XMのレバレッジ制限・規制パターン4つと解除手順

XMでは最大1,000倍のレバレッジで取引できますが、一定の条件や銘柄によっては1倍まで制限されるケースもあります。

特に、仮想通貨やマイナー通貨ペアではレバレッジに制限がかかるものがほとんどですので、対象となる銘柄は把握しておきましょう。

※例：BTC/USD（Bitcoin/米ドル）：最大500倍

XMのレバレッジに関して倍率制限以外にも全ルールを確認したい方は「XMのレバレッジルール完全版」の記事も参考にしてください。

XMのレバレッジ制限ルールは5種類

ここでは、XMTrading（エックスエム）のレバレッジ制限ルールの以下5つをご紹介します。

XMTradingでは、全5種類のレバレッジ制限ルールを設けています。海外FX業者としては標準的なレバレッジ制限です。

有効証拠金（口座残高）によるレバレッジ制限・規制

XMTradingでは、有効証拠金（口座残高）によるレバレッジ制限を設けています。

有効証拠金とは、口座のトレード資金のことでXMTradingの場合は「現金の口座残高＋クレジット」の合計額が有効証拠金によるレバレッジ制限の基準となります。

最大レバレッジ	有効証拠金総額
最大1,000倍	40,000ドル相当以下
最大500倍	40,001～80,000ドル相当以下
最大200倍	80,001～200,000ドル相当以下
最大100倍	200,001ドル相当以上

最大1,000倍レバレッジは40,000ドル相当の有効証拠金（1ドル＝150円だと600万円）まで適用されます。

多い資金で運用する場合でも、有効証拠金が200,000ドル相当を超えると国内FXの法人口座で一般的な100倍レバレッジと同等となるため、200,000ドル相当以下で取引する方が効率的です。

口座タイプによるレバレッジ制限・規制

XMTradingが提供する全4種類の口座タイプでは、以下の通りに最大レバレッジが異なります。

口座タイプ	最大レバレッジ
マイクロ口座	1,000倍
スタンダード口座	1,000倍
KIWAMI極口座	1,000倍
ゼロ口座	500倍

基本的に各口座タイプの最大レバレッジは1,000倍になりますが、ゼロ口座の最大レバレッジのみ500倍となります。

ゼロ口座は、最大レバレッジが低くなるものの、1ロット片道5ドル相当の取引手数料で、XMTradingで最も狭いスプレッドで取引が可能です。

取り扱い銘柄別のレバレッジ制限・規制

XMTradingでは、取り扱い銘柄別のレバレッジ制限・規制を設けています。

流動性の低い一部のマイナー通貨ペアなど、各銘柄のレバレッジ制限は以下の通りです。

最大1,000倍レバレッジは主要な通貨ペアと貴金属CFDのゴールドに適用されます。

ロット数によるレバレッジ制限・規制

XMTradingでは、仮想通貨CFDに関してのみ各銘柄に設定されている段階式証拠金率に基づくロット数によるレバレッジ制限があります。

段階式証拠金率では、マイナーなアルトコインに関しては、概ね2段階となっており、段階式証拠金率2％の銘柄は50倍から1倍へと制限されます。

ビットコイン、イーサリアム、リップルといった流動性の高い仮想通貨CFDに関しては、ロット数に応じたレバレッジ制限は4段階です。

ロット数	段階式証拠金率	最大レバレッジ
0～14ロット	0.20%	500倍
14～43ロット	0.40%	250倍
43～70ロット	2％	50倍
70ロット超	100％	1倍

段階式証拠金率によるレバレッジ制限の基準は銘柄によって個別に設定されています。

各仮想通貨CFDの段階式証拠金率に基づくレバレッジ制限は「XMTrading 仮想通貨」で確認しましょう。

臨時のレバレッジ制限・規制とタイミング

XMTradingでは、イレギュラーな状況下で特定の銘柄のボラティリティが極端に増加したり、リスクの高い市場では臨時のレバレッジ制限・規制を実施する場合があります。

以下は。2020年に原油先物がマイナス価格となった際に行われた臨時のレバレッジ制限の実例です。

過去数日間におきまして、原油市場のボラティリティが劇的に増加しています。また、WTI OILの５月の先物価格が史上初のマイナス価格にて取引されているのが確認されました。

本期間中に予想される市場の乱れからお客様と当社を保護するべく、XMTradingは以下の一時的措置を講じますことをご案内申し上げます:

2020/4/24（金曜日）のサーバー時間(GMT+3)17:00（日本時間の23:00）より、全てのポジション（新規にポジションを建てる場合と既存のポジションを保持する場合の両方）の最低必要証拠金を一時的に以下のように引き上げます:

6%（17:1のレバレッジ）はGSOILおよびNGAS

4% （25:1 のレバレッジ）はOIL、OILMnおよびBRENT

引用：XMTradingからの重要なお知らせ ※現在は解除済み

基本的にXMTradingで唐突にレバレッジ制限を実施することはありません。

また、臨時のレバレッジ制限を行う場合は、事前連絡のもと顧客保護の目的で行われます。

XMのレバレッジ制限に関する注意点

ここでは、XMTrading（エックスエム）のレバレッジ制限に関する注意点として以下の3つをご紹介します。

XMTradingのレバレッジ制限に関する仕様の注意点を確認しておきましょう。

クレジットも有効証拠金に含まれる

XMTradingでは、クレジットも有効証拠金として取り扱われます。

したがって、口座残高によるレバレッジ制限は、現金の口座残高とクレジットの合計で制限基準が考えられるため注意しましょう。

例えば、現金の口座残高がレバレッジ制限の基準以下でも、クレジットとの合計が制限基準を超えていた場合はレバレッジ制限が発生します。

米ドルを基準にレバレッジ制限

XMTradingは海外FX業者であるため、レバレッジ制限を含めた金額の設定は全て米ドルを基準としています。

日本円を証拠金としている場合は、レバレッジ制限をドル円レートを参考に考えましょう。

したがって、ドル円が円安方向に進むとレバレッジ制限は緩く、円高方向となると日本円建て口座のレバレッジ制限は厳しくなります。

レバレッジ制限は手動で解除する

XMTradingの口座残高によるレバレッジ制限は、口座残高が出金等で減ると手動で解除することができます。

口座残高の調整は出金で行い、既定の口座残高を十分に下回った状態でレバレッジ制限は解除しましょう。

最大レバレッジの制限は、会員ページよりいつでも自ら変更して解除できます。

XMのレバレッジ制限の解除・変更方法

XMTrading（エックスエム）の口座に設定している最大レバレッジは会員ページよりいつでも変更できます。

口座残高によるレバレッジ制限についても、同様に口座から出金して残高を調整した後、以下の手順で解除することが可能です。

XMのレバレッジ制限を各社と比較

ここでは、XMTrading（エックスエム）の口座残高によるレバレッジ制限を他社と比較してみましょう。

各社の口座残高によるレバレッジ制限を比較表にまとめました。

口座残高	XMTrading	Exness	easyMarkets	BigBoss
1ドル～999ドル相当	1,000倍	無制限	2,000倍	1,111倍
999ドル～4,000ドル相当		2,000倍
4,000ドル～4,999ドル相当	500倍
4,999ドル～9,999ドル相当		1,000倍
9,999ドル～20,000ドル相当			1,000倍
20,000ドル～30,000ドル相当				555倍
30,000ドル～50,000ドル相当		500倍
50,000ドル～80,000ドル相当			500倍	200倍
80,000ドル～100,000ドル相当	200倍
100,000ドル～200,000ドル相当	100倍			100倍
200,000ドル～500,000ドル相当			200倍
500,000ドル相当以上			100倍

XMTradingの口座残高によるレバレッジ制限を比較すると、最大1,000倍レバレッジが使える範囲としては他社より若干狭いことが分かります。

一方で、口座残高4,000ドルから80,000ドル相当（概ね1,200万円前後）の範囲で広く最大500倍レバレッジが対応しているため、初心者の方は少額資金で最大1,000倍、上級者の方でも1,000万円前後のトレードで使いやすいです。

XMのレバレッジ制限に関するよくある質問

XMのレバレッジ制限はいくらから発動しますか？

XMTradingのレバレッジ制限は、口座残高（現金＋クレジット）が4,000ドル相当を超えると段階的に発動します。

XMのレバレッジ制限を解除するには？

再度最大1,000倍レバレッジを使うには、口座残高を4,000ドル相当以下に出金して、会員ページより通常と同じくレバレッジを変更しましょう。

XMのレバレッジは何倍まで使えますか？

XMTradingでは最大1,000倍のレバレッジまで使えます。