XMでは経済指標トレードが禁止されておらず、指標前後の急激な値動きを使って大きな利益を狙うことができます。
一方で指標トレードのやり方によっては口座凍結や取引制限の対象になったり、急激なスプレッドの拡大で思わぬ損失を抱えることもあります。
そこでこの記事では、XMでの経済指標トレードでうまく利益を狙うトレード手法や気をつけたい取引方法について解説していきます。
実際の体験談やチャートをもとにお伝えするのでうまく活用してください。
XMのリアル口座の開設がまだ済んでいない方はすぐにボーナスが受け取れるように「XMの口座開設方法と操作手順」に沿って取引口座を開いておきましょう。
実際の操作画面のキャプチャ画像に沿って、分かりやすくレクチャーしています。
XMって実際どうなの?という方は「XMTrading(エックスエム)の評判・口コミまとめ」の記事を参考にしてください。実際にXMを使ってみた体験談や、トレーダーの生の声からわかる安全性や信頼性、メリット・デメリットをまとめています。
XMでは指標トレードは禁止されていない
経済指標発表時のトレードは、一部の海外FX業者や国内FX業者では利用規約違反として禁止されています。
しかし、XMTrading(エックスエム)では下記の記載の通り、指標トレードは禁止されていません。
ニュース発表時の取引は可能ですか?
はい、世界的なデータ発表や地政学的なイベントなど、主要なニュースの前後に取引を行うことができます。
引用元:XMTrading公式サイトヘルプセンター「取引条件」より一部抜粋
そのため、米国雇用統計やECB政策金利・FOMC(連邦公開市場委員会)など重要な経済指標が発表されるタイミングでハイレバトレードが可能です。
経済指標時は一瞬で数十〜数百pipsの価格変動が起きることもあるので、ロット数の調整やロスカットラインの設定は必須です。
ただし、ロスカット前提のハイレバトレードはXMTradingの禁止事項に該当するので、注意が必要です。
「指標トレード」とハッキリ記載されてはいませんが、スキャルピングや短期トレードを禁止する記載がされているので実質的に指標トレードは禁止されているといえます。
iFOREX
7.お客様の表明・保証条項
7.1.14. お客様は、市場濫用と定義される方法またはその他の不正な方法で取引プラットフォームを使用したり、注文をしたり、取引を開始したりしないことに、同意します。これには時間差取引やサーバーの遅延の利用、価格操作、時間操作、スキャルピング、他のすべての不法行為、お客様に不当な利益をもたらす行為、もしくは当社が本契約の範囲外で独自の裁量により不適切、もしくは不公正とみなした行為が含まれます。さらに、当社やそのサービスおよび特典を操作または乱用する目的で、別口座との間で、あるいは他社との間で、同じ銘柄または同様の銘柄をロングおよびショートポジションを同時に保有する行為もここに含まれます。
引用元:iFOREX「顧客規約」より抜粋
みんなのFX
第22条(禁止行為)
お客様は、本約款取引を行うにあたり、次の各号に定める行為を行ってはならないことをあらかじめ承諾するものとします。なお、お客様の行為が当該行為に該当するかどうかの判断は当社が行い、お客様は当社の判断に従うものとします。
(3)短時間で注文を繰り返し行う等、当社の価格形成を歪曲化し、他のお客様の不利益につながる行為。
引用元:みんなのFX「店頭外国為替証拠金取引約款」より一部抜粋
DMM FX
第7条(禁止事項)
(10)短時間又は合理性が欠ける頻度で注文を繰り返し行う行為
引用元:DMM FX「店頭外国為替証拠金取引」より
その点、XMでは指標トレードが可能なので、最大1,000倍の高いレバレッジを活かして短期で大きな利益が狙えます。
XMで指標トレードをしている人の体験談
実際にXMTrading(エックスエム)で指標トレードを行っているトレーダーの体験談を紹介します。
下記のトレーダーは、経済指標発表10秒前にエントリーした結果、XMに不正な取引と判断されアカウントの強制解約となっています。
詳細をまとめると下記の通りです。
- 消費者物価指数発表の10秒前に7ロットでロングエントリー
- 利確(スキャルピング)
- XMTradingより「キャッシュバック目的の裁定取引」とみなされ、口座凍結・アカウント強制解約
また、下記のトレーダーは強制解約にはなっていませんが、指標発表の10秒前にトレードを行って翌日から最大レバレッジが100倍に制限されるといった措置が取られています。
XMTradingは指標トレードを禁止してないとはいえ、発表直前のエントリーは危険であるといった書き込みが多くありました。
上記の件について多くのトレーダーが書き込みを行っていましたが、指標トレードをしていても注意されていないトレーダーも多くいました。
書き込みの結果を総合的に判断すると、指標トレードの行う上で問題ないと思われるラインは下記のようになります。
- エントリーは指標発表の5分前まで
- ボーナスを利用せず、自己資金のみでトレードを行う
- ゼロカット込みのハイレバトレードは行わない
特に、ゼロカットを前提としたハイレバトレードは多くの業者で禁止事項に該当します。
「指標前にどちらか一方にハイレバでポジションを取れば、2分の1の確率で爆益。仮に予想を外してもゼロカットがあるので損失も抑えられる。」
ゼロカットの損失補填は業者側にとってはコストになるので、業者側に負担を強いるようなトレードは禁止されています。
指標発表後の値動きを見た上でトレードする分にはペナルティの対象にならないでしょうし、実践したこともありますがペナルティを受けたこともありません。
XMの指標トレードとは
指標トレードとは、重要度の高い経済指標が発表されるタイミングで取引を行うことです。
実際のチャートで例を見ていきましょう。
下の画像は2023年7月7日の雇用統計発表時のドル円(USD/JPY)の5分足チャートです。
発表前は143.320円付近で推移していますが、発表後は一時的に142.560円まで下落しており、10分間で約76pipsの価格変動が起きています。
経済指標の発表直後は、取引が活発になり大きな値動きが発生しやすいので、スキャルピングや短期的なトレードでも数十pipsの利益を得ることができます。
そのため、経済指標の発表後は多くの投資家が一斉に参加するので、サーバーへの負担が大きくなることから指標トレードを禁止または一時的に最大レバレッジを制限するFX業者もあります。
XMTrading(エックスエム)では、指標トレード自体を禁止していませんが、発表の寸前(数秒前)にエントリーしたことでアカウント凍結になった事例も発生しているので注意しましょう。
XMで違反とされている取引や行為については「XMの出金拒否」の記事で詳しく解説しているので、こちらも参考にしてください。
XMの指標トレードのやり方
XMTrading(エックスエム)の指標トレードのやり方を紹介します。
発表時に飛び乗ってトレードするのではなく、事前にある程度の情報を得たうえで取引を行うようにしましょう。
- 経済指標の重要度を確認しておく
- 過去の変動幅を確認する
それぞれ順番に紹介していきます。
経済指標の重要度を確認しておく
XMTrading(エックスエム)で指標トレードを行う上際には、経済指標の重要度を事前に確認しておく必要があります。
XMTradingの「経済指標カレンダー」では、重要度は3段階で表示されています。
3段階での表記では分かりにくい場合には、他のサイトで重要度を確認してみましょう。
例として「みんかぶ」では5段階で表示されており、XMTradingよりもさらに詳しい重要度を把握できます。
基本的に指標トレードは、重要度の高い経済指標を狙ってトレードするので、XMのカレンダーであれば牛マークが3つ、みんかぶであれば星5つの指標が発表されるタイミングで取引を行います。
重要度が低いものは注目している投資家の数も少ないので、通常ほとんど値動きに影響がありません。
過去の変動幅を確認する
米雇用統計やECB政策金利・FOMCなど重要度の高い指標でも値動き・値幅は様々です。
そのため、前回や前々回など過去の発表時にどの程度の値動きがあったか事前に知っておく必要があります。
毎回同じ値幅で推移することはありませんが、前回100pipsの値動きがあったのであれば今回も同程度の値動きを想定して、ロット数・ロスカットラインを選定するといったリスク管理が行えるからです。
XMTradingの経済指標カレンダーでは過去の値動きを確認できないので、実際の過去チャートを使って確認するか他の経済サイトで確認するようにしましょう。
「みんかぶ」の経済指標カレンダーは、経済指標の重要度と同時にドル円の変動幅を一目で確認できおすすめです。
XMの指標トレードにおすすめの経済指標
XMTrading(エックスエム)の指標トレードにおすすめの経済指標を3つ紹介します。
経済指標が発表される時間は、夏時間と冬時間で1時間前後します。
- 夏時間:3月の最終日曜日~10月の最終日曜日まで
- 冬時間:10月の最終日曜日~3月の最終日曜日まで
- 米雇用統計
- ECB(欧州中央銀行)政策金利
- FOMC(連邦公開市場委員会)
それぞれ順番に紹介していきます。
米国雇用統計
米雇用統計は多くのトレーダーが注目している経済指標の1つで、「発表国」・「発表時期」・「発表時間」は下記の通りです。
項目 | 詳細 |
---|---|
発表国 | アメリカ |
発表時期 | 毎月第一金曜日 |
発表時間 (日本時間) | 21:30ー夏時間 22:30ー冬時間 |
特に「失業率」と「非農業部門雇用者数」の数値が重視されており、予想値から大きく乖離した場合は相場が急変しやすくなります。
項目 | 非農業部門雇用者数 (前月比) | 失業率 |
---|---|---|
前回 (修正) | 33.9万人 (30.6万人) | 3.7% |
予想 | 22.5万人 | 3.6% |
結果 | 20.9万人 | 3.6% |
上記は2023年7月7日に発表された米国雇用統計の結果ですが、「非農業部門雇用者数」が予想値の「22.5万人」に対して結果が「20.9万人」と予想よりも悪い結果となったこともあり2分間で約76pips下落しました。
アメリカ・雇用統計 とは
米労働省労働統計局(BLS)が、米国の労働者の雇用状況を調査した指標。
世界中の経済指標の中で最も市場に注目されている指標の一つ。
米国夏時間:日本時間午後9時半、冬時間:日本時間午後10時半の発表
引用元:みんかぶ「TOP>FX/為替>アメリカ・雇用統計」より抜粋
ECB(欧州中央銀行)政策金利
ECB(欧州中央銀行)政策金利の発表時には、ユーロ円(EUR/JPY)が大きく変動する傾向にあります。
「発表国」・「発表時期」・「発表時間」は下記の通りです。
項目 | 詳細 |
---|---|
発表 | EU(ユーロ圏) |
発表時期 | 毎年異なる 2023年のスケジュール 2月2日 3月16日 5月4日 6月15日 7月27日 9月14日 10月26日 12月14日 |
発表時間 (日本時間) | 20:45(前後)ー夏時間 21:45(前後)ー冬時間 |
ECB政策金利では、金利の利上げ・利下げや発言内容が重視されます。
項目 | 予想 | 結果 |
---|---|---|
ECB政策金利 | 4.00% | 4.00% |
ECB預金ファシリティ・レート | 3.50% | 3.50% |
ECB限界貸出ファシリティ | 4.25% | 4.25% |
2023年6月のECB政策金利では予想通り0.25%の利上げが行われたことにより、ユーロ円(EUR/JPY)は発表後5分間で約37pips上昇しています。
ユーロ・ECB政策金利 とは
欧州中央銀行(ECB)の最高意思決定機関であるECB理事会によって決定される政策金利。
総裁、副総裁、4名の常任理事、19カ国の中銀のうち輪番による15の中銀総裁の多数決で決定する。欧州理事会議長及び欧州委員会から1名の委員が理事会に出席権を有し、欧州理事会議長は議案の提出も可能であるが、最終の投票には参加できない。
欧州夏時間:日本時間午後8時45分、冬時間:日本時間午後9時45分の発表。
引用元:みんかぶ「TOP>FX/為替>経済指標ユーロ・ECB政策金利」より抜粋
FOMC(連邦公開市場委員会)
FOMC(連邦公開市場委員会)は、米国の金融政策を決定する会合で、米ドル(USD)の値動きに大きな影響をもたらします。
「発表国」・「発表時期」・「発表時間」は下記の通りです。
項目 | 詳細 |
---|---|
発表 | アメリカ |
発表時期 | 約6週間ごとに年8回 2023年のスケジュール 1月31日〜2月1日 3月21日〜22日 5月2日〜3日 6月13日〜14日 7月25日〜26日 9月19日〜20日 10月31日〜11月1日 12月12日〜13日 |
発表時間 (日本時間) | 03:00ー夏時間 04:00ー冬時間 |
FOMCでは、金利の利上げ・利下げや発言内容が重視されています。
項目 | 上限金利 | 下限金利 |
---|---|---|
予想 | 5.25% | 5.00% |
結果 | 5.25% | 5.00% |
2023年6月のFOMCでは予想通り金利の据え置きが決定されましたが、年内にあと2回利上げを行う可能性が示唆されたので、ドルを買う動きが強まりドル円は上昇しました。
5分間では7pipsほどしか上昇していませんが、その後も上昇を続け2時間で約110pipsの値動きが発生しています。
アメリカ・FRB政策金利(FOMC) とは
米国の金融政策を決定する会合。
年8回の定例会合のうち、4回の会合で参加メンバー(投票権の有無にかかわらず全員)による今後数年間の年末時点での経済成長率・失業率・物価・政策金利水準の見通しが発表される。
このうち政策金利水準の見通しは、各メンバーの見通しをドットの形でグラフに示したドット・プロットが公表され、平均値や中心地だけでなく、分布も確認することが出来る。
米国夏時間:日本時間午前3時、冬時間:日本時間午前4時の発表。
引用元:みんかぶ「TOP>FX/為替>アメリカ・FRB政策金利(FOMC)」より抜粋
XMの指標トレードで使えるトレード手法
XMTrading(エックスエム)の指標トレードに使える手法を2つ紹介します。
経済指標が発表されるタイミングは相場が大きく動く傾向にあるので、短時間で大きな利益を得ることができますが、その分リスクもあるので、徹底した資金管理は必須となります。
- 指標発表前にポジションを持つギャンブル
- 指標後の値動きに乗る順張り指標トレード
それぞれ順番に紹介していきます。
指標発表前にポジションを持つ指標ギャンブル
XMTrading(エックスエム)の指標トレードに使える手法の1つ目は「指標発表前にポジションを持つ指標ギャンブル手法」です。
あらかじめ経済指標の予想から相場が動きやすい方向を予測して、指標が発表される前にポジションを持っておきます。
米雇用統計を例に解説します。
項目 | 非農業部門雇用者数 (前月比) |
---|---|
前回 (修正) | 33.9万人 (30.6万人) |
予想 | 22.5万人 |
結果 | 20.9万人 |
2023年7月7日の米雇用統計の「非農業部門雇用者数」の予想「22.5万人」は前回の「30.6万人」に比べ悪くなっているので、相場は下がると判断してあらかじめショート(売り)ポジションでエントリーします。
結果がさらに悪かったこともありますが、結果的にはショート方向へ約76pips下落しています。
今回は予想よりも結果が悪かったので、レートは下降していますが予想よりも結果が良いと上昇する可能性も大いにあるので、ロスカットとロット数の調整は必ず行っておきましょう。
ギャンブルといってもゼロカット込みのハイレバトレードではなく、資金管理をしっかり行ったうえでのロング(買い)かショート(売り)のどちらかを当てるトレードになるので注意しましょう。
指標後の値動きに乗る順張り指標トレード
XMTrading(エックスエム)の指標トレードに使える手法の1つ目は「指標後の値動きに乗る順張り指標トレード手法」です。
ギャンブル手法のようにあらかじめポジションを保有しておくのではなく、結果を見てから値動きに乗る手法です。
FOMCを例に解説します。
項目 | 上限金利 | 下限金利 |
---|---|---|
予想 | 5.25% | 5.00% |
結果 | 5.25% | 5.00% |
2023年6月の発表では、利上げは据え置かれましたが年内にあと2回利上げを行う可能性が示されたことからドル買いが強まりました。
結果の発表時には7pips程しかレートは変動していませんが、その後もしばらく上昇を続けています。
上記の場合であれば、青枠のローソク足で直近高値をブレイクしたのでロング(買い)でエントリーを行います。
XMで経済指標を確認する方法
XMTrading(エックスエム)では、経済指標のタイミングを確認できる「経済指標カレンダー」を公開しています。
経済指標カレンダーでは、「日時」・「通貨」・「重要度」・「予想値」・「前回の発表値」・「実際の発表値」が確認できます。
発表される経済指標によっては、短時間で数十pipsの変動が起こることもあるので、指標のタイミングは必ず把握しておくようにしましょう。
XMTradingで「経済指標カレンダー」を確認する方法は下記の通りです。
- XMTrading公式サイトにアクセス
- 「FXを学ぶ」を選択
- 「経済指標カレンダー」を選択
PC画面・スマートフォン画面でそれぞれ紹介します。
XMTrading公式サイトの画面上部にあるメニューの中の「FXを学ぶ」を選択します。
「FXを学ぶ」を選択すると上記の画面が表示されるので、「ツール」内の「経済指標カレンダー」を選択します。
「経済指標カレンダー」を選択すると下記のように最大1週間先までの指標を確認することができます。
XMの指標トレードに関する注意点
XMTrading(エックスエム)の指標トレードに関する注意点を5つ紹介します。
指標トレードは短時間で大きな利益を得ることができますが、その分リスクも大きいので徹底した資金管理が重要になります。
- 両建てトレードは危険
- スプレッドが拡大する
- スリッページが発生しやすい
- 強制ロスカットになりやすい
- 指値・逆指値がかられる可能性あり
それぞれ順番に紹介していきます。
両建てトレードは危険
XMTrading(エックスエム)で指標発表時にロング(買い)・ショート(売り)の両建てトレードをするのは非常に危険です。
両建てトレードは、どちらのポジションも保有するのでスプレッドは2倍になり、決済のタイミングも難しいのでリスクがあります。
また、指標発表後は急騰からの急落などダマシ的な値動きも多いので、決済のタイミングを見誤ると2倍損することになるので、両建てトレードはおすすめできません。
スプレッドが拡大する
雇用統計やECB政策金利・FOMC(連邦公開市場委員会)など、重要な経済指標の発表前後はスプレッドが拡大する傾向にあります。
スプレッドが拡大する主な要因は、指標の発表前は多くの投資家が取引を控えており、結果を見てトレードを再開します。
- 指標の発表前:多くの投資家が様子見(待ち)状態になるので、流動性が低くなる
- 指標の発表後:結果を見て多くの投資家が一斉に取引を再開するので、レートが一方的に変動して流動性が失われる
経済指標発表時のスプレッドの拡大はXMTradingに限らず、他の海外FX業者・国内FX業者でも同様に広がるので、トレード時には注意する必要があります。
XMTradingも下記の口コミにあるように、過去の米国雇用統計発表時には20pipsもスプレッドが拡大しているのでエントリー時には必ずスプレッドを確認するようにしましょう。
その他、XMでスプレッドが広がる時間帯やタイミングについては別ページに詳しくまとめています。
スリッページが発生しやすい
XMTrading(エックスエム)で指標トレードを行う際には、スリッページにも注意しなければいけません。
スリッページとは?
スリッページとは、注文が要求された価格と異なる価格で執行されることです。こちらはプラスにもマイナスにもなり、注文がより有利な価格、またはより不利な価格のいずれかで執行されることを意味します。
市場価格は、特に経済データの発表時など、ボラティリティの高い時には急速に変化することがあります。このような時には、注文の発注から処理、約定までの間に遅れが生じるため、スリッページが発生する可能性が高くなります。
スリッページから取引を保護する方法の一つとして、指値注文を活用することが挙げられます。
引用元:XMTrading公式サイト「ヘルプセンター>取引用語集」より
経済指標が発表されるタイミングは急激な値動きが発生するので、エントリー時の価格と実際に約定した価格が大きくズレることがあります。
この現象はXMTradingに限ったものではなく、海外・国内すべてのFX業者で起こる可能性があります。
実際にXMTradingと同じ海外FX業者の「FXGT」では、50pips以上のスリッページが発生したとの報告がありました。
国内FX業者の中でも約定力に定評のあるOANDAJapanでも、指標の発表時には8.2pipsのスリッページが発生しているようです。
また、場合によってはスリッページだけでなくリクオート(約定拒否)も発生することがあります。
通常時は全注文の99.35%が1秒以内に約定され、リクオート(約定拒否)もありませんが、指標発表時など相場が急変動するとスリッページ・リクオート起こる可能性が高くなることを理解しておきましょう、
強制ロスカットになりやすい
経済指標発表時のトレードはスプレッドが通常よりも拡大しており、スリッページも発生しやすくなっているので、強制ロスカットになる可能性が高くなります。
ハイレバトレードで指標トレードを行えば短時間で多くの利益を上げれますが、その分強制ロスカットになる可能性も高くなり、ゼロカットを前提としたトレードは禁止事項に該当するのでロット数の調整は必ず行いましょう。
XMTrading(エックスエム)では、証拠金維持率が50%を下回るとマージンコールが発動して新規でポジションを保有できなくなり、20%を下回った時点で強制ロスカットとなります。
証拠金維持率は下記の方法またはXMTrading公式サイト「FX計算ツール」で求めることができます。
証拠金維持率の計算方法
証拠金維持率を求めるには「有効証拠金」と「必要証拠金」の2つを先に求める必要があります。
有効証拠金=残高+ボーナスクレジット+保有しているポジションの損益
必要証拠金=注文時の価格✕注文ロット数(通貨)÷レバレッジ
証拠金維持率(%)=有効証拠金÷必要証拠金✕100
指値・逆指値が狩られる可能性あり
XMTrading(エックスエム)で指標トレードを行う際には、指値・逆指値が狩られる可能性があることに注意する必要があります。
指標発表後は多くのトレーダーが一斉に注文を出すので、レートの上下が激しくなります。
実際に米国雇用統計発表後のチャートで解説します。
下記は2023年6月2日雇用統計のドル円(USD/JPY)の1分足のチャートです。
赤矢印の足が雇用統計発表時のローソク足ですが、1分間で139.458円まで一時的に急騰しその後138.734円まで急落してから再度上昇しています。
この値動きの場合、直近安値(138.835円:青線)に逆指値を設定しているロングトレーダー・直近安値のブレイクに指値をしているショートトレーダーのどちらも狩られています。
指標発表後はレートが不安定になりやすいので指値で取引するよりは、値動きを確認してからの成行注文がおすすめです。
XMの指標トレードに関するよくある質問
XMTrading(エックスエム)の指標トレードに関するよくある質問を紹介します。
- XMTradingでは指標トレードは禁止されていますか?
-
いいえ、XMTradingでは指標トレードは禁止されていません。
ただし、発表の数錠前からポジションを仕込んでおくと口座凍結やアカウント凍結の可能性があるので最低でも発表の5分前までにエントリーすることを推奨します。
- XMTradingでは両建てトレードは可能ですか?
-
はい、XMTradingで両建てトレードを行うことは可能です。
ただし、同一口座での両建てトレードに限ります。複数口座・他の業者間による両建てトレードは、禁止事項に該当するので行わないようにしましょう。
- XMTradingで指標トレードを行う方法を教えてください。
-
XMTradingで指標トレードを行う方法は下記の通りです。
- 指標発表前にポジションを持つギャンブル
- 指標後の値動きに乗る順張り指標トレード
- XMTradingの指標トレードにおすすめの経済指標を教えてください。
-
はい、XMTradingの指標トレードにおすすめの経済指標は下記の3つです。
- 米国雇用統計
- ECB(欧州中央銀行)政策金利
- FOMC(連邦公開市場委員会)
- XMTradingで指標トレードを行う際の注意点を教えてください。
-
はい、XMTradingで指標トレードを行う際の注意点は下記の6つです。
- 両建てトレードは危険
- スプレッドが拡大する
- スリッページが発生しやすい
- 強制ロスカットになりやすい
- 指値・逆指値がかられる可能性がある
- XMTradingで経済指標を確認する方法を教えてください。
-
はい、XMTradingで経済指標を確認する方法は下記の通りです。
- XMTrading公式サイトへアクセス
- 「FXを学ぶ」を選択
- 「経済指標カレンダー」を選択
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