オーストラリアは、日本人移住者が多い国として有名です。
フレキシブルな職場環境が多い国柄から、空いた時間を使って、副業や資産運用を考えている方も多いのではないでしょうか。
FXは、数ある金融取引の中でも、少額資金から始めやすく、取引のテクニックや情報も出回っていることから投資初心者の方にも最適です。
本記事では、オーストラリアでFXを始める方法をテーマにお届けします。
- オーストラリアは日本よりFXの税金が少し安い
- オーストラリアから日本のFX会社はほとんど利用できない
- 有名FX会社でもオーストラリアからは利用できない場合がある
- オーストラリアで利用できるおすすめFX会社は初心者でも使いやすい取引環境や高額ボーナスを配布している「XMGlobal」一択!
オーストラリアでFXを始める方法
ここでは、最初にオーストラリアでFXを始める方法をご紹介します。
FX口座の開設手続きでは「本人確認(KYC)」の手続きがあります。
本人確認では、身分証明書と現住所確認書類の2つが必要です。
それぞれ以下の中から各1点を手元に準備しましょう。
- パスポート
- マイナンバーカードもしくはIDカード
- パスポート
- 在留カード
- 公共料金の領収書
- クレジットカードのご利用明細書
- 銀行の取引明細
- 納税証明書
本人確認の書類は、スマートフォン等で撮影した画像で提出することが一般的です。
身分証明書は両面を、現住所確認書類は住所・発行日・フルネームが確認できる面を、それぞれ四隅が画角に収まるように鮮明な画像を用意しておきましょう。
本人確認の書類が準備できましたら、次はFX業者のアカウント登録を進めましょう。
「オーストラリア居住者を受け入れているFX業者」の公式サイトからアカウント登録を行います。
アカウント登録で使うメールアドレスは、今後もログインや取引に関する情報も送られる場合が多いため、必ず送受信ができるものを使いましょう。
アカウント登録が完了すると、登録したメールアドレス宛てに「メール認証」の連絡が送られます。
メールの本文に記載されているリンクから、アカウントページにログインすると認証が完了するのでリンクを開きましょう。
初回ログイン時には、最初に以下の3つが案内されます。
- 顧客情報の詳細を登録:資産状況や投資経験などを回答
- 初回の取引口座を開設:後から追加できるので「スタンダード」がおすすめ
- 本人確認(KYC):最初に準備した身分証明書・現住所確認書類の画像を提出
本人確認の手続きが完了すると、口座が有効となり、入金や取引といった全ての機能が使えるようになります。
本人確認が完了しましたら、取引口座へ入金してトレードを始められます。
入金方法については、オーストラリア国内の送金に対応している場合は銀行送金、非対応の場合は海外銀行送金もしくはオンラインウォレットが便利です。
オーストラリアでFXを始める際の基本情報
ここでは、オーストラリアでFXを始める際の基本情報として以下4つをご紹介します。
オーストラリアでFXに係る税金やFX業者に対する規制を詳しくみてみましょう。
オーストラリアの方が税金が少し安い
オーストラリア居住者は、日本居住者と比べて所得税が安く設定されています。
オーストラリアでは、国内FXと海外FXで税制上の区別がなく、他の所得と併せて課税される総合課税と、所得が高いほど税率が上がる累進課税が適用されます。
ただし、累進課税による上限の税率が日本居住者より若干低いです。
日本の国内FX業者は利用不可
既に日本国内でFX口座を開設して取引を継続したいと考えている方は「日本の国内FX業者は海外居住者だと利用できない」ということに注意しましょう。
Q.海外へ転勤・移住することになった場合、口座はそのままでいいですか?
A.海外勤務や海外留学、その他の理由で海外に居住することになり、「非居住者」となる場合は、お取引を継続することはできません。
引用:SBI FXトレード よくある質問
日本国内のFX業者は、日本居住者を対象としており、オーストラリア居住者となると利用できなくなります。
海外FXでもオーストラリア居住者が利用できない場合も
海外FX業者に関しても、一部オーストラリア居住者を受け付けていない場合もあります。
なぜなら、オーストラリアにも金融取引を規制する公的機関として「オーストラリア証券投資委員会(ASIC)」があるからです。
当局の規制により、一部地域のFX業者はオーストラリア居住者を受け入れられません。
オーストラリアからFX口座を開設するには、ASICに登録しているなど、オーストラリア居住者を受け入れている海外FX業者を選ぶ必要があります。
現地通貨(AUD)が稼げる
オーストラリアに移住もしくは定住する際に、絶対に欠かせないのが現地通貨「AUD(豪ドル)」の調達です。
日本円を為替して調達したり、現地の給与から豪ドルを調達できますが、FXでも調達できます。
なぜなら、証拠金通貨として豪ドルに対応している海外FX業者は多く、FXの取引利益を豪ドルで受け取ることも可能だからです。
したがって、FXで稼いで納税のために、日本円や米ドルを豪ドルに交換する手間も手数料もありません。
オーストラリアから利用できるおすすめFX業者
ここでは、オーストラリアから利用できるおすすめFX業者として以下3社をご紹介します。
いずれも初心者から上級者までに対応できる、異なる特徴を持った人気のFX業者です。
XM Global
XM Global(エックスエム)は、オーストラリアでFXを始める方に最適なFX業者です。
世界各国に展開するXMグループでは、オーストラリア投資委員会の(ASIC)からも認可を受けています。
しかし、ASIC直轄のXM(AU)の口座だと最大レバレッジが20倍に制限されるため注意が必要です。
同じくオーストラリアから利用できるXM Globalの口座だと最大1,000倍レバレッジで少額から取引できます。
口座タイプ | Ultra Low Micro Account | Ultra Low Standard Account |
---|---|---|
発注方式 | NDD方式 | NDD方式 |
レバレッジ | 1,000倍 | 1,000倍 |
1ロット当たりの通貨量 | 1,000通貨 | 100,000通貨 |
取り扱い銘柄 | 通貨ペア 貴金属CFD 株価指数CFD 商品CFD エネルギーCFD 株式CFD 仮想通貨CFD | 通貨ペア 貴金属CFD 株価指数CFD 商品CFD エネルギーCFD 株式CFD 仮想通貨CFD |
取引手数料 | 無料 | 無料 |
最低入金額 | 5ドル相当 | 5ドル相当 |
法人口座 | 不可 | 不可 |
XM Globalでは、初心者から上級者までのニーズに合わせて3種類の口座タイプを提供しています。
初心者の方は、標準的なスタンダード口座がおすすめです。
TitanFX
TitanFX(タイタンエフエックス)は、バヌアツ金融サービス庁に登録されている海外FX業者です。
安定した低スプレッドの供給と約定力の高さで、トレード環境にこだわる上級者トレーダーを中心に高い人気を得ています。
海外FX業者となると、オーストラリアからサーバーが遠く、遅延が心配されますがTitanFXは例外です。
シンガポール、オーストラリア、アメリカ、イギリス、インドといった広範囲にサービスプロバイダーのネットワーク拠点を置くことにより、業界最高のエクスペリエンスとイノベーションをお客様に提供いたします。
引用:TitanFX 会社概要
TitanFXは各国にネットワーク拠点を設置しており、オーストラリアにも拠点を設置しています。
安定したインフラがあることで、TitanFXの取引条件が遅延で劣化することがありません。
口座タイプ | マイクロ口座 | スタンダード口座 |
---|---|---|
発注方式 | NDD STP方式 | NDD STP方式 |
レバレッジ | 1,000倍 | 500倍 |
1ロット当たりの通貨量 | 1,000通貨 | 100,000通貨 |
取り扱い銘柄 | 通貨ペア 貴金属CFD 仮想通貨CFD | 通貨ペア 貴金属CFD 株価指数CFD 商品CFD エネルギーCFD 株式CFD 仮想通貨CFD |
取引手数料 | 無料 | 無料 |
最低入金額 | – | – |
法人口座 | 可能 | 可能 |
TitanFXは初心者から上級者まで対応できる3種類の口座タイプを提供しています。口座タイプに関しては、TitanFXの強みが最大限に発揮できるブレード口座がおすすめです。
マイクロ口座やスタンダード口座があるものの、ブレード口座の下位互換といった立ち位置になります。
初心者の方は、ボーナスを利用できるFXGTや同じ最大1,000倍レバレッジのマイクロ口座ならXM Globalの方が取り扱い銘柄が多いのでおすすめです。
\低スプレッド×高約定で上級者に人気!/
※公式サイト:https://titanfx.com/jp
FXGT
FXGT(エフエックスジーティー)は、ボーナスを活用したい方に最適な海外FX業者です。
積極的にボーナスキャンペーンをFXGTは実施しており、本記事執筆時点で以下のボーナスが実施されています。
- 新規登録ボーナス:15,000円相当
- Welcomeボーナス(入金ボーナス):最大80,000円相当
- 2回目入金ボーナス:最大150,000円相当
- 次回入金ボーナス:最大400,000円相当
FXGTのボーナスは、全て有効証拠金として使える「クッション機能付きクレジット」で付与されます。
つまり、ボーナスは同額のトレード資金として活用でき、有利な資金力で稼いだ利益は無制限に出金することが可能です。
また、FXGTは業界で初めて本格的な仮想通貨CFDをリリースしたFX業者として知られており、全口座タイプで仮想通貨のレバレッジ取引ができます。
口座タイプ | ミニ口座 | スタンダード+口座 |
---|---|---|
発注方式 | 成行約定 | 成行約定 |
レバレッジ | 1,000倍 | 1,000倍 |
1ロット当たりの通貨量 | 10,000通貨 | 100,000通貨 |
取り扱い銘柄 | 通貨ペア 貴金属CFD エネルギーCFD 仮想通貨CFD 株価指数CFD 株式CFD | 通貨ペア 貴金属CFD エネルギーCFD 仮想通貨CFD 株価指数CFD 株式CFD |
取引手数料 | 無料 | 無料 |
最低入金額 | 5ドル相当 | 5ドル相当 |
法人口座 | 可能 | 可能 |
FXGTを初めて使う場合は、全てのボーナスが受け取れるスタンダード+口座がおすすめです。
ボーナスを使い切った後は、中長期トレードはスワップフリーが長いプロ口座、短期・超短期トレードはスプレッドが狭いECN口座が最適なトレード環境になります。
\当サイト限定:20,000円ボーナスを無料配布中!/
公式HP:https://fxgt.com/ja
オーストラリアでFXに発生する税金
ここでは、オーストラリアでFXに発生する税金について以下3つのポイントで詳しくご紹介していきます。
オーストラリアでFXをするなら、確実に知っておきたい税金事情を簡単におさらいしておきましょう。
滞在期間1年未満は日本の税制が適用
まず、前提としてオーストラリアでFXを行った場合に、具体的に現地で納税義務が発生するタイミングについてです。
通常、FXの税金はトレードをした国ではなく、居住国で発生します。居住国とは「1年以上住んでいる国」を一般的には指します。
オーストラリアに1年以上済んでいれば、オーストラリアの税制に従って現地で納税、1年未満の居住ならオーストラリアで取引したFXの利益は日本の税制で納税が必要です。
オーストラリア居住者は日本より税率が1割引
オーストラリア居住者に適用される税金は、全体的に1割ほど日本の税率と比べて低くなります。
オーストラリア国内で個人としてFXを行っている場合は、日本で海外FX業者を利用した場合と同じく総合課税と累進課税が適用されます。
- 総合課税:給与所得など他の所得との合計金額に対して課税する仕組み。
- 累進課税:所得合計が多いほど所得税率が上がる仕組み。
しかし、オーストラリアの累進課税は日本の累進課税と比べて所得金額当たりの税率が若干低くなります。
所得合計 (日本円換算レート目安) | オーストラリア所得税率 | 同じ所得金額の所得税率 (日本) |
---|---|---|
~18,200AUD (~1,896,238円) | 0% | 5% |
18,201~45,000AUD (1,896,342~4,688,501円) | 19% | 20% |
45,001~120,000AUD (4,688,606~12,502,671円) | 32.50% | 33% |
120,001~180,000AUD (12,502,775~18,754,007円) | 37% | 40% |
180,001AUD~ (18,754,111円~) | 45% | 45% |
所得税率が変動する基準は異なるものの、概ね同じ所得でもオーストラリアの方が所得税率が低くなりやすいです。
オーストラリアで法人口座もおすすめ
オーストラリアでは、個人でFXを行うより、法人としてFXを行う方が税金面で優遇されます。
法人口座で取引することで、個人の所得税より税率が低くなります。
FXの利益に対しては法人税の対象で税率は30%となるため、個人の所得税率の最大45%と比べると節税効果は大きいです。
オーストラリアでトレーダーとして生活するメリット
ここでは、オーストラリアでFXトレーダーとして生活するメリットとして以下5つをご紹介します。
専業トレーダーでも、普段は別の仕事をして空いた時間で取引する兼業トレーダーにも、実はオーストラリアで生活するメリットは多いです。
手元に残る利益が多い
オーストラリアでFXをするメリットとしては、やはり手元に残る利益が多いことが挙げられます。
個人・法人のどちらも、FXの利益に対する所得税率が日本と比べてオーストラリアの方が低めです。
手元に多く残った利益は、生活で使うこともできますが、やはり株式や投資信託などに投資して、複利運用できることが魅力です。
日本との時差も少ない
日本でFXの経験が豊富な方も、オーストラリアでトレードを続けやすいです。
オーストラリアと日本の時差は2時間程度で、比較的トレードに関わるライフサイクルを変えずに移住できます。
やはり、長くトレードをしている方は、チャートを見るタイミングも一定の習慣が決まっている場合が多いです。
移住先の時差が多いと、ライフサイクルが崩れ、上手くトレードで頭がさえないといった問題に直面しますが、オーストラリアの時差程度なら心配は少ないでしょう。
日本人コミュニティが発達している
オーストラリアは、日本人の移住先として人気の高い国です。
日本人移住者の多い国では、日本人コミュニティが発達しており、コミュニティ内では日本語でコミュニケーションがとれ、また教育や子育てといった面でも他の国より利便性が高くなります。
特にバンクーバーやトロントといった都市部では日本人向けの施設も多いです。
兼業トレーダーでも自由度が高い
オーストラリアの国民性やビジネススタイルは、兼業トレーダーにとっても自由度が高いというメリットもあります。
日本の国民性やビジネススタイルと比べて、オーストラリアの職場環境はフレキシブルで残業が好まれない風潮です。
また、給与も日本と比べて高い傾向があり、労働時間が短く、所得が増えることでFXなどの投資・投機も始めやすい環境と言えます。
当局の規制が世界的にも評価が高い
日本のFX業者が金融庁より規制されるように、オーストラリアのFX業者や証券会社は「オーストラリア証券投資委員会(ASIC)」の規制対象となります。
ASICは、世界的にも厳格な規制やライセンス要件を設けており、日本と同等以上に安全性が高いです。
したがって、金融に関するインフラが未発達で、投資・投機に不便を感じることはないでしょう。
オーストラリアでトレーダーとして生活するデメリット
ここでは、オーストラリアでトレーダーとして生活するデメリットとして以下4つをご紹介します。
日本や諸外国と比べて、オーストラリアでFXをする、居住してトレーダーとして生計を立てるデメリットを詳しくみてみましょう。
日本よりレバレッジ規制が厳しい
FXトレーダーにとって、オーストラリアで取引する最大のデメリットは「日本よりオーストラリアの方がレバレッジ規制が厳しい」ということです。
- オーストラリアのレバレッジ規制:最大20倍
- 日本のレバレッジ規制:最大25倍
オーストラリアのFXに関するレバレッジ規制は世界的に見ても厳しく、最大20倍までしか使えません。
レバレッジは、信用取引であるFXの強みでもあるため、最大レバレッジが低いほど多額の資金が必要になります。
したがって、オーストラリアで高いレバレッジを使うなら、オーストラリア国外拠点の海外FX業者の利用が必要です。
全体的な物価が高い
オーストラリアは日本と比べて全体的な物価が高いことがデメリットです。
日用品に関しても、日本より価格設定が高いため、日本と同じ生活水準は現地だと、より多くのお金が必要になります。
専業トレーダーの方は特に、生活費による消費も、間接的に運用できる資金を減らす事にもつながるため、オーストラリアで専業トレードになる際は注意しなければなりません。
日常会話以上の英会話能力が必須
オーストラリアへの移住はもちろん、FXをするなら少なくとも日常会話レベルの英会話能力が必要になります。
例えば、現地でFXの利益を引き出すには銀行口座の開設が必要です。
また、オーストラリア居住者となり、オーストラリアで現地の言葉が分からないままに納税するのは難しいでしょう。
ビザの取得費用が高い
オーストラリアのビザは移民政策の一貫で取得費用が高いというデメリットがあります。
オーストラリアで身を据えてFXに専念するにあたり、ビザの取得費用は大きなコストとなるでしょう。
例えば、就労ビザをアメリカと比較すると、アメリカの就労ビザが650AUD相当であるのに対して、オーストラリアは3倍近い費用が掛かります。居住期間が伸びれば、長期滞在ビザの取得も必要です。
オーストラリアでFXに関するよくある質問
- FXの元手はいくら必要ですか?
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FXの元手は個人のトレードスタイルとFX業者のレバレッジ、そして最低入金額によって異なります。単純に取引をするだけなら1万円からでも取引は可能です。
- オーストラリアでFXをするなら国内・海外どっちが良い?
-
オーストラリアの金融当局は世界的にみても厳格な規制体制を有しています。安全性を重視するならオーストラリア国内のFX業者がおすすめです。ただし、取引条件の自由度が低いため、取引条件の良さを重視するならオーストラリア国外の海外FX業者が良いでしょう。
- FXは海外でもできますか?
-
はい、海外FXでもFXはできます。
- オーストラリアでFXを始めるなら何が必要ですか?
-
オーストラリアでFXを始めるには現地で発行した身分証明書と、現地の住所確認書類(自宅宛ての公共料金の請求書など)が必要です。
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