XMのコピートレードは、初心者でも優秀なトレーダーの取引を自動でコピーできるサービスです。成功者の戦略をそのまま再現できるため、トレード経験に関係なく利益を狙えます。
ただし、安定して勝ち続けるには、トレーダー選びと取引の管理が重要です。選ぶトレーダーによって、リスクとリターンが大きく異なるためです。
この記事では、XMのコピートレードの始め方から、初心者におすすめのトレーダー選びやリスク管理のポイントまでをわかりやすく解説します。
- XMのコピートレードとは、優秀なトレーダーの取引をコピーできるサービス
- トレーダーが過去最高益を更新したときに手数料を支払う成功報酬型の仕組み
- リスクとリターンに応じて、安定運用や高いリターンを狙った分散投資ができる
XMのコピートレード(ミラートレード)とは?
XMTrading(エックスエム)のコピートレードは、初心者でも簡単にプロトレーダーの取引を自動でコピーできるサービスです。実績豊富なトレーダーの取引をリアルタイムでコピーできるため、すぐに利益を得るチャンスがあります。
XMでは、取引戦略を提供する人を「ストラテジーマネージャー」、その取引をコピーする人を「投資家」と呼びます。プラットフォーム上では、さまざまなマネージャーのストラテジーが一覧表示されます。

※「コピートレード」と「ミラートレード」は同じ意味で、他人の取引を自動でコピーするシステムを表します。
※「ストラテジー」とは、ストラテジーマネージャーが提供する取引戦略のことを指します。
XMのコピートレードでは、次の情報が確認できるため、自分に合ったストラテジーを選びやすくなっています。
- リターン率
- 手数料(報酬)
- 勝率
- ドローダウン
- 投資家数と総投資額
- マネージャーの自己資金
例えば、高いリターン率を狙いたいならランキング上位のマネージャーを選んだり、安定した運用を求めるならドローダウンが低いストラテジーを選ぶことができます。
XMのコピートレードは、投資家とマネージャーの双方にメリットのあるサービスです。投資家はマネージャーの取引をコピーして利益を狙い、マネージャーはフォロワーを増やすことで報酬を得られます。
投資家はマネージャーの取引で利益を狙える
投資家は、ストラテジーマネージャーの取引を自動でコピーできるため、マネージャーが利益を出せば自分も成果を期待できます。
この仕組みは、特に初心者やトレードに時間を割けない人にとって大きなメリットです。トレードの知識や経験がなくても、優れたマネージャーを選ぶことで効率よく運用できます。。
利益を得るには、資産推移やドローダウン、手数料設定を確認することが大切です。安定した成績を重視する場合は、ドローダウンが低いマネージャーを選ぶと良いでしょう。
また、XMのプラットフォームでは複数のマネージャーを同時にコピーできるため、ポートフォリオを分散してリスクを抑えることも可能です。
マネージャーは取引を共有して手数料を受け取る
ストラテジーマネージャーは、自分の取引を共有し、利益を上げることで手数料(報酬)を受け取れます。コピーした投資家が利益を得た際、その一部が手数料として支払われます。
XMでは、「ハイウォーターマーク」で手数料が設定されます。この方式では、フォロワーに新たな利益を提供できたときだけ手数料を受け取れるのが特徴です。過去の最高益を基準とし、それを超えた利益に対してのみ報酬が支払われます。
この仕組みにより、マネージャーは質の高い取引を継続しやすくなります。また、フォロワーが増えるほど報酬も大きくなり、人気のあるマネージャーほど収益を増やすチャンスが広がります。
XMのコピートレードの始め方(やり方)
XMTrading(エックスエム)でコピートレードを始めるには、まずアカウントの登録が必要です。ここでは、投資家とストラテジーマネージャーの登録手順を紹介します。
アカウントを登録する
XMの公式サイトから新規アカウントを作成します。投資家とストラテジーマネージャーのどちらも同じ手順で登録できます。
まず、XMの公式サイトにアクセスし、「口座を開設する」をクリックします。

その後、表示される登録フォームで必要事項を入力します。居住国(①)とブランド名(②)を選択し、Eメール(③)とパスワード(④)を入力して「登録」をクリックします。

詳しい手順については「XMの口座開設方法と手順をチェック」をご覧ください。
次に、フォロワーは「投資家口座」を、プロトレーダーは「マネージャー口座」を作成します。どちらも取引を始めるために必要です。まずは投資家口座の作成方法を見ていきましょう。
フォロワーは投資家口座を作成する
フォロワー(投資家)は、マイページにログインし、「コピートレード」をクリックします。

次に、「投資家口座を作成する」をクリックしましょう。その後は、画面の案内に沿って進めていけば大丈夫です。

コピートレード口座の取引条件
投資家のコピートレード口座の取引条件は以下のとおりです。
取引条件 | 内容 |
---|---|
口座通貨 | 米ドル |
注文単位 | 1,000通貨/ロット |
最大レバレッジ | 500倍 |
ロスカット水準 | 20% |
最小スプレッド | 2.0 pips~(ドル円) |
取引手数料 | なし |
スワップポイント | あり |
取扱商品 | 通貨ペア・貴金属・エネルギー・ソフトコモディティ・仮想通貨 |
コピートレードの投資家口座は、XMのスタンダード口座と異なり、口座通貨や最大レバレッジ、注文単位が異なり、株式CFDは取り扱えません。
一方で、スプレッド、取引手数料、スワップポイント、約定力は同じ条件となっています。
プロトレーダーはマネージャー口座を作成する
プロトレーダー(ストラテジーマネージャー)は、マイページにログインし、コピートレード管理ページで「ストラテジーマネージャー」をクリックします。

次に、「ストラテジーを作成」をクリックしましょう。その後は、画面の案内に沿って進めていけば大丈夫です。

マルチプライヤー設定と取引サイズの調整
XMのコピートレードでは、投資家の資金に応じて取引量が自動的に調整されます。この調整を行うのが「マルチプライヤー」です。マルチプライヤーは、投資家とマネージャーの有効証拠金の比率と、両者の口座レバレッジの比率を掛け合わせることで計算されます。
また、XMのコピートレードでは「固定マルチプライヤー」を選ぶこともできます。これは、投資金額に関係なく、指定したロット倍率で取引を行う方法です。たとえば、固定マルチプライヤーを1に設定すれば、常にストラテジーマネージャーと同じロット数で取引できます。反対に、固定マルチプライヤーを2に設定すると、ストラテジーマネージャーの2倍のロット数で取引が行われます。
ストップロスとテイクプロフィットの設定
投資家はストップロスとテイクプロフィットを設定することで、損失を抑えつつ利益を確保できます。これらの設定はストラテジー全体に適用され、個別の取引には適用されません。
ストップロスは、ストラテジー全体の損失が設定した水準に達した時点で自動的に決済される仕組みです。一方、テイクプロフィットは、総利益が指定した目標に達した際にポジションを決済し、利益を確定します。
これらの設定は、含み損益と実現損益を含むストラテジー全体のパフォーマンスを基準に管理されます。個別の取引ではなく、全体の成績を総合的に把握できます。
コピー開始後のポートフォリオ管理
コピートレードを開始した後は、定期的にポートフォリオを見直し、必要に応じて調整することが大切です。フォロー中のストラテジーのパフォーマンスを確認し、リスクスコアやドローダウンの変化をチェックしましょう。また、ストラテジーマネージャーの最新投稿や取引方針の変更にも目を通すことで、リスクを抑えながら運用できます。
必要に応じてコピーを停止したり、新しいストラテジーを追加してポートフォリオを分散するのも効果的です。定期的な管理と見直しが、安定した運用につながります。
XMのコピートレードで選ぶストラテジーの基準
XMTrading(エックスエム)のコピートレードで成果を上げるには、ストラテジーの選び方がポイントです。以下の基準を押さえておくと効果的です。
パフォーマンスが右肩あがりになっている
パフォーマンスの安定性は、ストラテジー選びで大切なポイントです。継続的に利益を積み重ねているストラテジーは信頼性が高く、安定した成績を期待できます。

上の画像は、あるストラテジーのパフォーマンスを示したグラフです。1日~90日と全期間のリターンが表示されており、全期間のリターンは85.65%と高い成績を維持しています。短期的な利益だけでなく、長期的にも右肩あがりになっているかを確認してください。
なお、XMのコピートレードは2025年3月に始まったばかりで、まだ十分な実績が蓄積されていないことがあります。利用者の増加とデータの蓄積によって品質向上が期待できるため、長期的な視点で安定したストラテジーを見つけていきましょう。
20%以下のドローダウンを目安にする
ドローダウンが低いほど、資産の減少リスクを抑えられ、安定した運用を維持しやすくなります。20%以下を目安に選ぶことで、過度なリスクを避けやすくなります。
ドローダウンとは、運用資産がピーク時からどれだけ減少したかを示す数値です。例えば、資産が100万円から80万円に減少した場合、ドローダウンは20%となります。リスク管理や安定性を評価する上で欠かせない指標です。

XMのコピートレードでは、ドローダウンが15%や19%といった低い値に抑えられているストラテジーもあります。20%以下であればリスク管理がしやすく、安定した運用を目指せます。
なぜ20%以下が目安になるのか?
プロの投資家は、ドローダウンが20%を超えるとリスク過大と見なされやすいため、20%以下に抑えることが一般的です。
また、ドローダウンが大きいほど資産の回復が難しくなります。
- 20%のドローダウン:回復には25%の利益が必要
- 50%のドローダウン:回復には100%の利益が必要
このように、ドローダウンが大きいほど安定した運用を維持しにくくなります。
シャープレシオが1.0以上
ストラテジーを選ぶ際は、シャープレシオを1.0以上にするのがおすすめです。シャープレシオは、リスク(価格変動の振れ幅)に対して、どれだけ効率よくリターンを得られているかを示す指標です。1.0以上であれば「リスク1に対してリターン1を得ている状態」を示し、効率的な運用と判断できます。

ストラテジーの「リスク」タブをクリックすると、右側にシャープレシオが表示されます。
リスクスコアは安全重視で4以下にする
XMのコピートレードでは、各ストラテジーにリスクスコアが設定されています。これは1から10の範囲でリスクを評価するもので、数字が高いほどリスクも大きくなります。

ストラテジーの「リスク」タブをクリックすると、左側にリスクスコアが表示されます。リスクスコアの目安は以下のとおりです。
- 1〜4(低リスク):安定した運用に適した範囲
- 5〜7(中リスク):利益追求と損失リスクの両立
- 8〜10(高リスク):大きな利益と高い損失リスク
リスクスコアは過去30日間のデータを基に算出され、直近の運用状況を反映しています。最新のデータを活用することで、現在のリスク傾向を効率的に把握できます。
XMのコピートレードは2025年3月に開始され、新規マネージャーが多いため、リスクスコアが「10」と表示されることもありますが、これは必ずしも高リスクとは限りません。
今後、利用者やストラテジーの増加により選びやすくなるでしょう。安全に運用したい場合は、リスクスコア「4以下」を目安に選ぶと安心です。
手数料設定が適切か確認する
ストラテジーマネージャーへの手数料(報酬)は、通常10〜30%に設定されています。手数料率はマネージャーごとに異なるため、実質利益にどの程度影響するかを確認することが重要です。

たとえば、月利10%のマネージャーAが手数料20%の場合、100万円の利益に対して手数料は2万円で、実質利益は8万円です。
また、月利30%のマネージャーBが手数料30%の場合、100万円の利益に対して手数料は9万円で、実質利益は21万円です。
手数料率が高くても、実質利益が十分であれば問題ありません。リターンに見合うかを比較して判断しましょう。
投資家数が多いストラテジーを参考にする
投資家が多いストラテジーは人気が高く、一定の実績を上げていますが、投資家数だけで判断するのは注意が必要です。
例えば、投資家数が282人の「帝(ゴッドハンド)」は1ヶ月のリターンが126.32%と好成績ですが、リスクスコアは10で、ドローダウンも30%と高い状態です。

投資家数の多さは一つの指標ですが、長期的な安定性を重視するなら、リスクスコアの低さやドローダウンの管理も合わせて考慮すると安心です。
カテゴリ別ランキングを活用する
XMのコピートレードでは、ストラテジーを「ランキングカテゴリ」と「商品カテゴリ」に分けて探せるため、自分に合ったストラテジーを効率的に見つけられます。特にランキングカテゴリは、多様な視点でストラテジーを評価できる点が魅力です。

ランキングカテゴリ一覧
ランキングカテゴリでは、パフォーマンスやリスク、人気度などさまざまな基準でストラテジーを比較できます。たとえば、安定性を重視するなら「低リスク」や「低ドローダウン」、高いリターンを狙うなら「最優秀パフォーマー」や「高勝率」がおすすめです。
番号 | カテゴリ名 |
---|---|
① | 注目 |
② | 最優秀パフォーマー |
③ | 高勝率 |
④ | 高額自己資金 |
⑤ | 低リスク |
⑥ | 低ドローダウン |
⑦ | 低手数料 |
⑧ | 人気 |
⑨ | 最も投資されている |
⑩ | ウォッチリスト |
⑪ | すべて |
商品カテゴリ一覧
商品カテゴリでは、取引したい商品でストラテジーを絞り込めます。
番号 | カテゴリ名 |
---|---|
⑫ | すべて |
⑬ | FX(通貨ペア) |
⑭ | 株価指数 |
⑮ | 仮想通貨 |
⑯ | アルゴリズム(主にEA) |
⑰ | コモディティ*1 |
(*1)コモディティは、貴金属、エネルギー、農産物を指します。
資金に余裕があればポートフォリオを組む
ポートフォリオを組むことで、リスクを抑えながら利益を安定させることができます。特に、異なる特性を持つストラテジーを組み合わせることで、一方の損失を他方がカバーし、全体の収益を安定させやすくなります。
- 安定型ストラテジー(FX):低リスクで安定した収益を目指す運用
- 成長型ストラテジー(仮想通貨):高いリターンを狙うが、価格変動も大きい運用
- アルゴリズムストラテジー(自動売買):24時間自動で取引を行い、効率的に利益を狙う運用
たとえば、仮想通貨ストラテジーが資産を減らしても、FXの安定型ストラテジーが着実に利益を積み重ねることで全体の損失をカバーできます。また、自動売買を組み合わせることで、取引チャンスを逃さず効率的に収益を増やせます。
このように、異なるタイプのストラテジーを組み合わせることで、安定した資産増加を目指せる点がポートフォリオ運用の魅力です。
XMのコピートレードのメリット
XMTrading(エックスエム)のコピートレードには、初心者から上級者まで幅広いユーザーに役立つメリットがあります。
最小50ドルの少額資金で始められる
XMのコピートレードは、わずか50ドルから始められる手軽さが魅力です。少額資金で本格的なトレードを体験できるため、まずは小さく始めて実際の運用環境を試したいユーザーに最適です。
たとえば、複数の戦略マネージャーを試しながら自分に合ったストラテジーを見つける際にも、少額で始められるメリットは大きいでしょう。リスクを抑えつつ経験を積むことができる点は、XMならではの強みです。
ハイウォーターマークで手数料が決まる
マネジャーに支払う手数料はハイウォーターマーク方式で計算されるため、公平で透明性の高いシステムが提供されています。この方式では、運用益が過去の最高益を更新したときにのみ成果報酬が発生します。
たとえば、ある月に大きな利益を出した後に損失が出ても、再び過去の最高益を超えなければ手数料は発生しません。不利な状況で手数料を支払わずに済むため、投資家は安心して運用を続けられます。
有効証拠金があれば無制限にフォローできる
投資家は有効証拠金が十分であれば、戦略マネージャーを無制限にフォローできます。複数のマネージャーを同時にフォローすることで、リスクを分散しながら効率的に運用を行える点が魅力です。
この柔軟性により、資金を分割してさまざまなストラテジーを試し、自分に最適な組み合わせを見つけやすくなります。特にポートフォリオを構築する際に役立つメリットです。
最大10個のストラテジーを運用できる
XMのコピートレードでは、ストラテジーマネージャーは最大10個のストラテジーを作成できます。異なる戦略を柔軟に使い分けられる点が大きなメリットです。
たとえば、スキャルピング、デイトレード、スイングトレードといったスタイルごとにストラテジーを分けたり、EA専用の口座を別に運用することも可能です。また、各ストラテジーのパフォーマンスを個別に公開できるため、投資家は自分に合ったストラテジーを選びやすくなります。
XMのコピートレードのデメリットと注意点
XMTrading(エックスエム)のコピートレードで注意すべき点やデメリットをまとめました。
ストラテジーマネージャーは株式CFDで稼げない
2025年4月現在、投資家口座で株式CFDは利用できません。ストラテジーマネージャーが株式CFDのポジションを開いても、投資家口座には反映されない仕組みです。
コピー対象となる商品は、FX、株価指数、仮想通貨、コモディティとなります。
ストップロスとテイクプロフィットはストラテジー全体に適用される
XMのコピートレードでは、ストップロスとテイクプロフィットは、ストラテジー全体の総利益に対して設定されます。個別の取引ごとには適用されません。
たとえば、複数のポジションを同時に保有している場合、特定のポジションが損失を出しても、全体の利益が一定の範囲内ならストップロスは発動しません。逆に、一つのポジションが大きな利益を出しても、全体の利益がテイクプロフィットの基準に達しなければ自動で利確されません。
取引手法の詳細がわからず質問もできない
ストラテジーの詳細ページでは、「マネージャーの経歴(①)」や「ストラテジーの説明(②)」が表示され、マネージャーが採用している戦略や取引方針を知ることができます。
「最新の投稿(③)」には、マネージャーが共有する最新情報が表示されることがあり、市場の見通しやストラテジー変更に関するコメントが含まれることもあります。

ただし、エントリータイミングやリスク管理の基準といった具体的な取引手法までは公開されていないケースが多いです。また、XMのコピートレードでは、投資家がマネージャーに直接質問する機能は設けられていません。
とはいえ、公開されているデータやマネージャーの投稿を活用することで、戦略を判断することは十分に可能です。マネージャーが独自の手法を保護しながら提供できる環境であるため、投資家はデータをしっかりと分析して、自分に合ったストラテジーを見つけることが大切です。
スキャルピングのコピーはスプレッド負担が大きい
投資家口座のスプレッドは広めに設定されており、ドル円でも最小2pipsです。特にスキャルピングでは、このスプレッドコストが利益を圧迫しやすくなります。
各ストラテジーの注文履歴を確認し、「発注時間」と「決済時間」が数秒間で完了している取引は、スプレッドの影響を受けやすいことに注意しましょう。

口座開設ボーナスと入金ボーナスを利用できない
XMでは、13,000円分の口座開設ボーナスや最大10,500ドル分の入金ボーナスが提供されていますが、コピートレードでは利用できません。
これらのボーナスは、スタンダード口座やマイクロ口座などの裁量トレードやEA(自動売買)用の口座で提供される特典です。
なお、コピートレードの投資家口座はスタンダード口座とほぼ同じ取引条件です。そのため、まずはボーナスを利用してスタンダード口座で取引環境に慣れておくことで、スムーズにコピートレードへ移行できます。
また、コピートレードと裁量トレードやEAを併用することで、資産運用を効率化できる可能性もあります。ボーナスを活用したい方は、これらの口座開設を検討してみてください。
XMコピートレードの手数料(報酬)の決め方
XMTrading(エックスエム)のコピートレードでの利益配分と手数料の仕組みを紹介します。
投資家とストラテジーマネージャーの利益配分方法
XMのコピートレードでは、利益が発生した際に、投資家の利益の一部がストラテジーマネージャーに配分されます。この配分方法は、ハイウォーターマーク方式によって公平性が保たれています。
手数料の発生条件と利益配分の流れは次のとおりです:
- 手数料の発生条件: ハイウォーターマークを更新したときにのみ手数料が発生する。
- 手数料の計算方法: 設定された料率に基づいて計算される。
- 投資家の利益: 手数料を差し引いた後の利益が自動的に口座へ反映される。
- マネージャーの報酬: 差し引かれた手数料が支払われる。
この仕組みにより、利益が出たときだけ手数料が発生するため、公平性が保たれています。
ハイウォーターマークの仕組みと特徴
ハイウォーターマーク(HWM)とは、これまでで一番高かった利益や資産の値を指す基準です。投資の成績を評価するために使われます。XMのコピートレードでは、実現利益と未実現利益の合計がハイウォーターマークを更新したときにのみ手数料が発生します。

たとえば、前回の最高益が100万円だった場合、新たに利益の合計が110万円に達したときに手数料が発生します。その後、利益が100万円に減少し、105万円まで回復しても、最高益110万円を超えない限り手数料は発生しません。
次に、利益が120万円に達した場合、110万円を超えた10万円分に対してストラテジーマネージャーが設定した手数料率が適用され、報酬として支払われます。
この仕組みはハイウォーターマークを更新した部分にのみ手数料が発生するため、投資家にとって公平で透明性が高くなります。
XMのコピートレードに関するよくある質問
XMTrading(エックスエム)のコピートレードについて、よくある質問にお答えします。
- XMのコピートレードは違法なの?
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XMのコピートレードは違法ではありません。国内のFX業者の場合、金融庁の規定によりコピートレードを提供するには「投資助言・代理業者」などの登録が必要です。しかし、XMは海外FX業者であり、日本の金融庁に登録されていないため、国内の規定は適用されません。
- XMのコピートレードは勝てない?
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いいえ、XMのコピートレードでも利益を狙うことは十分に可能です。成績の良いストラテジーを選び、リスクスコアやドローダウンを定期的に確認することで、安定した利益を目指せます。また、相場の変化に合わせてフォローするマネージャーを見直し、最適なストラテジーに入れ替えることも重要です。
- XMのコピートレードの特集(注目のリスト)はどのように選ばれてる?
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XMの特集リスト(注目リスト)は、XMが独自の裁量で決定しています。選定基準は公開されていませんが、一般的にパフォーマンスや人気度が影響していると考えられます。
- XMのコピートレードでランキング上位のストラテジーを選べば安全?
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ランキング上位のストラテジーは優れた成績を持つことが多いですが、安全とは限りません。カテゴリーによって評価基準が異なるため、注意が必要です。たとえば、高勝率カテゴリー(①)の上位ストラテジーでは、リターンが414.83%(②)と非常に高い一方で、最大ドローダウンが50%(③)とリスクも大きくなります。
高勝率カテゴリのストラテジー カテゴリーごとにリスクとリターンのバランスを確認し、自分に合ったストラテジーを選ぶことが大切です。
- XMのコピートレードで初心者向けのおすすめストラテジーの選び方は?
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初心者がXMのコピートレードでストラテジーを選ぶ際は、低リスクや低ドローダウンのカテゴリーに含まれるストラテジーから始めるのがおすすめです。特に、ドローダウンが20%以下であることを目安に選ぶと、リスクを抑えながら安定した成績を期待できます。また、手数料が低めのストラテジーを選ぶことで、利益を確保しやすくなります。さらに、一時的な成功だけでなく、長期的に利益を出しているストラテジーを選ぶことも重要です。
- XMのコピートレードでリスクスコアとシャープレシオはどちらを優先すべき?
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XMのコピートレードでリスク管理を重視するならリスクスコア、利益効率を重視するならシャープレシオを優先すべきです。安全を求める場合はリスクスコア4以下を目安にし、効率を求める場合はシャープレシオ1.0以上を目安に選びましょう。
- リスクスコアが「10」でもパフォーマンスが良いストラテジーを選んでいい?
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リスクスコアが「10」のストラテジーは、短期的に大きな利益を狙える可能性がありますが、急激なドローダウンが発生することも多いため注意が必要です。ただし、戦略的に活用することもできます。リスクスコアが「10」になった理由を確認し、一時的な相場変動やポジション変更が原因であれば、大きな問題ではない場合もあります。また、他のストラテジーと組み合わせてポートフォリオを構築することで、リスクを分散しつつ高いリターンを狙うことができます。
- XMのコピートレードでストラテジーのドローダウンが急に増えたときの対処法は?
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ドローダウンが急増した場合は、原因を特定しましょう。まず、ストラテジーマネージャーの最新投稿を確認し、意図的なリスク増加か、一時的な相場変動かを見極めます。過去のパフォーマンス履歴と比較して、一時的なものか戦略変更によるものかを判断できます。最大ドローダウンを更新した場合はコピーを一時停止し、継続を慎重に検討しましょう。
- ストラテジーマネージャーがポジション保有中に投資家が注文するとどうなる?
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ストラテジーマネージャーがポジションを保有中に投資家が注文すると、その時点の市場価格でポジションがコピーされます。ただし、この機能は初期設定では無効のため、有効に設定する必要があります。また、市場が閉場中の場合は、開場時に注文が行われます。
- XMのコピートレードを途中で停止するとどうなる?
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コピー中のストラテジーを一時停止すると、新しいポジションは発注されず、既存のポジションはマネージャーが決済するまで反映され続けます。終了を選ぶと、すべてのポジションが現行の市場レートで決済されます。
- ストラテジーマネージャーの成功報酬はどのように支払われる?
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ストラテジーマネージャーの成功報酬は、投資家の口座から差し引かれ、ウォレットまたは取引口座(MT4またはMT5)に振り込まれます。初期設定はウォレットですが、マネージャーエリアで変更できます。手数料は毎日計算され、投資家が取引を終了した場合も30分以内に支払われます。
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