海外FX業者の中には、億単位の高額出金事例が確認できる業者があります。
いくら高いレバレッジで大きな利益を目指せるとは言え、取引口座から出金できなければ意味がありません。
この記事で高額出金ができる海外FX業者を確認した上で、どの業者を使うか検討してください。
また、総合的な評価が高く初心者でも安心して利用できる人気業者は「海外FXのおすすめ業者ランキング」にも詳しくまとめているので、興味があればご覧ください。
海外FXで億単位の高額出金ができる業者
海外FX業者は国内FX業者には真似できない「ハイレバレッジ」や「ロスカット水準」・「ゼロカットシステム」など大きな利益を稼ぎやすいトレード環境を提供しています。
実際に海外FX業者を利用して億単位の利益を上げるトレーダーも数多く存在しています。
海外FX業者は日本の金融ライセンスを取得していないので、「出金拒否」されるリスクが高いと勘違いしているトレーダーもいますが金額に関係なく出金できる業者は多く存在しています。
中でも「iForex」はTwitterで1.5億円の出金事例が確認されています。
iForex
項目 | 詳細 |
---|---|
最大レバレッジ | 400倍 |
金融ライセンス | FSC (イギリス領バージン諸島金融サービス委員会) |
資金管理 | 分別管理 |
設立年 | 1996年 |
ボーナス | あり |
iFOREX(アイフォレックス)は1996年に設立されており、海外FX業者の中でも運営歴が長く数多くのトレーダーが利用しています。
出金の際に「出金依頼書」を毎回提出する必要があるので、若干手間がかかりますが日本語サポートも手厚いので安心です。
上記のように、億越えの高額出金の実績や数千万円単位の出金実績が多く報告もある信頼性の高い海外FX業者の1つです。
取得している金融ライセンスが「FSC」(イギリス領バージン諸島金融サービス委員会)と比較的取得しやすい部類のものではありますが、悪質な出金拒否の報告も無く安心して利用できます。
海外FXで高額出金ができる業者4選
「iForex」のように億単位の高額出金は確認できませんでしたが、数千万円単位の出金事例があった海外FX業者「XMTrading」・「Exness」・「TitanFX」・「AXIORY」4社を紹介します。
- XMTrading
- Exness
- TitanFX
- AXIORY
それぞれ順番に解説していきます。
XMTrading
項目 | 詳細 |
---|---|
最大レバレッジ | 1,000倍 |
金融ライセンス | FCA (イギリス金融行動監視機構) CySEC (キプロス証券取引委員会) など |
資金管理 | 分別管理(補償額:最大100万ドル) |
設立年 | 2009年 |
ボーナス | あり |
XMTrading(エックスエム)は、日本でも人気の海外FX業者で全世界で350万人以上のトレーダーが利用している業界大手のブローカーです。
世界一取得が難しいとされる「FCA」(イギリス金融行動監視機構)の金融ライセンスを取得しており、運営歴も10年以上と信頼性の高い業者です。
Twitterでは下記のように多数の出金報告があり、出金拒否やトラブルの報告はほとんどありませんでした。
億単位の出金事例は確認できませんでしたが、数千万円単位の高額出金の報告は数多くありました。
XMTradingは、信頼性の高い金融ライセンスと出金トラブルの報告がほとんどないので、安心して利用できます。
Exness
項目 | 詳細 |
---|---|
最大レバレッジ | 無制限(21億倍) |
金融ライセンス | FCA (イギリス金融行動監視機構) CySEC (キプロス証券取引委員会) など |
資金管理 | 分別管理(補償額:最大2万ユーロまで) |
設立年 | 2008年 |
ボーナス | なし |
Exness(エクスネス)は最大レバレッジ「無制限」が特徴で、高額出金の報告が多い業者の1つです。
グループ全体で7つの金融ライセンスを取得しており、特に取得が難しい「FCA」や「CySEC」を保有しているので信頼性・安心性は非常に高いです。
Twitterでは、上記のように数百万〜数千万円単位の高額出金の報告が多数ありました。
Exnessは信頼性の高い金融ライセンスの保有しており、財務状況も業界最大手のデトロイト社が担当しているので、信頼性・安全性は非常に高い業者と言えます。
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TitanFX
項目 | 詳細 |
---|---|
最大レバレッジ | 1,000倍 |
金融ライセンス | VFSC (バヌアツ金融サービス委員会 ) |
資金管理 | 分別管理(補償額:最大2万ユーロまで) |
設立年 | 2014年 |
ボーナス | あり(不定期) |
TitanFX(タイタンFX)は、「iForex」や「XMTrading」・「Exness」に比べると運営歴は短いですが、高額出金の報告は多くあります。
資金管理方法は「分別管理」ですが、Financial Commissionへの加盟しているため、2万ユーロまでの補償を受けることができます。
億単位の出金は確認できませんでしたが、上記のように数百万円〜数千万円の高額出金の報告はありました。
TitanFXは人気の海外FX業者でありながら、出金拒否やトラブルの報告はほとんどない信頼できるブローカーの1つです。
\低スプレッド×高約定で上級者に人気!/
※公式サイト:https://titanfx.com/jp
AXIORY
項目 | 詳細 |
---|---|
最大レバレッジ | 1,000倍 |
金融ライセンス | IFSC (ベリーズ国際金融サービス委員会) |
資金管理 | 信託保全 |
設立年 | 2011年 |
ボーナス | あり(不定期) |
AXIORY(アキシオリー)は、2011年に設立された比較的新しい業者ですが、出金に関するトラブルはほとんどありません。
「XMTrading」や「Exness」のように信頼性の非常に高い「FCA」や「CySEC」を取得しているわけではありませんが、「信託保全」で資金管理を行っている数少ない海外FX業者です。
Twitter上で確認できた最高額は約2,700万円で、1億円以上の出金事例に関しては口コミがありませんでした。
出金拒否やトラブルに関する報告もほとんどなかったので、数千万円単位の出金であれば問題なく出金できる優良なブローカーと言えます。
\低スプレッドの大口取引に最適!/
※公式サイト:https://www.axiory.com/jp/
海外FXで億単位の高額出金ができる業者の選び方
海外FXで億単位の高額出金ができる業者の選び方を4つ紹介します。
どれも重要な項目となるので、必ず確認しておいてください。
- 金融ライセンスを取得している
- 分別管理・信託保全を採用している
- 運営期間が長い
- 過去に出金拒否などのトラブル報告が無い
それぞれ順番に解説していきます。
金融ライセンスを取得している
海外FX業者で億単位の高額出金ができる業者を選ぶ際には、取得している金融ライセンスに注目しましょう。
金融ライセンスを取得するためには、資本金・資金の管理方法・外部機関の監査を受けているなど様々な審査基準をクリアする必要があります。
金融ライセンス | 取得難易度 | 取得している主な業者 |
---|---|---|
イギリス金融行動監視機構(FCA) (Financial Conduct Authority) | 難しい (世界一) | XMTrading Exness |
キプロス証券取引委員会 (CySEC) (The Cyprus Securities and Exchange Commission) | 難しい (FCAに次ぐ) | XMTrading Exness FXGT |
バヌアツ金融サービス委員会 (VFSC) (Vanuatu Financial Service Commission) | 普通 | TitanFX |
イギリス領バージン諸島金融サービス委員会 (FSC) (British Virgin Islands Financial Services Commission) | 簡単 | iForex |
ベリーズ国際金融サービス委員会 (IFSC) (International Financial Services Commission) | 簡単 | Axiory・FBS |
セントビンセント・グレナディーン金融庁(FSA) (Financial Conduct Authority) | 簡単 | Land-FX |
上記は、海外FX業者が取得している主な金融ライセンスの一覧です。
ライセンスを発行している国によって取得難易度があり、イギリスの「FCA(Financial Conduct Authority」は世界一取得が難しく、信頼性・安全性が高いことで評判です。
XMTrading・Exnessは、取得難易度が高い「FCA」・「CySEC」を両方とも取得しており、億単位の資金運用でも安心して利用できる業者です。
海外FXの金融ライセンスの厳格性や信頼度については別記事にまとめているので、そちらも参考にしてください。
分別管理・信託保全を採用している
海外FX業者で億単位の高額出金ができる業者を選ぶ際には、運営会社の資金管理方法について確認しておきましょう。
海外FX業者で採用されている資金の運用方法は「分別管理」と「信託保全」の2種類です。
それぞれの管理方法の違いは下記の通りです。
- 投資家(トレーダー)から預かった資金と運営会社の資金を分けて管理する方法
- 万が一運営会社が倒産した場合には預けている資金が返還されない場合がある
- 投資家(トレーダー)から預かった資金を第三者機関(銀行等)へ預けて保管する方法
- 運営会社が倒産しても投資家の資金は差し押さえられることなく全額返金される
「信託保全」の方が万が一の際でも全額返金されるため信頼性が高いですが、海外FX業者のほとんどは「分別管理」を採用しています。
実際に高額出金の実績がある「XMTrading」・「Exness」・「TitanFX」・「iForex」・「AXIORY」の5社の資金管理方法は次の通りです。
業者名 | 資金管理方法 |
---|---|
XMTrading | 分別管理 (補償額:最大100万ドル) |
Exness | 分別管理 (補償額:最大2万ユーロまで) |
TitanFX | 分別管理 (補償額:最大2万ユーロまで) |
iForex | 分別管理 |
AXIORY | 信託保全 |
「Exness」や「TitanFX」は分別管理ですが、金融サービス業における外国為替市場に関する紛争問題解決に取り組む国際機関「The Financial Commission」に加盟しており、最大「20,000ユーロ」の補償を受けることができます。
「AXIORY」は、海外FX業者では珍しい「信託保全」を採用しており、安心して資金を預けれる業者の1つです。
運営期間が長い
海外FX業者で億単位の高額出金ができる業者を選ぶ際には、運営期間・実績もチェックしておきましょう。
運営期間が長いということは、大きなトラブルもなく経営を続けてきている証拠であり、1つの指標となります。
「資金集め」を目的として、派手なボーナスキャンペーンなどを開催し資金を一気に集めて、突如撤退するなど悪質な業者が過去に存在していたので注意しましょう。
健全な運営をしている業者もありますが、運用期間が短い海外FX業者にはそれなりのリスクがあることは覚えておいてください。
過去に出金拒否などのトラブル報告が無い
過去に出金拒否などのトラブルの報告が無いことも重要な項目の1つです。
出金トラブルが発生していれば「Twitter」や「掲示板サイト」など各種SNSで報告されていることが多いので、事前に確認しておきましょう。
ただし、注意点として「報告内容」をしっかりと確認・判断する必要があります。
出金拒否されたという口コミがあっても実際には「トレーダー側」に問題があった場合(入力ミス等)もあります。
海外FX業者は出金拒否の措置を講じるだけで、「入力ミスがあったため出金拒否となりました」といった詳細を教えてくれないので、トレーダー側が一方的に「出金拒否された」と報告している場合があります。
海外FX業者が悪質な出金拒否をするメリットは無いので、SNSの情報をすべて鵜呑みにするのは危険です。
複数の報告内容を確認して、信頼できる業者なのかチェックするようにしましょう。
海外FX業者の出金拒否の有無については関連記事もあわせて読んでみてください。
過去に出金トラブルのあった業者
過去に出金トラブルを起こしている会社を4社紹介します。
よくあるユーザー側のミスではなく、運営会社側に問題があったケースですので、利用する際は細心の注意が必要となります。
- GEMFOREX
- IronFX
- IS6FX
- Instaforex
それぞれ順番に解説していきます。
GEMFOREX
GEMFOREX(ゲムフォレックス)は、2022年の12月頃から出金遅延が発生しており、問題になっています。
2023年5月15日のGEMFOREXの発表内容は以下の通りです。
・現在の出金遅延状況
昨年12月初旬より発生しておりますお客様への出金遅延につきまして、現在も継続的に遅延が続いている状況にございます。現在の所、遅延解消の目処は立っておりません。
・出金遅延が発生した原因と対応状況
今まで捜査上の都合もあり公開出来ない事情もございましたが、多くのお客様がSNSなどで事実と異なる内容を拡散されている事で誤解が生じております為、出金遅延が発生した原因と現状報告を包み隠さずにご報告させて頂きます。
1:集団による第3者名義貸し&口座転売
2022年中頃から集団による第3者名義貸し&口座転売にて利用規約違反によるボーナスアービが横行し大きな損失が発生。現在、主犯格グループと関わった人物について捜査中となります。示談が成立しない場合は訴訟に入る予定でおります。今後の情報についても本サイトにて報告して参ります。2:決済代行会社(A社)による35,879,651 USD(約50億円)持ち逃げ
2022年後半、決済代行会社(A社)による約50億円の持ち逃げが発生。現在、警察に被害届を提出し主犯格の捜索中。示談が成立しない場合は訴訟に入る予定でおります。今後の情報についても本サイトにて報告して参ります。3:決済代行会社(B社)による1,098,709,370円 (7,996,429.18 USD)の未払い
2022年後半、決済代行会社(B社)による約10億円の未払いが発生。現在、毎月1,000万円ずつ弊社口座に分割にて支払われております。示談が成立し訴訟は検討しておりませんので社名は今後も伏せさせて頂きます。この3つが同時期に発生した事に加えて特に上記1が原因でリクイディティプロバイダーからの指摘を受け、リクイディティプロバイダー審査が長引き出金遅延が発生し始めました。
また、2と3に関しては弊社が受け取っていない金額となりますので、お客様が入金された金額を当社が受け取れない状態でお客様にサービスを提供している状況になっておりました。※リクイディティプロバイダー(Liquidity Provider)とは、マーケットメーカーや市場提供元となり、省略してLPと呼ばれます。LPにより全ての取引の有効性は判断されます。
引用元:「GEMFOREXのお知らせ」より一部抜粋
上記のようにGEMFOREXでは、決済会社による約50億円の持ち逃げと10億円の未払いの影響で出金遅延となっています。
現在も遅延解消の目途が立っていないので、新たな情報が発表されるまでは利用を控えておきましょう。
IronFX
IronFX(アイアンFX)は、過去に中国で計30億円の顧客資金の未払いを起こしています。
結果的には一部の中国人アフィリエイターによる偽造証明書類を使用しての紹介報酬の不正取得が発覚した為ですが、一時的に出金を停止しています。
また、2014年には急に日本からの撤退を表明し、ポジションの強制決済や口座の利用停止を行い、トラブルを起こしています。
上記のようにIronFXは、世界各地で出金に関するトラブルを抱えています。
世界中の海外FX業者の口コミサイト「ForexPeaceArmy」でSCAM認定されており、評判は良くありません。
出金トラブルに巻き込まれる可能性を考慮すると億単位の資金運用は控えるのが賢明と言えます。
IS6FX
IS6FX(アイエスシックスエフエックス)は、前身のis6comの時に大幅な出金遅延が発生しています。
SNSで調査した中では着金までに最大2か月かかったトレーダーもいました。
社名を「IS6FX」に変更してからは、上記のような出金トラブルは発生していませんが、過去に出金トラブルが発生している点は把握しておきましょう。
Instaforex
Instaforex(インスタフォレックス)は、出金トラブルが数多く発生しており、利用する際には注意な業者です。
IronFXと同様に口コミサイト「ForexPeaceArmy」でSCAM認定されています。
- 利益7,000ドルを違法に押収された
- 利益確定がすべて取り消された
上記は報告されているトラブルの一例ですが、多数の報告が確認できました。
また、Twitterで調査しても実際に出金できたという報告を見つけることができなかったので、億単位での利用は控えておくのが賢明です。
海外FXで億単位の高額出金が拒否されるケースと注意点
海外FXで億単位の高額出金が拒否されるケースと注意点を3つ紹介します。
どれも出金申請に関する重要な項目なので、必ず確認しておいてください。
- 規約違反に該当する取引を行わない
- 出金先の口座情報を間違えている
- 入金方法と異なる出金方法で申請している
それぞれ順番に解説していきます。
規約違反に該当する取引を行わない
海外FXでよくある出金拒否になるケースは、規約違反に該当する取引を行っていることです。
無意識・故意に関係なく利用規約に記されている禁止事項に該当する取引を行った時点で、出金拒否・アカウント凍結の対象となります。
多くの海外FX業者では以下の取引が禁止事項に該当します。
- 裁定取引(アービトラージ)
- 複数口座・複数業者を利用した両建て取引
- 窓開けのみを狙った取引
- レートエラーや接続遅延を意図的に狙った取引
- ボーナスを悪用した取引
業者によっては、複数口座・業者を利用した両建て取引を認めていたり独自のルールを設けている場合もあるので、利用している業者の規約はしっかりと確認しておきましょう。
XMTrading独自の禁止事項の例
- XMの複数口座間による両建て取引
- 他社口座とXMの口座間の両建て取引
- 複数名による組織的な両建て取引
- 窓埋めのみを狙った取引
- 経済指標発表・要人発言前後のみを狙ったハイレバトレード
- アービトラージ(裁定取引)
- 接続遅延・レートエラーを狙った取引
- ボーナスやXMポイント(XMP)の不正取得・不正利用
- 第三者による口座運用
- XMのサーバーに過度な負担をかける取引
- 自己アフィリエイトによる報酬の不正取得
出金先の口座情報を間違えている
出金申請時に、出金先の口座情報を間違えていると出金拒否の対象となります。
これは、マネーロンダリングを防止するための措置であり、出金額に関係なく適用されます。
上記のように、「半角スペース」や「英数字」のスペルミスでも出金拒否となるので、出金申請の際にはしっかりと確認しておきましょう。
入金方法と異なる出金方法で申請している
入金方法と異なる出金方法で出金申請を行った場合でも、出金拒否の対象となります。
入金方法が「銀行振り込み」の場合、出金方法も「銀行振り込み」を選択する必要があります。
ただし、クレジット/デビットカードによる入金は例外となります。
クレジット/デビットカードは、入金額と同額までしか出金できず利益分は別の出金方法を選ばなければなりません。
クレジット/デビットカードで「100,000円」、利益が「50,000円」出た場合を例に紹介します。
出金額:150,000円(入金額:100,000円・利益:50,000円)
クレジット/デビットカードへの出金額:100,000円
その他の出金方法(銀行送金等)への出金額:50,000円(利益分)
上記の場合、クレジット/デビットカードで「100,000円」を入金しているので出金総額「150,000円」から「100,000円」を差し引いた利益分の「50,000円」は、その他の出金方法での申請となります。
海外FXで億単位の高額出金ができる銀行・できない銀行
海外FXで億単位の高額出金ができる銀行とできない銀行を紹介します。
出金予定の銀行が、億単位の高額出金に対応しているのか事前に確認しておきましょう。
- 億単位の高額出金ができる銀行
- 億単位の高額出金ができない銀行
- 億単位の高額出金する際の注意点
それぞれ順番に解説していきます。
億単位の高額出金ができる銀行
「海外送金」に対応している銀行であれば億単位の高額出金は可能です。
「海外送金」に対応している主な銀行は以下の通りです。
銀行名 | 銀行コード | SWIFTコード |
---|---|---|
みずほ銀行 | 0001 | MHCBJPJT |
三菱東京UFJ銀行 | 0005 | BOTKJPJT |
三井住友銀行 | 0009 | SMBCJPJT |
りそな銀行 | 0010 | DIWAJPJT |
ソニー銀行 | 0035 | SNYBJPJT |
楽天銀行 | 0036 | RAKTJPJT |
基本的にメガバンクや大手銀行は「海外送金」に対応しているので、億単位の高額出金でも受け取り可能です。
※海外送金での受取金額が高額な場合、銀行から本人確認や送金目的の確認がある場合があります。
三井住友銀行では3,000万円以上の送金を受け取る場合には受領に関する報告書を提出する必要があります。
3,000万円相当額を超過する場合
外国または非居住者から、3,000万円相当額を超過して「支払」の受け取りをする場合は (日本の通関で手続を行った貨物の輸出入代金の受け取りは除きます)、外国為替及び外国貿易法(外為法)に基づき、当行の支店窓口に書類をご提出いただく必要がございます。
つきましては、日本銀行のWebサイトにて、「支払又は支払の受領に関する報告書」の書式・記入の手引をご確認の上、報告書の作成・ご提出をお願いいたします。
引用元:三井住友銀行「よくある質問」より一部抜粋
億単位の高額出金ができない銀行
大手銀行の一部では「海外送金」に対応していない銀行もあります。
「海外送金」の受け取りに対応していない主な銀行は下記の通りです。
- PayPay銀行(ジャパンネット銀行)
- セブン銀行
- じぶん銀行
- イオン銀行
ネット銀行や信用金庫などは「SWIFTコード」が無いため、海外送金の出金先に指定することができません。
PayPay銀行やイオン銀行のように「お客様サポートメニュー」や「よくある質問」で「海外送金」に関する情報が記載されている場合が多いので、出金予定の銀行が受け取り可能かしっかりと確認しておきましょう。
外国への送金や外国からの送金は取り扱っていますか。
現在、お取り扱いしていません。
※ PayPay銀行口座をお持ちの方は、海外送金 PayForex(提携サービス)を通じて、海外送金することができます。(海外からの送金はできません。)
引用元:PayPay銀行「お客様サポートメニュー」
海外の口座からイオン銀行口座へ振込できますか?
海外の銀行口座からのお振込み(入金)は提供しておりません。
引用元:イオン銀行「よくある質問」
また、「じぶん銀行」のように「SWIFTコード」はあっても、海外送金の受取ができない銀行も存在します。
【全般】海外への送金、海外からの送金の受取はできますか?
円普通預金口座からの海外への送金、海外からの送金の受取口座としては、現時点ではご利用いただくことができません。
引用元:じぶん銀行「よくある質問」
億単位の高額出金する際の注意点
億単位の高額出金をする際には、「リフティングチャージ」と「被仕向送金手数料」がかかるので注意しましょう。
手数料 | 内容 | 負担額 |
---|---|---|
リフティングチャージ | 海外送金手数料の一種で、海外銀行を経由して資金を移動させる際には必ずかかる費用 | 出金額の0.05%(最低2,500円~) |
被仕向送金手数料 | 海外からの円建て送金の際にかかる受け取る側で支払う費用 | 0円~3,500円程度 |
「海外送金」に対応しているメガバンクと大手銀行の「リフティングチャージ」と「被仕向送金手数料」は以下の通りです。
銀行名 | リフティングチャージ | 被仕向送金手数料 |
---|---|---|
ソニー銀行 | 0円 | 0円 |
三井住友銀行 | 出金額の0.05% (最低2,500円~) | 1,500円 |
三菱東京UFJ銀行 | 出金額の0.05% (最低2,500円~) | 1,500円 |
楽天銀行 | 3,000円 | 2,450円 |
みずほ銀行 | 出金額の0.05% (最低2,500円~) | 2,500円 |
りそな銀行 | 出金額の0.05% (最低2,500円~) | 2,500円 |
ほとんどの銀行が「リフティングチャージ」として「出金額の0.05%」に設定していますが、「ソニー銀行」は「0円」、「楽天銀行」は「3,000円」に固定されています。
「被仕向送金手数料」も様々ですが、基本的に「0〜2,500円」に設定されています。
1億円の「海外送金」をそれぞれの銀行へ行った場合の手数料は下記の通りです。
銀行名 | リフティングチャージ | 被仕向送金手数料 | 受取額 (送金額-手数料) |
---|---|---|---|
ソニー銀行 | 0円 | 0円 | 100,000,000円 |
三井住友銀行 | 5,000,000円 | 1,500円 | 94,998,500円 |
三菱東京UFJ銀行 | 5,000,000円 | 1,500円 | 94,998,500円 |
楽天銀行 | 3,000円 | 2,450円 | 94,997,550円 |
みずほ銀行 | 5,000,000円 | 2,500円 | 94,997,500円 |
りそな銀行 | 5,000,000円 | 2,500円 | 94,997,500円 |
海外FXで億単位の高額出金した際にかかる税金
海外FXで得た利益の課税方法は、「総合課税」となります。
総合課税 (そうごうかぜい)
給与所得など、他の所得と合算した課税所得に、所得税の税率をかけて所得税額を算出する課税方式で、確定申告が必要です。税率は課税所得が多いほど高くなる累進課税方式が採用されているので、合計した所得が多ければそれだけ税額も多くなります。税率は課税所得に応じて5%から45%まで7段階に分かれています(住民税は一律10%)。
引用元:SMBC日興証券「初めてでもわかりやすい用語集」より一部抜粋
「総合課税」は所得額に応じて「5〜45%」まで段階的に税率が高くなっていきます。
所得金額 | 所得税率 | 住民税 | 合計税率 |
---|---|---|---|
1,000円〜 1,950,000円 | 5% | 10% | 15% |
1,950,001円〜3,300,000円 | 10% | 10% | 20% |
3,300,001円〜6,950,000円 | 20% | 10% | 30% |
6,950,001円〜9,000,000円 | 23% | 10% | 33% |
9,000,001円〜18,000,000円 | 33% | 10% | 43% |
18,000,001円〜40,000,000円 | 40% | 10% | 50% |
40,000,000円 以上 | 45% | 10% | 55% |
上記の表のように、「1,950,000円」までは合計税率「15%」ですが、「40,000,000円以上」になると最大税率の「55%」が適用されます。
海外FXで1億円の利益を送金した場合の最終的な受取額は「45,000,000円」となります。
稼いだ額の半分以上を「納税」することになりますが、必ず確定申告は行いましょう。
申告漏れや無申告が発覚した場合、「追徴課税」の対象となり最大「45%」の重い税率が課されることがあります。
海外FXの億単位の高額出金に関するよくある質問
海外FXの億単位の高額出金に関するよくある質問を紹介します。
- 海外FXでは億単位の高額出金が可能ですか?
-
はい、可能です。iForexで実際に億単位の高額出金ができた事例が、Twitterで報告されています。
- 海外FXで出金拒否されても税金はかかりますか?
-
はい、納税の対象となります。ただし、規約違反などにより、利益そのものが無くなった場合には納税の対象外となります。
- 海外FXで億単位の高額出金ができません。なぜですか?
-
出金拒否となる主な理由は下記の通りです。
- 規約違反になる取引を行っている
- 出金先の口座情報が間違っている
- 入金方法と異なる出金方法を選択している
- 出金先の銀行が海外送金に対応していない
- 海外FXで1億円送金する場合の税金額を教えてください。
-
はい、海外FXでの利益は「総合課税」に該当し、所得総額が「4,000万円」以上となるので所得税「45%」+住民税「10%」、合計「55%」の税金がかかります。
よって「5,500万円」が納税額となります。
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