,000円分の口座開設ボーナスがもらえることもあり、FX初心者から上級者まで、海外FXに初めて挑戦する方はXMからスタートすることが一般的です。

海外口座に1円も入金することなくトレードを始められるので、まずはXMの全サービスを体験できるスタンダード口座から試してみてください。

\初心者でも安心!業界No.1業者/

公式HP:https://www.xmtrading.com/jp/

>>XMの口座開設方法はこちら

運営会社Tradexfin Limited
FinTrade Limited
設立年2017年(母体は2009年)
登録住所【Tradexfin Limited】F20, 1st Floor, Eden Plaza, Eden Island, Seychelles 
【FinTrade Limited】7th Floor, Tower 1, NeXTeracom, Cybercity, Ebene 72201, Mauritius
金融ライセンス【Tradexfin Limited】
セーシェル金融サービス庁(SD010)
【Fintrade Limited】
モーリシャス金融サービス委員会(GB20025835)
資産管理方法分別管理
保険・補償なし
ゼロカットあり
常設ボーナス・13,000円分の口座開設ボーナス
・最大10,500ドル分の入金ボーナス
関連記事:XMのボーナス5種類
サポート対応時間Eメール:平日24時間
チャット:平日24時間
信託保全なしでもおすすめの海外FX業者XMの概要

XMって実際どうなの?という方は「XMTrading(エックスエム)の評判・口コミまとめ」の記事を参考にしてください。実際にXMを使ってみた体験談や、トレーダーの生の声からわかる安全性や信頼性、メリット・デメリットをまとめています。

Exness:取引量4.5兆ドル超の大規模プラットフォーマー

信託保全なしでも安心な海外FX業者のExness

Exnessは(エクスネス)は2008年に設立された海外FX業者で、無制限レバレッジをはじめとした独自性の高い取引サービスで人気を集める海外FX業者です。

月間ユーザー数60万人超&月間取引量4.5兆ドル超のFXとCFDの大規模プラットフォームを運営し、XMとともに業界を牽引する存在となっています。

グループ各社が各国・地域で金融ライセンスを取得し、規制当局の監査を受けながら、法令を遵守した経営の知見をグループで共有しています。

Exnessグループの金融ライセンス一覧
  • 【E​xness(SC) Ltd】セーシェル金融サービス庁(SD025)
  • 【Exness(UK)Ltd】英国金融行為監視機構(730729)
  • 【Exness(Cy)Ltd】キプロス証券取引委員会(178/12)
  • 【Exness(MU)Ltd】モーリシャス金融サービス委員会(GB20025294)
  • 【Exness(VG)Ltd】イギリス領バージン諸島金融サービス委員会(SIBA/L/20/1133)
  • 【Exness ZA(PTY)Ltd】南アフリカ金融業界行為監督機構(51024)
  • 【Exness B.V.】キュラソーおよびシント・マールテン中央銀行(0003LSI)

日本向けには「E​xness(SC) Ltd」が海外FXサービスを提供しています。XMと同じくグループ会社が英国金融行為監視機構とキプロス証券取引委員会の金融ライセンスを保有することから、法令を遵守する組織体制が確立されていると考えられます。

設立から15年目を迎えるまでに数々の暴落相場を乗り越え、今では海外FX業界を牽引する大手の一角であるため、分別管理だけでも不安を感じることは少ないでしょう。

「無制限レバレッジ」「スリッページなしの約定方式」「固定式ゼロスプレッド」を活用して、スキャルピングで大きく稼いでいきましょう。

\レバレッジ無制限×超低スプレッド!/

公式HP:https://www.exness.com/ja/

運営会社E​xness(SC) Ltd
設立年2008年
登録住所9A CT House, 2nd floor, Providence, Mahe, Seychelles
金融ライセンスセーシェル金融サービス庁
登録番号:SD025
資産管理方法分別管理
保険・補償なし
ゼロカットあり
常設ボーナスなし
サポート対応時間Eメール:24時間365日
チャット:平日08:00~24:00
信託保全なしでもおすすめの海外FX業者Exnessの概要

Exnessって実際どうなの?という方は「Exness(エクスネス)の評判・口コミまとめ」の記事を参考にしてください。実際にExnessを使ってみた体験談や、トレーダーの生の声からわかる安全性や信頼性、メリット・デメリットをまとめています。

FXGT:高額の口座開設ボーナスで無料体験

信託保全なしでも安心な海外FX業者のFXGT

FXGT(エフエックスジーティー)は、独自性の高い仮想通貨CFDと高額ボーナスによる無料体験が話題を呼び、海外FX業界で人気トップクラスの新興ブローカーです。

信託保全がない海外FX業者の選び方において長い運営歴の重要性を説明しましたが、例外2社のうちの一社がFXGTです。すでに各国で金融ライセンスを取得し、国際的な事業展開に成功しています。

FXGTグループの金融ライセンス一覧
  • 【360 Degrees Markets Ltd】セーシェル金融サービス庁(SD019)
  • 【TEC International (Cyprus) Ltd】キプロス証券取引委員会(382/20)
  • 【GT IO Markets (Pty) Ltd】南アフリカ金融業界行為監督機構(48896)
  • 【GT Global Markets Ltd】バヌアツ金融サービス委員会(700601)

日本向けには「360 Degrees Markets Ltd」がFXとCFDを提供しており、セーシェル規制当局の監督下でユーザーの資産を適切に保護しています。

また、FXGTが加入するブローカー向け賠償責任保険(*1)により最大100万ユーロの補償が受けられます。FXGTの過失により被害を与えてしまった場合、補償金額を軽くすることで資本が減ることを防げます。
(*1)キプロスの事業者を対象に保険を提供するRenaissance Insurance Reinventedと契約しています。

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(*2)対象口座:ミニ/スタンダード+/Crypto Max口座

1円も入金することなく損失リスクをゼロにできるので、FXGTの全サービスを体験できるスタンダード+口座から試してみてください。

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公式HP:https://fxgt.com/ja

運営会社360 Degrees Markets Ltd
設立年2019年
登録住所Room 12, First Floor, Kingsgate House, Victoria, Mahe, Seychelles
金融ライセンスセーシェル金融サービス庁
登録番号:SD019
資産管理方法分別管理
保険・補償賠償責任保険に加入
(最大100万ユーロ補償)
ゼロカットあり
常設ボーナス・15,000円分の口座開設ボーナス
・最大128万円分の入金ボーナス
関連記事:FXGTのボーナス6種類
サポート対応時間Eメール:24時間365日
チャット:24時間365日
信託保全なしでもおすすめの海外FX業者FXGTの概要

FXGTの評判・口コミ・評価が気になる方は以下の記事を参考にしてください。実際にFXGTを使ってみた体験談や、トレーダーの生の声からわかる安全性や信頼性、メリット・デメリットをまとめています。
関連記事:FXGTの評判・口コミまとめ

TitanFX:第三者機関が経営の透明性を証明

信託保全なしでも安心な海外FX業者のTitanFX

TitanFX(タイタンFX)は2019年に規制強化されたバヌアツ金融サービス委員会(VFSC)の監督下で法令を遵守し、現地で企業の社会的責任を果たすことにも積極的な業者です。

グループ各社が各国で金融ライセンスを取得し、規制当局の監査をクリアして安全性の高い金融サービスをTitanグループとして提供しています。

TitanFXグループの金融ライセンス一覧
  • 【Titan FX Limited】バヌアツ金融サービス委員会(40313)
  • 【Goliath Trading Limited】セーシェル金融サービス庁(SD138)
  • 【Titan Markets】モーリシャス金融サービス委員会(GB20026097)
  • 【Atlantic Markets Limited】イギリス領バージン諸島金融サービス委員会(2080481)

TitanFXは国際展開を見据えて4つの金融ライセンスを取得し、信頼性と透明性の向上、法的要件の遵守、顧客保護の強化を行っています。

また、TitanFXが加盟するFinaCom(紛争解決の専門機関)からは、TitanFXとトラブルが生じた際に仲介役となり友好的な解決の具体策が示されます。金銭的な損害を被った場合には、最大2万ユーロが補償されます。

2023年9月1日には独立した第三者機関のVerifyMyTrade(*1)により注文の約定スピードやプライシングが検査され、執行品質の基準を満たしたことが証明されました。
(*1)ブローカーの取引執行の品質に関する客観的案評価をトレーダーに提供しています。

トレーダー第一主義の揺るがない信念を確実に実行しているTitanFXなら、資産管理面で余計な不安を抱えることなく安心して海外FXを利用できるでしょう。

\低スプレッド×高約定で上級者に人気!/

※公式サイト:https://titanfx.com/jp

運営会社Titan FX Limited
設立年2014年
登録住所1st Floor Govant Building, 1276 Kumul Highway, Port Vila, Republic of Vanuatu
FinaComに加盟
(最大2万ユーロ補償)
バヌアツ金融サービス委員会
登録番号:40313
資産管理方法分別管理
保険・補償FinaComに加盟
(最大2万ユーロ補償)
ゼロカットあり
常設ボーナスなし
サポート対応時間Eメール:24時間365日
チャット:24時間365日
信託保全なしでもおすすめの海外FX業者TitanFXの概要

TItanFXの評判・口コミ・評価が気になる方は以下の記事を参考にしてください。実際にTItanFXを使ってみた体験談や、トレーダーの生の声からわかる安全性や信頼性、メリット・デメリットをまとめています。
関連記事:TitanFXの評判・口コミまとめ

ThreeTrader:国際標準を目指すVFSCライセンスを取得

信託保全なしでも安心な海外FX業者のThreeTrader

ThreeTrader(スリートレーダー)業界最狭水準のスプレッドと往復4ドルの取引手数料で、スキャルピングのコストを最安にできることが最大の強みです。

2021年に設立した新興ブローカーですが、ユーザーの資産保護を徹底しています。金融ライセンスをTitanFXと同じバヌアツ共和国で取得し、Tier1銀行の専用口座で全ての顧客資金を分別管理しています。

Tier1銀行とは:極めて良質な自己資本の銀行を指し、国際決済銀行(BIS)が定めた銀行の自己資本比率に対する規制基準に則しています。

またFinaCom(紛争解決の専門機関)に加盟しているので、ThreeTraderとの間にトラブルが生じた場合にはFinaComが友好的な解決を図り、損害に対しては最大2万ユーロの補償を受けられます。

その他にも、日本語サポーターのチャット対応が早く、メールでは取引などの細かな質問にも最後まで責任を持って対応してくれることから、日々の利用で不安を感じることはないでしょう。

ThreeTraderは、海外FXで徹底的にコスト削減をしたいスキャルピングトレーダーにおすすめの海外FX業者です。

\業界最安スプレッド&取引コスト!/

※公式サイト:https://www.threetrader.com/jp/

運営会社ThreeTrader Global Limited
設立年月2021年5月
登録住所1276, Govant Building, Kumul Highway, Port Vila, Republic of Vanuatu
金融ライセンスバヌアツ金融サービス委員会
登録番号:40430
資産管理方法分別管理
保険・補償FinaComに加盟
(最大2万ユーロ補償)
ゼロカットあり
常設ボーナスなし
サポート対応時間Eメール:平日07:00~20:00
チャット:平日07:00~20:00
信託保全なしでもおすすめの海外FX業者ThreeTraderの概要

ThreeTraderの評判・口コミ・評価が気になる方は以下の記事を参考にしてください。実際にThreeTraderを使ってみた体験談や、トレーダーの生の声からわかる安全性や信頼性、メリット・デメリットをまとめています。
関連記事:ThreeTraderの評判・口コミまとめ

海外FXの信託保全に関する注意点

海外FXの信託保全に関する注意点を解説します。

信託の仕組みが分からない

海外FXでは信託の仕組み示されないため、以下のような懸念が払拭できません。

  • 海外FX業者が信託した顧客資産を誰が確認しているか
  • そもそも顧客資産は本当に金融機関等に信託されているのか
  • 万が一業者が倒産した際に顧客資産はどのように返還されるか

海外FX業者の健全性が評価(*1)できない現状は、国内FXを知っている方が海外FXを初める際の妨げになっているようです。
(*1)国内FXでは受託者(信託銀行等)や受益者代理人(弁護士等)のほか、自己資本規制比率・口座数・預り高・取引高などが開示されています。

そのため、海外FXでは信託保全がある業者もリスク管理をした方が良いので、後ほど解説する「安全に利用する方法」を実践してみてください。

倒産時のポジションは強制決済

日本の信託保全と同じ場合、海外FX業者が倒産した際には保有ポジションが強制決済されます。その後、含み損益やスワップポイントを反映した証拠金の金額が弁護士等の受益者代理人を通じて配分されます。

利益が乗っている未決済ポジションのみ取引をしたり、他業者へ移管することはできません。

元本が保証されない

元本保証と信託保全は別物なので注意しましょう。

  • 元本保証:海外口座への入金額が減らないように保証すること
  • 信託保全:海外FXの取引による資産が保全されること

海外FXにおける元本は入金したお金(元手)のみです。信託保全の対象となる資産は「口座残高・実現損益・評価損益・スワップ損益・未払い手数料」が対象です。

信託保全がない海外FX業者を安全に利用する方法

安心して海外FX業者を利用する方法を紹介します。

信託保全がある業者であっても、念のためのリスク対策として参考にしてください。

複数の海外FX業者を利用する

「卵は一つのカゴに盛るな」の相場格言は、海外FXの運用にも当てはまります。ブラックスワンが発生した場合に大手業者が破綻に追い込まれるリスクを無視できません。

ブラックスワン:市場の誰もが事前に予想できないため、起きたときに相場に与える衝撃が甚大になります。(例)2020年2月のコロナショック

ユーザーの預託金の分別管理は返還が約束されていません。数々のショック相場を乗り越えたXMであっても100%生き残れるとは言えないため、海外FXで安定して稼げるようになったら、FXGTなどへ資産を分散させましょう。

利益をこまめに出金する

海外FXでは、無事に出金完了することもトレードの一部として考えましょう。

銀行送金における高い手数料が気になる場合、「利益に対する出金手数料の割合が0.5%になった時点で出金する」といったルールがあればリスク管理が簡単にできます。

例として、日本の銀行へ送金した際の合計の出金手数料が2,500円のとき、手数料割合が0.5%になる利益は「2,500円 ÷ 0.5% = 50万円」です。

利益をこまめに出金することはマイナー業者における出金拒否対策にもなるので、必要経費として捉えましょう。

Xで出金拒否の報告を確認する

X(旧Twitter)はリスク管理として有効なSNSです。海外FX業者の出金拒否などの悪い評判・口コミが即時にシェアされます。

信託保全がない海外FXにおけるリスク管理の手段としてXが果たす役割は大きく、業者の不自然な挙動に気がついた現役ユーザーが近況をポストしています。

2023年には、信用不安を抱えた業者が出金拒否をする傍らで豪華キャンペーンを開催したのちに、出金を含めた全サービスの提供を完全に停止しました。

同社の矛盾する行為の詳細がXにポストされていたので、キャンペーンへの参加を見送り被害を避けられた方もいたでしょう。

Xは特に悪い情報の速報性に優れているので、リスク管理の手段として活用してみてください。

今回おすすめした5つの海外FX業者において、出金拒否に関する報告を以下の記事にまとめました。悪質な出金拒否は一切ないので安心してください。
関連記事:海外FX業者の出金拒否に関する調査一覧

口座開設ボーナスのみで海外FXを試す

そもそも海外口座へ入金しなければ、業者の信託保全のあり・なしでリスク管理する必要がなくなります。

おすすめ業者のXMTradingとFXGTであれば、取引の証拠金として使える口座開設ボーナスがもらえるので、1円も海外口座に入金することなく取引を始められます。

海外FX業者口座開設ボーナス金額
XMTrading13,000円分
FXGT15,000円分
海外FXを無料体験できる口座開設ボーナス(2023年9月付)

よく分からないマイナーな業者を一切利用せず、最初から「海外FXで信託保全なしでも安心な業者5選」で紹介した主要業者を利用するようにしましょう。

その上で、今回紹介した安全に利用する方法を1つでも多く実践するだけで、資産管理で余計な心配を抱えることなく、ハイレバレッジで有利なトレードを快適に行えるでしょう。

海外FXの信託保全に関するよくある質問

海外FXの信託保全に関するよくある質問と回答について参考にしてください。

海外FXは完全信託保全なの?

日本向けの海外FXではAXIORYなどの一部の業者を除き、大半の海外FX業者は完全信託保全ではありません。分別管理により顧客資産を保護しています。

信託保全がない海外FX業者があるのはなぜ?

信託保全がない海外FX業者が金融ライセンスを取得した国や地域において義務ではないからです。

海外FXの信託保全で補償される上限は?

海外FXの信託保全で補償される上限は、口座残高・実現損益・評価損益・スワップ損益の合計金額です。

海外FXの信託保全と分別管理の違いは?

海外FXの信託保全は、信託銀行などの第三者がユーザーの資産を保全します。一方の分別管理は、海外FX業者がユーザーの資産の預託先や管理の方法を自ら決めています。

ThreeTraderに信託保全はある?

ThreeTraderに信託保全はありませんが、分別管理で顧客資産を保護しています。

GEMFOREXには信託保全がない?

GEMFOREXには信託保全がありません。同社の出金停止は、信用リスクが顕在化した海外FX業者において分別管理していたユーザーの資金が流用された可能性を示唆する事例となり、安全性の高い業者を利用することの重要性を再認識する機会となりました。

信託保全で全額補償を約束する海外FX業者は?

信託保全で全額補償を約束する海外FX業者はAXIORYです。同社が経営破綻した場合に補償されるものは入出金額・確定運用損益・未決済の評価損益です。

含み益やスワップポイントも信託保全の対象なの?

海外FX業者の信託保全が未決済の評価損益を対象にしていれば、含み益やスワップポイントが含まれます。

安全性の高い資金管理でおすすめの海外FX業者は?

安全性の高い資金管理でおすすめの海外FX業者は、XMTradingです。2カ国の金融監督当局による厳格なガイドラインを順守して、ドイツやスイスに拠点を置く優良銀行に顧客資産を分散して管理しています。

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