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XMTradingの確定申告|必要書類の記入・申請方法を解説 

XMの確定申告

XMTradingで得た利益についての確定申告は、他の海外FX業者と特に異なる点はありません。

この記事では、国内FXとの税金の違いを解説し、XMの確定申告に必要な書類の記入と申請の方法を画像つきで分かりやすく解説します。

他の業者でも確定申告のために準備する書類は同じなので、海外FXを利用するトレーダーであれば、どなたにも役立つ内容です。

目次

XMの確定申告はいくらから必要?

XMTrading(エックスエム)でのトレードで利益を得た場合に確定申告の対象となる所得額は、給与所得者と非給与所得者で異なります。

対象者対象となる所得
給与所得者
(会社員・アルバイト・パート等)
20万円以上
非給与所得者
(専業トレーダー・個人事業主等)
48万円以上
確定申告が必要になる年間所得額

給与所得者であれば年間20万円以上、非給与所得者は年間48万円以上の所得がある場合に確定申告が必要です。

それぞれ順番に解説していきます。

所得は「収入- 必要経費」で表され、海外FXのトレードの利益は収入に相当します。

給与所得者の場合

給与所得者の場合は、XMTrading(エックスエム)で利益を得ており、年間所得が20万円以上であれば確定申告を行う必要があります。

給与所得者とは:会社員やパート・アルバイトなど、仕事の対価として会社から給料を得ている人を指します。

また、XM以外の海外FX業者の損益や、その他の副業(アフィリエイト・ネットショップの収益・原稿料など)で得た利益を合算して20万円以上になる場合も確定申告が必要です。

反対にトレードやその他の副業の年間所得の合計が20万円以下であれば確定申告は不要です。

ただし注意点として、給与以外の所得が1円でもあれは住民税の申告が必要となるので注意しましょう。

非給与所得者の場合

非給与所得者の場合は、XMTrading(エックスエム)で利益を得ており、合計所得が年間48万円以上あれば確定申告を行う必要があります。

非給与所得者とは:個人事業主やフリーランス・専業トレーダーなど、会社から給料を得ていない人を指します。

非給与所得者の場合は年間所得額が48万円以下であれば確定申告は不要ですが、給与所得者と同様に1円でも所得があれば住民税の申告が必要になります。

給与所得が2,000万円以上の場合

会社員でも、年間の給与所得が2,000万円を超える場合は確定申告が必要になります。

年収が2,000万円を超えると会社では年末調整を行えなくなり、給与からの税金を源泉徴収によって天引きできないためです。

これはXMTrading(エックスエム)で得た利益額に関係なく、年収が2,000万円を超えている時点で確定申告の対象となるので注意しましょう。

XM(海外FX)と国内FX業者の税金の違い

XMTrading(エックスエム)を含む海外FX業者と国内FX業者の税金の違いについて紹介します。

項目XMTrading(海外FX)国内FX
損益通算総合課税/雑所得内で可能先物取引に係る雑所得内で可能
損失繰越不可3年分の繰越が可能
所得区分雑所得雑所得
税区分総合課税申告分離課税
税率(※)累進課税(15~55%)20.315%(一律)
海外FXと国内FXの税金の違い

(※)それぞれ住民税(10%または5%)が加算された税率で表示しています。

XMと国内FXでは損益通算ができない・損失の繰越ができないといった違いがあるので、しっかりと確認しておいてください。

それぞれ順番に解説していきます。

損益通算の違い

XMTrading(エックスエム)で発生した損益と国内FX業者の損益は損益通算できません。

業者損益通算
XMTrading(海外FX)総合課税/雑所得内で可能
国内FX先物取引に係る雑所得内で可能
海外FXと国内FXの損益通算の違い

XMを含む海外FX業者と国内FX業者では税区分が異なるので、それぞれの業者で発生した利益と損失を相殺できず、海外FX業者で得た利益額のみが個別に課税対象になります。

国内FX業者での損益とは相殺できませんが、ビットコインなどの仮想通貨取引での損益とは損益通算が可能です。

実際の計算方法の例を2つ紹介します。

損益通算の例①

  • XMでの利益:100万円
  • 国内FX業者での損失:50万円
  • 仮想通貨での損失:20万円
  • 100万円(XM)-20万円(仮想通貨)=80万円(純利益)

上記の場合、国内FX業者での「50万円(損失)」との損益通算ができないので、XMで得た「100万円(利益)」から仮想通貨トレードの「20万円(損失)」を相殺した「80万円(利益)」が課税対象となります。

損益通算の例②

  • XMでの利益:100万円
  • 仮想通貨での損失:200万円
  • 100万円(XM)-200万円(仮想通貨)=-100万円(損失)

上記の場合は、XMでの取引で100万円の利益を得ていますが、仮想通貨トレードで200万円の損失を出しているので、利益と損失が相殺されます。その結果、100万円の損失が発生しているので、確定申告の対象外となります。

仮想通貨のほかにXMのトレード損益と損益換算が可能なものは、ネットショップやアフィリエイトなどの収入や国民年金・厚生年金などがあります。

XMと損益通算が可能なもの

  • 副業の収入(ネットショップ・アフィリエイト・原稿料など雑所得に分類されるもの)
  • 公的年金の雑所得(国民年金・厚生年金・企業年金等など)

国内FXの損益や事業所得・給与所得などは、XMの損益と合算できないので注意しましょう。

XMと損益通算ができないもの

  • 国内FX業者の損益
  • 事業所得
  • 給与所得

損失繰越の違い

XMTrading(エックスエム)で年間のトレード収支がマイナス(損失)になっていても、国内FXのように損失を繰越すことができません。

業者損失繰越
XMTrading(海外FX)不可
国内FX3年分の繰越が可能
海外FXと国内FXの損失繰越の違い

そのため、前年に100万円の損失が発生しており、翌年に150万円の利益が出た場合、XM(海外FX)と国内FX業者では次のような計算になります。

XMTrading(海外FX)の場合
項目損益額
前年の損失△100万円
今年の利益150万円
課税対象額150万円
XMTradingで損失が発生した場合

XMを含む海外FX業者は損失繰越ができないので、確定申告を行う年に得た利益の全額が課税対象となります。

国内FX業者の場合
項目損益額
前年の損失△100万円
今年の利益150万円
課税対象額※50万円
国内FXで損失が発生した場合

※計算式:-100万円(損失)+150万円(利益)=50万円(課税対象額)

国内FX業者での損益は「申告分離課税」に該当するので損失の繰越が認められており、前年の損失と今年の利益との差額が課税対象となります。

上記のように、海外FXはハイレバトレードや豪華なボーナスキャンペーンを利用できる分、税金面では不利な一面があるので、注意しておきましょう。

所得区分の違い

XMTrading(エックスエム)を含む海外FX業者と国内FX業者では、損益通算・損失繰越ができないといった違いがありますが、所得区分は同一で「雑所得」が適用されます。

業者所得区分
XMTrading(海外FX)雑所得
国内FX雑所得
海外FXと国内FXの所得区分の違い

雑所得とは、「利子所得」・「配当所得」・「不動産所得」・「事業所得」・「給与所得」・「退職所得」・「山林所得」・「譲渡所得」・「一時所得」の9種類のいずれにも該当しない所得を指します。

所得とは:「収入」から「必要経費」を差し引いた金額のことで、収入が100万円あっても経費が100万円かかっていれば所得額は「0円」となります。

XMTradingでの取引に関する必要経費として計上できるものは以下の通りです。

必要経費として計上できるもの
  • FX取引に関する書籍の購入費
  • FX取引に関するセミナー参加費
  • FX取引に関するセミナーへの交通費・宿泊費
  • EA(自動売買)・インジケーターの購入費
  • VPA(仮想サーバー)のレンタル費
  • 通信費
  • 家賃
  • 水道光熱費

上記を経費として計上する場合には、「日付」・「金額」・「支払い者」・「支払先」・「内容」が記載された領収書が必要になります。

領収書は確定申告の際に提出する必要はありませんが、申告後7年間(白色申告の場合は5年)の保管義務があるので、破棄しないように注意しましょう。

税区分の違い

XMTrading(エックスエム)で得た利益の税区分は「総合課税」となり、国内FXには「申告分離課税が適用されます。

業者税区分
XMTrading(海外FX)総合課税
国内FX申告分離課税
海外FXと国内FXの税区分の違い

総合課税の対象となる所得は以下の通りです。

  • 利子所得
  • 配当所得
  • 不動産所得
  • 事業所得
  • 給与所得
  • 譲渡所得
  • 一時所得
  • 雑所得

XMで発生した利益は、上記の総合課税が適用される所得と合算した金額で税金の計算が行われます。

国内FX業者は「金融商品取引業者」として金融庁に認められており、その取引損益は「先物取引に係る雑所得等」に分類されるため「申告分離課税」の対象になります。

税率の違い

XMTrading(エックスエム)を含む海外FX業者の利益には、「累進課税」が適用されます。

業者税率(※)
XMTrading(海外FX)累進課税(15~55%)
国内FX20.315%(一律)
海外FXと国内FXの税率の違い

(※)それぞれ住民税(10%または5%)が加算された税率で表示しています。

「累進課税」は所得額に応じて税率が上がる仕組みで、最低5%〜最大45%の税率が加算されます。

所得金額税率控除額
1,000円
~1,949,000円
5%0円
1,950,000円
~3,299,000円
10%97,500円
3,300,000円
~6,949,000円
20%427,500円
6,950,000円
~8,999,000円
23%636,000円
9,000,000円
~17,999,000円
33%1,536,000円
18,000,000円
~39,999,000円
40%2,796,000円
40,000,000円以上45%4,796,000円
XMに適用される税率

上記の税率と別途、住民税の10%(申告分離課税の場合は5%)が所得額に関係なく一律で加算されるので、所得額が4,000万円を超えると55%(累進課税45%+住民税10%)の税金がかかります。

国内FXの「申告分離課税」は所得額に関係なく、一律で15.315%(所得税率+復興特別所得税)と住民税5%を合計した「20.315%」が適用されます。

XMと国内FXで500万円の取引利益があった場合の税金は次のようになります。

500万円の取引利益があった場合の税金の違い
業者適用税率税金
XMTrading(海外FX)20%
(3,300,000円~6,949,000円)
1,000,000円
国内FX一律20.315%1,015,700円(※)
所得額による税金の違い

(※)100円未満の端数は切り捨てます。

上記のように、XMTrading(エックスエム)での利益を含む所得が「6,949,000円以下」であれば、税率は20%が適用されるので、国内FXよりも税金が低くなります。

XMの確定申告に必要な書類

XMTrading(エックスエム)で確定申告の際に必要な書類をそれぞれ紹介します。

会社員や個人事業主など所得の状態によって必要な書類は異なるので、しっかりと確認しておきましょう。

それぞれ順番に解説していきます。

確定申告に共通して必要な書類

給与所得有無に関係なく、確定申告を行う際に共通して必要な書類は下記の通りです。

  • 本人確認書類
  • 確定申告書
  • 年間取引報告書(MT4/MT5)
  • 経費の領収書
  • 各種控除証明書

上記は確定申告を行う際に必ず必要になる書類で、フリーランスや会社員では別途必要になる書類があるので次項で解説します。

確定申告の際に必要な書類として有効なものはそれぞれ下記の通りです。

確定申告の際に有効な書類
本人確認書類
  • マイナンバーカード(個人番号)
  • 運転免許証
  • 健康保険証
  • 在留カード
  • パスポート
経費の領収書
  • FX取引に関する書籍の購入費
  • FX取引に関するセミナー参加費
  • FX取引に関するセミナーへの交通費・宿泊費
  • EA(自動売買)・インジケーターの購入費
  • VPA(仮想サーバー)のレンタル費
  • 通信費
  • 家賃
  • 水道光熱費
各種控除証明書
  • 雑損控除
  • 医療費控除
  • 社会保険控除
  • 小規模企業共済掛金控除
  • 生命保険控除
  • 地震保険料控除
  • 寄付金控除
  • 障害者控除
  • 寡婦控除
  • ひとり親控除
  • 勤労学生控除
  • 配偶者控除
  • 配偶者特別控除
  • 扶養控除
  • 基礎控除

フリーランス・個人事業主が確定申告に必要な書類

フリーランス・個人事業主は要件や用途にあわせて、青色申告または白色申告のどちらかで確定申告を行うことになります。

青色申告書で確定申告を行うには「開業届」と「青色申告承認申請書」を確定申告を行う年の3月15日までに、所轄の税務署に提出しておく必要があります。

複式簿記での帳簿付けが必要で提出書類も多くなりますが、その分最大65万円の控除を受けることができます。

控除額必要書類
650,000円確定申告書
本人確認書類
青色申告決算書
各種控除の添付書類
貸借対照表
損益計算書
第三表(譲渡所得があるとき)
第四表(赤字があるとき)
550,000円確定申告書
本人確認書類
青色申告決算書
各種控除の添付書類
貸借対照表
損益計算書
第三表(譲渡所得があるとき)
第四表(赤字があるとき)
100,000円確定申告書
本人確認書類
青色申告決算書
各種控除の添付書類
損益計算書
第三表(譲渡所得があるとき)
第四表(赤字があるとき)
出典:国税庁「令和3年分所得税及び復興特別所得税の確定申告の手引き」より

青色申告は控除額によって必要な書類が異なります。また、最大65万円の控除を受けるにはe-taxでの電子申告もしくは電子帳簿保存を行う必要があります。

専業トレーダーの場合は、FXが事業所得として認められる可能性はかなり低いので、基本的に白色申告書で確定申告を行うことになります。

白色申告に必要な書類

  • 確定申告書
  • 本人確認書類
  • 各種控除の添付書類
  • 年間取引報告書

白色申告は青色申告のように事前手続きは必要ありません。

また、会計帳簿の提出も必要ありませんが、書類に不備が見つかった場合には提出が求められるので事前に準備しておきましょう。

会社員が確定申告に必要な書類

会社員が確定申告をするときに必要な書類は下記の通りです。

  • 確定申告書
  • 本人確認書類
  • 源泉徴収票または報酬支払調書

会社員など給与所得者は、確定申告の際に「源泉徴収票」が必須になります。

源泉徴収票には、1月1日〜12月31日まで1年間の収入額や控除額・所得税が記載されており、年末〜年明けに会社から発行されます。

確定申告における税金の計算方法、節税対策、ならびに国内FXの税金との違いについて「海外FXの税金のすべて」にまとめたので、参考にしてください。

XMの確定申告のやり方(記入・申請方法)

XMTrading(エックスエム)で得た利益を確定申告する方法を紹介します。

各項目の注意事項をしっかりと確認して申告を行うようにしましょう。

それぞれ順番に解説していきます。

XMで年間取引報告書を取得する

XMTrading(エックスエム)の利益を確定申告する場合には、年間の損益が記載された「年間取引報告書」が必要になります。

年間取引報告書の取得方法は下記の通りです。

  • MT4/MT5にログイン
  • 画面下部ターミナルから「口座履歴」を選択する
  • ターミナルタブ内で右クリックして「期間のカスタム設定」を選択する
  • 「開始」・「終了」を指定して「OK」を選択する
  • ターミナル内で右クリックして「レポートの保存」を選択する
  • ファイル名を指定して「保存」を行う
MT4/MT5で年間取引報告書を表示・ダウンロードする方法
STEP
MT4/MT5にログイン
XMのMT4/MT5にログイン

MT4/MT5を起動して「ログインID(口座番号)」・「パスワード」・「サーバー」を入力してログインします。

STEP
画面下部ターミナルから「口座履歴」を選択
XMのMT4/MT5の口座履歴

MT4/MT5にログインすると画面下部に「ターミナル」が表示されているので、「口座履歴」のタブを選択します。

XMのMT4/MT5にターミナルを表示

※ターミナルが表示されていない場合は、画面上部の「表示」を選び、「ターミナル」をクリックすると表示されます。

STEP
ターミナル内で右クリックして「期間のカスタム設定」を選択
XMのMT4/MT5で期間のカスタム設定

ターミナル上で「右クリック」すると上記のタブが表示されるので「期間のカスタム設定」を選択します。

STEP
「開始」・「終了」を指定して「OK」を選択
XMのMT4/MT5で期間のカスタム設定

期間のカスタム設定を選択すると上記のウィンドウが表示されるので、開始日と終了日を選択します。

指定が完了したら「OK」を選択します。

確定申告の際に必要な期間は前年の年間取引報告書になるので、2023年の確定申告の場合は2022年1月1日〜2022年12月31日を指定します。

STEP
ターミナル内で右クリックして「レポートの保存」を選択

OKを選択するとターミナル内に指定した期間の取引履歴が表示されるので、右クリックしてから「レポートの保存」を選択します。

XMの年間取引報告書のレポートの保存
STEP
ファイル名を指定して「保存」

「レポートの保存」を選択すると下記のウィンドウが表示されるので、任意のファイル名を入力して「保存」を選択すると、年間取引報告書のダウンロードは完了です。

XMの年間取引報告書のダウンロード先

※保存先を「デスクトップ」を選択しておくとすぐにアクセスできるようになるので、おすすめです。

MT4/MT5の年間取引報告書はPCのみダウンロード可能で、スマホでは確認のみでダウンロードはできないので注意しましょう。

PCとスマホからXMの年間取引報告書をダウンロードする方法と、その見方について別ページにまとめているので、確定申告の際に参考にしてください。

国税庁「確定申告書等作成コーナー」へアクセス

国税庁「確定申告書作成コーナー」へアクセスして「作業開始」を選択します。

確定申告書の提出方法を選択する

確定申告書を提出する方法を「スマートフォンを使用してe-Tax」・「ICカードリーダライタを使用してe-Tax」・「ID・パスワード方式でe-Tax」・「印刷して提出」から選択します。

提出方法詳細
スマートフォンを使用してe-Taxスマホでマイナンバーカードを読み取って申請する方法
※マイナポータルアプリの事前ダウンロードが必要
ICカードリーダライタを使用してe-TaxICカードリーダライタでマイナンバーカードを読み取って申請する方法
ID・パスワード方式でe-Tax税務署で発行されたID・パスワードで申請する方法
※ID・パスワード方式の届出完了通知が必要
印刷して提出作成した申告書を印刷して持参・郵送する方法
確定申告書の提出方法

※どの申請方法を選択しても記載事項は同じなので、今回は「印刷して提出」を選択した状態で解説を進めていきます。

提出方法を選択すると動作環境の確認と利用規約が表示されるので、よく確認して「利用規約に同意して次へ」を選択します。

PCでの申告は「Windows10」以前のOSでは正常に動作しないことがあるので、事前に確認しておきましょう。

作成する申告書の年分(所得税)を選択する

作成する申告書と年分を選択します。

XMTrading(エックスエム)の利益を申請する場合は「令和〇年分の申告書等の作成」→「所得税」を選択します。

選択すると以下の画面が表示されるので、「次へ進む」を選択します。

生年月日・質問に回答する

自身の生年月日と申請内容に関する質問に回答します。

質問内容詳細
給与以外に申告する収入はありますか?XMTradingの利益は給与に該当しないので「はい」を選択します
税務署から青色申告の承認を受けていますか?青色申告の承認を受けている場合は「はい」
受けていない場合は「いいえ」を選択します
税務署から予定納税額の通知を受けていますか?予定納税の通知がある場合は「はい」
無い場合は「いいえ」を選択します
申告内容に関する筆問

すべての質問に回答したら「次へ進む」を選択します。

収入・所得金額を入力する

XMTrading(エックスエム)で得た利益は総合課税/雑所得となるので、「雑所得/その他」の入力するを選択します。

雑所得の入力手順
STEP
「雑所得」を入力する

所得の種類/雑所得の「入力する」を選択します。

STEP
雑(その他)所得の入力を行う

「入力する」を選択すると下記の画面が表示されるので、「雑(その他)所得の入力」欄の「入力する」を選択します。

STEP
詳細を入力する

雑所得の詳細を入力するフォームが表示されるので、それぞれ入力していきます。

XMTrading(エックスエム)で得た利益は「その他」→「証拠金取引」と入力します。

所得の生ずる場所又は法人番号は、「Eden Island,Seychelles」と入力します。

正式な住所は「F20,1st Floor,Eden Plaza,Eden Island,Seychelles」ですが、28文字までしか入力できないので省略して入力します。

報酬などの支払者の氏名・名称は、「Tradexfin Limited」と入力します。

「XMTrading」はサービス名であり、会社名ではないので、注意しましょう。

項目内容
種目「その他」を選択し
「証拠金取引」と入力します
業務に該当しますか?「いいえ」を選択します
収入金額年間取引報告書の「Closed TradeP/L」/「総損益」の合計金額を入力します
必要経費XMの取引で発生した経費を入力します
源泉徴収額XMのトレードでは源泉徴収が発生しないので「空白」のままにしておきます
所得の生ずる場所又は法人番号「Eden Island,Seychelles」と入力します
報酬などの支払者の氏名・名称「Tradexfin Limited」と入力します
雑(その他)所得の入力内容

すべての入力が完了したら「入力内容の確認」を選択します。

STEP
入力内容を確認する

入力内容を確認して誤りがなければ、画面下部の「次へ進む」を選択します。

STEP
雑所得金額を確認する

雑所得の金額が表示されているので、内容を確認します。

XMの取引のみの場合は「入力終了(次へ)」を選択します。

XMの利益の入力が完了したら、会社員の場合は「給与所得」、個人事業主の場合は「事業所得(営業・農業)」の「入力する」を選択します。

今回は「給与所得」がある場合を例にして、入力を進めていきます。

給与所得の入力方法
STEP
「給与所得」を入力する

会社から給与を受け取っている場合は、「所得の種類/給与所得」欄の「入力する」を選択します。

STEP
源泉徴収票の種類を選択する

会社から発行された源泉徴収票の情報を入力する際、データまたは書面かを選択します。データの場合は「はい」、書面の場合は「いいえ」を選んでください。

「源泉徴収票が書面で交付された年末調整済みの源泉徴収票の入力」の入力するを選択して、各項目を入力していきます。

STEP
給与所得の入力を行う

源泉徴収票に記載されている内容を確認しながら、入力を進めていきます。

項目詳細
①支払金額1年間で支払われた給与の総額を入力します
②源泉徴収税額1年間で納めた所得税を入力します
③「(源泉)控除対象配偶者の有無等」
「配偶者(特別)控除の額」いずれかを記載
「有」または「従有」に「〇」表示がある場合
金額の記載がある場合は「あり」
無い場合は「なし」を選択します
④控除対象扶養親族の数の記載人数の記載がある場合は「あり」
「0」の場合は「なし」を選択します
⑤16歳未満の扶養親族の数の記載人数の記載がある場合は「あり」
無い場合は「なし」を選択します
源泉徴収票の入力内容01
項目詳細
⑥社会保険等の金額記載内容をそのまま入力します
⑦生命保険料の控除額の記載記載がある場合は「あり」を選択します
源泉徴収票の入力内容02

生命保険料の控除がある場合は⑦〜⑫の項目が表示されます。

生命保険料の控除額の記載がある場合(⑦〜⑫)

源泉徴収票に記載されている内容をそのまま入力していきます。

項目内容
⑦生命保険料の控除額記載されている内容をそのまま入力
⑧新生命保険料の金額
⑨旧生命保険料の金額
⑩介護医療保険料の金額
⑪新個人年金保険料の金額
⑫旧個人年金保険料の金額
保険料の入力内容

続いて各種控除額を入力しています。

項目内容
⑬地震保険料の控除額を記載記載されている場合は「はい」
記載が無い場合は「なし」を選択します
⑬地震保険料の控除額記載されている金額を入力します
⑭旧長期損害保険料の金額
住宅借入金等特別控除額の記載記載されている場合は「はい」
記載が無い場合は「なし」を選択します
地震保険料の入力内容

⑭「旧長期損害保険料の金額」は⑬「地震保険料の控除」で「はい」を選択した場合のみ表示されます。

住宅借入金等特別控除額の記載がある場合(⑯A〜D)

⑮「住宅借入金等特別控除の額の記載」で「はい」を選択すると⑯「住宅借入金等特別控除の額の内訳」が表示されます。

項目内容
⑮住宅借入金等特別控除の額記載されている金額を入力します
⑯住宅借入金等特別控除の額の内訳
A:住宅借入金等特別控除可能額
記載されている金額を入力します
B:居住開始年月日【1回目】記載されている日付を入力します
C:住宅借入金等特別控除区分記入されている区分を入力します
D:住宅借入金等年末残高記載されている金額を入力します
住宅借入金(2回目)2回目を入力する場合は「はい」
入力しない場合は「いいえ」を選択します
住宅借入金等特別控除額の内訳の入力内容
項目内容
所得金額調整控除額の記載記載されていれば「あり」
記載が無ければ「なし」を選択します
⑱本人が障害者
⑲寡婦・ひとり親
⑳勤労学生のいずれかの記載
いずれかの記載があれば「あり」
無い場合は「なし」を選択します
㉑支払い者支払い者の住所(所在地または法人番号)
氏名または名称を入力します
源泉徴収票の入力内容03

すべての入力が完了したら「入力内容の確認」を選択します。

STEP
入力内容の確認

入力内容に誤りがないか確認して「次へ進む」を選択します。

STEP
給与所得金額が表示される

すべての入力が完了すると「収入金額・所得金額の入力」の入力フォームに戻るので、確認して誤りがなければ「入力終了(次へ)」を選択します。

所得控除・税額控除を入力する

所得控除・税額控除がある場合は、それぞれ該当する項目に入力していきます。

一部の控除はこれまでに入力した内容に基づき自動的に反映されているので、その他の控除の入力を進めていきます。

すべての入力が完了したら、「入力終了(次へ)」を選択します。

計算結果を確認する

納付額の計算結果が表示されるので、内容を確認して問題がなければ「次へ」を選択します。

住民税等を入力する

住民税等の入力が必要な場合は「住民税・事業税に関する事項」をクリックして必要な情報を入力します。

住民税等の入力が無い場合は、「入力終了(次へ)」を選択します。

住民税の徴収方法を下記の2つから選択します。

  • 特別徴収:給料から差し引く
  • 自分で納付:現住所へ届く納税書で納付する

特別徴収を選択すると会社の給料から住民税が引かれるので、会社に副業をしていることがバレてしまいます。会社へ知られてしまうと不都合がある場合には「自分で納付」を選択するようにしましょう。

その他、扶養家族がいる場合や配当所得等がある場合にはそれぞれ入力を進めていきます。

すべての入力が完了したら、「入力終了(次へ)」を選択します。

下記の画面が表示されるので、「入力終了(次へ)」を選択します。

納税額・納税方法を確認する

納税額が画面上部に表示されているので、確認して納税方法を確認・選択します。

現在利用できる納付方法は下記の通りです。

納付方法手数料
振替納税
(預金口座から引き落とし)
不要
電子納税
(e-Tax・インターネットバンキング)
不要
クレジットカード納付納付額に応じて決済手数料が必要
スマホアプリ納付不要
コンビニQR納付不要
窓口納付不要
納付方法一覧

住所・氏名等を入力する

現住所・氏名の入力を行います。

項目内容
納税地住所または事業所等のどちらかを選択します
住所又は事業所等納税地で選択した方の住所を入力します
令和5年1月1日の住所住所又は事業所等で入力した住所と異なる場合は「いいえ」を選択して令和5年1月1日時点の住所を入力します
住所・氏名等の入力内容

申告書を提出する税務署に関する情報を入力します。

項目内容
提出先の税務署リストから都道府県を選択後、税務署名を選択します
整理番号税務署から送付された申告書等により整理番号が分かる場合は入力します
提出年月日確定申告を提出するに日にちを入力します
(手書きでの記入も可能です)
提出する税務署の入力内容

氏名・電話番号・職業等の情報を入力します。

項目内容
氏名(カナ)セイ・メイをカタカナ入力します
氏名(漢字)姓・名を漢字で入力します
電話番号連絡が取れる電話番号を入力します
世帯主の氏名自身が世帯主の場合は「ご自身が世帯主」
世帯主が本人以外の場合は世帯主の名前を入力します
世帯主からみた続柄世帯主から見た続柄を入力します
職業自身の職業・職種を入力します
(例)会社員等
屋号・雅号屋号・雅号を入力します
無い場合は空欄にしておきます
氏名等の入力内容

すべての入力が完了したら、「次へ進む」を選択します。

マイナンバーを入力する

マイナンバーを入力する画面に移行するので、12ケタのマイナンバーを入力します。

入力が完了したら、「次へ進む」を選択します。

作成した申告書をダウンロード・印刷する

印刷する帳票の確認画面が表示されるので、必要なものにはチェックマーク、不要なものはチェックマークを外しておきます。(デフォルトではすべてにチェックマークが入っています)

「帳票表示・印刷」を選択するとチェックマークを入れた帳票をPDFでダウンロードできます。

ダウンロードが完了したら、「次へ進む」を選択して「終了する」を選ぶと確定申告は終了です。

郵送・持参またはe-Taxで送信する

作成した確定申告書の提出は下記の3通りです。

  • 郵送
  • 税務署へ持参
  • e-Taxで送信(スマートフォンを使用してe-Tax・ICカードリーダライタを使用してe-Tax・ID・パスワード方式でe-Taxを選択した時のみ利用可能)

e-Taxで送信するには、マイナンバーカードを読み込む・税務署で発行されたID/パスワードで確定申告書を作成した時のみ利用可能です。

「印刷して提出」で作成した場合は、郵送または税務署に持参して提出することになります。

郵送する場合

確定申告書を郵送で提出する場合は、「確定申告書添付書類台紙」に本人確認書類の写しを添付して送付する必要があります。

確定申告書添付書類台紙」は国税庁のホームページから取得可能です。

確定申告書を郵送する場合は、投函日ではなく消印が提出日として認められるので、注意しましょう。

XMで確定申告を行う際の注意点

XMTrading(エックスエム)で確定申告を行う際の注意点を紹介します。

海外FX業者では損益通算ができない・損失繰越ができないなど、国内FXと比べて気を付けておくことが多いので、しっかりと確認しておきましょう。

それぞれ順番に解説していきます。

国内FXとの損益通算ができない

XMTrading(エックスエム)を含む海外FXは「総合課税」、国内FXは「申告分離課税」が適用されるので、互いの利益・損失を相殺して確定申告を行うことができません。

項目金額
XMTradingでの利益100万円
国内FXでの損失△200万円
課税対象100万円
課税対象額

そのため、上記のように実際には100万円の損失が発生していても、お互いの損益を合算できないので、XMでの利益全額に対して税金がかかります。

過去3年分の損失繰越ができない

XMTrading(エックスエム)で確定申告を行う際には、損失繰越ができないことにも注意する必要があります。

国内FXに適用される「申告分離課税」には、損失を最長で3年間繰り越せる制度があります。

しかし、XMTradingで獲得した利益には「総合課税」が適用されるため損失繰越ができません。

例として、2023年に100万円の損失が確定した場合、XMTradingと国内FXの違いは下記の通りです。

XMTrading(海外FX)の場合

スクロールできます
項目2023年2024年2025年2026年
利益0円75万円10万円65万円
損失△100万円0円0円0円
損失繰越額
課税対象0円75万円10万円65万円
XMTradingで損失が発生した場合

国内FXの場合

スクロールできます
項目2023年2024年2025年2026年
利益0円75万円10万円100万円
損失△100万円△25万円△15万円△15万円
損失繰越額△100万円△50万円
(75万円+△25万円+△100万円
△55万円
(10万円+△15万円+△50万円
30万円
(100万円+△15万円+△55万円
課税対象0円0円0円30万円
国内FXで損失が発生した場合

同じ100万円の損失でもXM(海外FX)では、損失繰越が認められていないので毎年の利益全額が課税の対象となります。

しかし、国内FXは損失繰越が可能なので、2023年に発生した100万円の損失のうち、控除し切れない金額を翌年以降の3年間(2026年まで)にわたって控除することができます。

複数口座・他社口座も合算して確定申告を行う

XMTrading(エックスエム)で複数口座を利用して取引している場合は、口座間での損益を合算できます。

また、他の海外FX業者の取引口座とも損益通算が可能です。

  • XMTrading口座(A):100万円
  • XMTrading口座(B):△50万円
  • 他社口座(海外FX):100万円
  • 課税対象額:150万円(100万円-50万円+100万円)

上記の場合、XMTradingの口座Aで100万円の利益、口座Bで50万円の損失、および他の海外FX口座で100万円の利益があるので、合計すると150万円が確定申告の対象になります。

ボーナスは課税の対象外

XMTrading(エックスエム)では口座開設ボーナスや100%・20%入金ボーナス、XMPなど様々なボーナスキャンペーンが開催されています。

これらのキャンペーンで受け取ったボーナスは、残高ではなく「クレジット計」に反映されます。

そのため、年間取引報告書の「Closed TradeP/L(総損益)」に含まれず、課税の対象外となります。

ただし、ボーナスクレジットを利用して得た利益に関しては課税の対象となるので注意してください。

>>XMのボーナスの最新情報はこちら

取引手数料は経費として計上できない

XMTrading(エックスエム)のゼロ口座で発生する取引手数料は、経費として計上することができません。

取引手数料は、ポジションの約定時または決済時に口座残高から差し引かれるので、別途取引手数料を経費として計上できないので注意しましょう。

利益はすべて日本円に換算して申告する

XMTrading(エックスエム)の取引口座で日本円以外の口座通貨を選択している場合、トレード毎に仲値を参考にして日本円に換算してから申告する必要があります。

過去の仲値は「三井住友銀行」や「みずほ銀行」など各種金融機関で確認できます。

XMの確定申告に関するよくある質問

XMTrading(エックスエム)の確定申告に関するよくある質問を紹介します。

XMTradingで確定申告が必要になる所得額を教えてください。

XMTradingで確定申告が必要になる金額は、給与所得者と非給与所得者で異なります。

給与所得者の場合は年間20万円以上、非給与所得者は年間48万円以上の所得がある場合に確定申告が必要になります。

XMTradingで確定申告を行う場合、損失を繰越すことはできますか?

いいえ、XMTradingの取引で発生した損失は雑所得に分類されるため、翌年以降に繰越すことはできません。

国内FXでは損失繰越を3年間にわたって行えますが、XMの損失には適用されないので注意しましょう。

確定申告はXMTrading以外の口座も合算して申告することはできますか?

はい、確定申告の際にはXM内のすべての口座や他社口座の損益を合算し、確定申告することができます。

ただし、海外FX業者の口座と国内FX業者の口座は税区分が異なるので、合算することはできません。

XMTradingで受け取ったボーナスは課税対象になりますか?

いいえ、XMTradingで受け取ったボーナスはクレジットに反映されるため課税の対象外です。

ただし、ボーナスを利用した取引で得た利益は課税対象となるので注意しましょう。

XMTradingの含み益・含み損は確定申告の対象になりますか?

いいえ、確定申告の対象になるのは確定したポジションの損益のみです。

そのため、未決済のポジションの含み損益は確定申告の対象外となります。

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