Exness(エクスネス)のゼロ口座では、取引時間の95%の時間帯で主要通貨ペア30銘柄がゼロスプレッドで固定されます。
海外FXでは、時間とともにスプレッドが変動するため、特にスキャルピングにおける口座選びの条件として重要です。
この記事では、スキャルピングと大口取引におすすめのゼロ口座の詳細を解説し、事前に知っておきたいデメリットや注意点も説明します。
口座開設がまだ済んでいなければ「Exnessの口座開設方法と手順」に沿って、取引のための口座を開いた上でこの記事に戻ってきてください。画像の手順通りに進めるだけで迷わずExnessで取引が始められます。
\レバレッジ無制限×超低スプレッド!/
全ての口座タイプの比較については、「Exnessの口座タイプ5種類を比較」の記事をご覧ください。各口座の特徴やおすすめのトレードスタイルを解説しています。
Exnessのゼロ口座の取引条件
Exness(エクスネス)のゼロ口座の取引条件は以下の通りです。
口座タイプ | ゼロ口座 |
---|---|
約定方式 | 成行約定 (NDD Market Execution) |
通常スプレッド | 変動制 (0.0 pip~) |
固定スプレッド | 30銘柄:0pip (95%の時間帯) |
取引手数料 | 変動手数料 (往復0.4ドル~/ロット) |
最大レバレッジ | 無制限 |
ゼロカット | あり |
ロスカット | 0% |
スキャルピングの制限 | なし |
EAの制限 | なし |
最小ロット数 | 0.01ロット |
最大ロット数 | 200ロット |
最大ポジション数 | 無制限 |
初回入金額 | 1,000USD相当 |
注文単位 | 1ロット:100,000通貨 |
取扱商品 | FX通貨ペア 仮想通貨CFD 貴金属CFD エネルギーCFD 株式CFD 株価指数CFD |
取引ツール | MT4、MT5、 Exnessトレードアプリ |
数ある海外FX業者の中でも、主要通貨ペアを中心に30銘柄もゼロスプレッドで固定するのはExnessのゼロ口座だけでしょう。
流動性が高くてスキャルピングに適しているユーロドルやドル円をはじめ、人気のゴールドやポンドもスプレッドがゼロになります。
まずは、ゼロ口座を利用するメリットとデメリットから確認しましょう。
\レバレッジ無制限×超低スプレッド!/
Exnessのゼロ口座のメリット
Exness(エクスネス)のゼロ口座のメリットを紹介します。
ゼロスプレッドのほか、大きな注文が通りやすいことにも注目です。
ゴールドなど30銘柄がゼロスプレッド
ゼロ口座はExnessで5種類ある口座タイプの中で唯一、取引時間の95%の時間帯で30銘柄がゼロスプレッドで固定されます。
USD/JPY、EUR/USD、EUR/JPY、GBP/USD、GBP/JPY、AUDUSD、AUDJPY、NZDUSD、NZDJPY、XAU/USD、その他20銘柄
流動性が高いドルストレートとそのクロス円が対象になるので、スキャルピングの銘柄選びに困りません。
デイトレーダーにも人気のゴールドやポンド円も対象です。ロンドン~ニューヨーク市場であれば、一日で大きな値幅が狙えます。
ゼロ口座であれば、変動スプレッドのコストを気にすることなくスキャルピングに集中できます。
リクオートと約定拒否が起きにくい
ゼロ口座で注文すると自動でカバー先に流れるので、大きなロット数であってもリクオートや約定拒否が起きにくいです。
カバー先とは、Exnessと取引する金融機関のことです。一般的に、欧米の投資銀行や大手証券会社が海外FX業者のカバー先となっています。
トレーダー ⇄ Exness ⇄ カバー先
⇄注文
トレーダーからの注文をExnessで処理せずにカバー先に流すことは、成行約定(Market Execution)と呼ばれます。
Exnessは複数の金融機関と提携しているため、大きなロットで注文しても取りこぼしなく約定させられます。
大口注文を1回で約定できる
ゼロ口座の成行約定は、トレーダーからの注文を自動で複数のカバー先に流しています。カバー先では、Exnessのトレーダーからの注文を相殺するために十分すぎる量の取引が行われています。
Exnessは、1回の注文につき最大200ロット(2,000万通貨)まで受け付けています。日本時間の早朝など流動性が低い時間帯を除き、相当数の注文を1回で約定できるでしょう。
レバレッジ無制限のハイレバスキャルができる
Exnessは無制限レバレッジが使える数少ない海外FX業者です。
ゼロ口座なら、主要通貨ペアをゼロスプレッドのままハイレバスキャルできます。
手数料はユーロドルとドル円が往復7ドル/ロットなので、0.7pips分の値幅がとれたらプラス収支です。
その他、ボラティリティが高いゴールドやビットコインもゼロスプレッドになります。
取引手数料が安い人気銘柄をハイレバスキャルの対象にしてみてください。
無制限レバレッジを使用するための条件やルールは、以下の記事を参考にしてください。
関連記事:Exnessのレバレッジ規制、制限・ルールの詳細
スキャルピングを禁止していない
Exnessは裁量トレードとEA(自動売買)ともに、スキャルピングを禁止していません。
海外FX業者の中には、サーバーへの負担を軽減するため、特にスキャルピングEAの運用を制限するものもあります。
一方でゼロ口座なら、ゼロスプレッドに固定される時間帯を狙ったスキャルピングにより、パフォーマンスを安定させやすくなります。
ゼロ口座をはじめ、Exnessをスキャルピングでおすすめする理由は、以下の記事を参考にしてください。ハイレバレッジを活かした手法やスキャルピングにおける注意点もまとめています。
関連記事:【総括】ExnessはスキャルピングOK!
仮想通貨などもゼロスプレッド
ゼロ口座のゼロスプレッドは、ゴールドや主要通貨ペアに限定されていません。
仮想通貨ならビットコインやイーサリアム、株ならテスラ、株価指数ならS&P500など、Exnessはいま人気の銘柄の平均スプレッドをゼロスプレッドにしてくれます(2023年9月付)。
銘柄 | 平均スプレッド(pip) | 手数料(ドル) (往復1ロット) |
---|---|---|
BTCUSD (ビットコイン/ドル) | 0 | 11.5 |
ETHUSD (イーサリアム/ドル) | 0 | 1.25 |
TSLA (テスラ) | 0 | 6.54 |
US500 (S&P500) | 0 | 1.0 |
特に、トレーダーに人気のビットコインはスプレッドの変動幅が大きく、業者によってはエントリーした時点で大幅なマイナスとなることも少なくありません。
その点Exnessのビットコイン・イーサリアムFXはほとんどの時間でスプレッドが0に固定されているため、安心してエントリーできます。
時間帯によってはスプレッドが生じることと、時期によってゼロスプレッドの対象銘柄が変わることだけ忘れないようにして、ゼロスプレッドを活用してみてください。
\レバレッジ無制限×超低スプレッド!/
Exnessのゼロ口座のデメリット
続いて、Exness(エクスネス)のゼロ口座のデメリットを確認します。
銘柄ごとで取引手数料が異なる
ゼロ口座のデメリットは、銘柄ごとで取引手数料が異なることです。
高額な手数料の銘柄があるので、複数の銘柄をトレードする方は必ず確認してください。
また、海外FXの変動スプレッドのように、Exnessのゼロ口座は変動手数料を採用しています。
往復0.4ドル/ロット~となり銘柄ごとで固定されていますが、調整が入ることを考慮して、定期的に確認しましょう。
スリッページが発生する
2つ目のデメリットは、スリッページが発生することです。
ゼロ口座の成行約定(Market Execution)は、トレーダーからの注文をカバー先に流して約定させるので、ほぼ確実に売買を成立させる代わりにスリッページを許す仕組みです。
トレーダー → ① → Exness ← ② ← カバー先
トレーダーからの注文(①)に対して、その価格と数量を十分に満たす反対の注文(②)がない場合にスリッページが発生します。
Exnessには、スリッページが発生しにくいプロ口座があります。小さなロット数でスキャルピングする方にとっては、ゼロ口座よりも高いパフォーマンスが期待できます。
関連記事:Exnessのプロ口座|利用条件まとめ
初回最低入金額が1,000USD相当
3つ目のデメリットは、ゼロ口座でトレードを始めるには1,000USD相当の入金が必要なことです。
日本円にして15万円相当が必要なため、特に海外FXが初めての方は、海外口座へ送金する際に抵抗を感じてしまうでしょう。
Exnessでは、初心者の方が気軽に海外FXへ挑戦できるように、10ドル相当の入金でスタートできるスタンダード口座を用意しています。
取引手数料が無料でコストの計算がしやすく、無制限レバレッジを含めてExnessの全てのサービスを体験できます。
\レバレッジ無制限×超低スプレッド!/
Exnessには5種類の口座タイプがあり、それぞれに異なる特徴があります。トレードスタイル別におすすめの口座タイプをまとめたので参考にしてください。
関連記事:Exnessの口座タイプ5種類を比較
Exnessのゼロ口座のスプレッドと手数料一覧
Exness(エクスネス)のゼロ口座でトレードできる6商品の平均スプレッドと取引手数料を一覧表にしました。
ゼロ口座のFX通貨ペアのスプレッドと手数料一覧
Exnessには3種類の通貨ペアがあり、流動性は以下の通りです。
- メジャー通貨ペア
- マイナー通貨ペア
- エキゾチック通貨ペア
スキャルピングであれば、流動性が高いメジャー通貨ペアがおすすめです。
メジャー通貨ペアのスプレッドと手数料一覧
メジャー通貨ペアの全銘柄の平均スプレッドと取引手数料は以下の通りです。
銘柄 | 平均スプレッド (pips) | 手数料(ドル) (往復1ロット) |
---|---|---|
AUDUSD | 0 | 10 |
EURUSD | 0 | 7 |
GBPUSD | 0 | 9 |
NZDUSD | 0 | 13 |
USDCAD | 0 | 10 |
USDCHF | 0.1 | 9 |
USDJPY | 0 | 7 |
上記に加えて、ドルインデックス(DXY)も取り扱われています。売買のほか、米ドルの総合的な強さを測る指標としても活用できます。
マイナー通貨ペアのスプレッドと手数料一覧
マイナー通貨ペアのクロス円における平均スプレッドと取引手数料は以下の通りです。
銘柄 | 平均スプレッド (pips) | 手数料(ドル) (往復1ロット) |
---|---|---|
AUDJPY | 0 | 9 |
CADJPY | 0.7 | 10 |
CHFJPY | 0.2 | 10 |
EURJPY | 0 | 10 |
GBPJPY | 0 | 15 |
HKDJPY | 0.6 | 8 |
NZDJPY | 0.2 | 15 |
エキゾチック通貨ペアのスプレッドと手数料一覧
エキゾチック通貨ペアのクロス円、および一部の高金利通貨(MXN・ZAR)ペアの平均スプレッドと取引手数料は以下の通りです。
銘柄 | 平均スプレッド (pips) | 手数料(ドル) (往復1ロット) |
---|---|---|
DKKJPY | 0.6 | 8 |
MXNJPY | 11.1 | 7 |
NOKJPY | 0 | 75 |
SEKJPY | 3 | 85 |
SGDJPY | 1.9 | 9 |
USDMXN | 109.4 | 15 |
USDZAR | 16.2 | 48 |
ZARJPY | 0.4 | 7 |
2023年9月現在、三大高金利通貨のメキシコペソ(MXN)と南アフリカランド(ZAR)の通貨ペアにプラスのスワップポイントがつきません。また、トルコリラ(TRY)を取り扱っていません。
ゼロ口座の仮想通貨CFDのスプレッドと手数料一覧
仮想通貨CFDのビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)の平均スプレッドと取引手数料は以下の通りです。
銘柄 | 平均スプレッド (pips) | 手数料(ドル) (往復1ロット) |
---|---|---|
BTCAUD | 0 | 15.38 |
BTCCNH | 0 | 25.3 |
BTCJPY | 9.6 | 10 |
BTCKRW | 1039.1 | 15 |
BTCTHB | 0 | 90.36 |
BTCUSD | 0 | 11.5 |
BTCXAG | 0 | 79.96 |
BTCXAU | 0 | 12.82 |
BTCZAR | 0 | 62.56 |
ETHUSD | 0 | 1.25 |
ゼロ口座では、ビットコインとイーサリアムのドル建てがスワップフリーで、その他の銘柄は優待スワップフリーです。
ゼロ口座の貴金属CFDのスプレッドと手数料一覧
貴金属CFDのゴールド(XAU)とシルバー(XAG)の平均スプレッドと取引手数料は以下の通りです。
銘柄 | 平均スプレッド (pips) | 手数料(ドル) (往復1ロット) |
---|---|---|
XAUAUD | 166.8 | 48 |
XAUEUR | 141.1 | 31 |
XAUGBP | 143.6 | 31 |
XAUUSD | 0 | 16 |
XAGAUD | 0 | 170 |
XAGEUR | 0 | 170 |
XAGGBP | 0 | 170 |
XAGUSD | 0.1 | 100 |
ゼロ口座ではゴールドとシルバーの他、アルミニウム・銅・ニッケル・鉛・亜鉛をドル建てでトレードできます。
なお「海外FXのゴールドの取引環境を比較した結果」において、Exnessで取引するメリットを紹介しています。
ゼロ口座のエネルギーCFDののスプレッドと手数料一覧
エネルギーCFDの全銘柄の平均スプレッドと取引手数料は以下の通りです。
銘柄 | 平均スプレッド (pips) | 手数料(ドル) (往復1ロット) |
---|---|---|
UKOIL | 0.7 | 65 |
USOIL | 0 | 30 |
XNGUSD | 10 | 70 |
ゼロ口座の株式CFDのスプレッドと手数料一覧
株式CFDの平均スプレッドと取引手数料は以下の通りです。米国市場に上場する、時価総額が大きい上位10銘柄となります。
銘柄 | 平均スプレッド (pips) | 手数料(ドル) (往復1ロット) |
---|---|---|
AAPL | 0.3 | 2.1 |
MSFT | 0.1 | 7.2 |
AMZN | 0.2 | 3.6 |
NVDA | 1.0 | 3.0 |
TSLA | 0 | 6.54 |
GOOGL | 0.1 | 5.4 |
META | 0.6 | 8.4 |
LLY | 2.4 | 3.94 |
UNH | 0 | 22 |
XOM | 0 | 7.2 |
ゼロ口座では、株式CFDの全銘柄がスワップフリーです。マグニフィセント・セブン(GAFAM+NT)など、世界を代表する企業の長期保有に適しています。
ゼロ口座の株価指数CFDのスプレッドと手数料一覧
株価指数CFDの全銘柄の平均スプレッドと取引手数料は以下の通りです。
銘柄 | 平均スプレッド (pips) | 手数料(ドル) (往復1ロット) |
---|---|---|
AUS200 | 13.2 | 1.3 |
DE30 | 0 | 4.5 |
FR40 | 2.4 | 1.8 |
HK50 | 0 | 2.8 |
JP225 | 0 | 0.1 |
STOXX50 | 24.5 | 1.0 |
UK100 | 13.1 | 2.5 |
US30 | 0.5 | 4 |
US500 | 0 | 1.0 |
USTEC | 3.5 | 2.5 |
日本の午前にスキャルピングしやすい銘柄を探している方には、JP225(日経平均株価)がおすすめです。東京証券取引所が開いているため、流動性が保たれやすいです。
Exnessの他の口座タイプや海外FX業者とのスプレッドの比較は、以下の記事を参考にしてください。
関連記事:Exnessのスプレッド一覧
Exnessのゼロ口座をおすすめするトレーダー
Exness(エクスネス)のゼロ口座がどんなトレーダーにおすすめかを紹介します。
主要通貨ペアのハイレバスキャルパー
短期間で少ない資金を一気に増やしたい方には、ゼロ口座がおすすめです。ハイレバレッジをかけたスキャルピングで稼ぎやすい条件が揃っています。
- 流動性が高いゴールドや主要通貨ペアを選ぶ
- ゼロスプレッドに固定されたタイミングを狙う
- 大きなロット数で売買を回転させる
Exnessを代表するサービス「無制限レバレッジ」を使用するための条件やルールは、以下の記事を参考にしてください。
関連記事:Exnessのレバレッジ規制、制限・ルールの詳細
こちらでは、スキャルピングにおける固定スプレッドのメリットを確認するため、他の海外FX業者とドル円(1ドル=150円)における取引コストを比較します。
FX業者 | ① 手数料 ② スプレッド | 取引コスト |
---|---|---|
Exness ゼロ口座 | ① 7ドル ② 0 pip | ① 1,050円 ② なし |
A業者 | ① 6ドル ② 0 pip~ | ① 900円 ② +スプレッド分 |
B業者 | ① 5ドル ② 0.1 pip~ | ① 750円 ②+100円(0.1pip分) ②+スプレッド分 |
スプレッド(pip)を日本円にするため、次のことを覚えてしまいましょう。
- ドル円を1ロット(100,000通貨)取引した場合、1pipのスプレッドコストは1,000円です。
- 1pipは0.01円なので「0.01円 × 100,000通貨 = 1,000円」と計算します。
A業者はゼロ口座よりも手数料が150円安いものの、海外FXは変動スプレッドなので、150円を超えるスプレッドコストが足されてしまうでしょう。
B業者はゼロ口座よりも手数料が2ドルも安いので一見お得に見えますが、スプレッド分を考えるとゼロ口座よりもコスト負担が大きくなりそうです。
つまり、ゼロ口座ではスプレッドが固定されているため、コスト計算が簡単になり、変動スプレッドを気にしない分だけトレードに集中できます。
ゼロ口座の手数料7ドル/ロットは、ドル円のスプレッド1pip相当です。勝ったときの平均利幅が1pipを超えている方は、ゼロ口座のハイレバレッジを活用して一気に稼いでいきましょう。
\レバレッジ無制限×超低スプレッド!/
数百万通貨を売買したい大口トレーダー
Exnessが1回あたり最大200ロット(2,000万通貨)もの注文を受け付けているのは、ゼロ口座に採用されている成行約定のおかげです。
カバー先の金融機関から提供される流動性の下で、リクオートがほぼ発生せずに約定されます。
トレーダー ⇄ Exness ⇄ カバー先
⇄注文
カバー先としては、欧米の大手投資銀行をはじめとする有名な金融機関と提携することが一般的です。
流動性が高いロンドンやニューヨーク市場に焦点を当て、大口取引に有利な環境を活用していきましょう。
\レバレッジ無制限×超低スプレッド!/
Exnessのゼロ口座の口座開設手順
Exness(エクスネス)でゼロ口座を開設する手順を説明します。
- 新規会員登録の申請
- 本取引口座を選択
- 取引プラットフォームの選択
- 口座開設完了
Exnessで口座開設すると、下図のように後から他の口座タイプを追加で口座開設できるようになります。
1つのアカウントにつきMT4で100口座、MT5で100口座、合計で200口座まで開設できます。
これにより、トレードスタイルに合わせた口座の使い分けが可能で、資金の管理が簡単になります。
ただし、口座開設だけでは利益の出金や入金額などが制限されています。
口座有効化の手続きをすることで制限が解除されるので、手続きの詳細は「Exnessの口座開設方法と手順」を参考にしてください。
Exnessのゼロ口座の手数料を計算する
Exness(エクスネス)のゼロ口座の手数料を計算する方法を説明します。
取引コストとは、一般的にスプレッド分と取引手数料を合計したコストを意味します。
Exnessでは、取引ツールのMT4/MT5が取引コストを日本円に換算(*1)して、証拠金から自動で差し引きます。
(*1)口座開設のときに、口座通貨を日本円に指定した場合です。
こちらでは、単位が異なるスプレッド(pips)を取引手数料と同じ単位(円)に換算する方法を説明します。
ゼロ口座の取引コストの計算方法
まずは、ゼロ口座の取引コストの内訳を確認しましょう。
取引コスト(円)= スプレッド(pips)+ 取引手数料(円)
計算式より、スプレッドのpipsを円に換算すれば取引コストが算出されます。
ドル円などクロス円については、スプレッドを円に換算するために2つのことを覚えましょう。
- スプレッド1pipは0.01円と同じ
- 海外FXの1ロットは100,000通貨
ドル円を1ロット取引したとき、1pipのスプレッドコストは次の通りです。
0.01円 × 100,000通貨 = 1,000円
また、スプレッド2pipsのスプレッドコストは「0.02円 × 100,000通貨 = 2,000円」になります。
スプレッドが変わっても、取引コストの内訳(※)に当てはめて計算するだけです。
続いて、ユーロドルなどのドルストレートは、次のことを覚えましょう。
スプレッド1pipは0.0001ドルと同じ
ユーロドルを1ロット取引したとき、1pipのスプレッドコストは次の通りです。
0.0001ドル × 100,000通貨 = 10ドル
10ドルから日本円に換算するには、そのときのドル円のレートを適用します。今回は150円にして計算します。
10ドル × 150円 = 1,500円
例として、1ロットのユーロドルをトレードしたとき、スプレッドが2pipsで取引手数料が7ドル/ロットの取引コストを計算します。
取引コストの内訳(※): スプレッド(pips)+ 取引手数料(円)
⇔ 取引コスト(円)=(1,500円 × 2)+(7ドル × 150円)= 4,050円
スプレッドが変わっても、取引コストの内訳(※)に当てはめて計算するだけです。
MT4/MT5ではこのような計算を経て、ゼロ口座の証拠金から自動で取引コストが差し引かれます。
口座タイプごとの取引コストを比較
ゼロ口座と3つの口座タイプで、ドル円とユーロドルの取引コストを比較します。いずれもドル円のレートは150円です。
まずはドル円の取引コストを比較します。
口座タイプ | 平均スプレッド 取引手数料 | 取引コスト |
---|---|---|
ゼロ口座 | 0 pip 7ドル | 1,050円 |
プロ口座 | 0.7 pips 無料 | 700円 |
ロースプレッド口座 | 0 pip 7ドル | 1,050円 |
スタンダード口座 | 1.1 pips 無料 | 1,100円 |
ゼロ口座とロースプレッド口座はドルベースの手数料が付くため、円安が進むと円換算した際の取引コストが高くなります。
続いて、ユーロドルの取引コストを比較します。
口座タイプ | 平均スプレッド 取引手数料 | 取引コスト |
---|---|---|
ゼロ口座 | 0 pip 7ドル | 1,050円 |
プロ口座 | 0.6 pips 無料 | 900円 |
ロースプレッド口座 | 0 pip 7ドル | 1,050円 |
スタンダード口座 | 1 pip 無料 | 1,500円 |
取引コストが最も安いプロ口座は、ゼロ口座よりも主要銘柄のスプレッドの変動率が高いため、トレード前にはリアルタイムスプレッドを確認しましょう。
プロ口座は小口取引のスキャルピングにおすすめです。取引手数料が無料で、スプレッドは0.1pip~となります。
関連記事:Exnessのプロ口座|利用条件まとめ
Exnessのゼロ口座の注意点
Exness(エクスネス)のゼロ口座の注意点を確認しましょう。
新規注文時に往復手数料が発生する
ゼロ口座で新規に注文すると、MT4/MT5のチャートの下(*1)に往復の手数料が米ドル(USD)で表示されます。
(*1)MT4ではターミナル、MT5ではツールボックスと呼ばれています。
ドル円であれば片道3.5ドルですが、新規に注文した時点で売却したときの手数料をプラスした往復分が表示されます。
保有ポジションを決済したときに口座通貨に換算されて、口座残高から差し引かれます。
サフィックスが表示される
ゼロ口座では、銘柄の末尾にサフィックスの「z」が付いています。
プロ口座とロースプレッド口座にはサフィックスがなく、スタンダード口座には「m」が付きます。
ゼロ口座にログインしていれば、サフィックス「z」が付いていない銘柄を注文できない仕様(灰色の銘柄)です。
取引できる銘柄数が少ない
Exnessのゼロ口座は、プロ/スタンダード口座よりもマイナー/エキゾチック通貨ペアで取引できる銘柄数が少ないです。
取引ツールのMT5を使用したときにトレードできる銘柄数は以下の通りです。
商品名 | ゼロ | プロ/スタンダード口座 |
---|---|---|
FX通貨ペア | 72 | 95 |
仮想通貨CFD | 33 | 34 |
貴金属CFD | 8 | 10 |
エネルギーCFD | 3 | 3 |
株式CFD | 98 | 98 |
株価指数CFD | 10 | 11 |
合計 | 224 | 251 |
FX通貨ペア以外の商品には大きな差がありません。マイナー/エキゾチック通貨ペアを取引する方は注意しましょう。
必ず手数料とスプレッドを確認
4つ目の注意点は、必ず手数料とスプレッドをセットで確認することです。
クロス円もゼロスプレッドで固定されますが、取引手数料が高めなので、取引コスト(スプレッド + 手数料)は他業者と同じ水準です。
また、エキゾチック通貨ペアの中にはゼロスプレッドの一方で、取引手数料が数百ドルかかる銘柄があります。
銘柄 | 平均スプレッド (pips) | 手数料(ドル) (往復1ロット) |
---|---|---|
EURJPY | 0 | 10 |
GBPJPY | 0 | 15 |
GBPSEK | 0 | 600 |
Exnessのゼロ口座の取引コストは、ドルストレートが安くなり、その他は業界水準に近いと言えます。
スプレッドは相場に応じて変動し、取引手数料は調整されることがあるため、正確な取引コストはトレード直前に計算する必要があります。
無制限レバレッジは999ドルまで
少ない資金でトレードする方への注意点は、無制限レバレッジには有効証拠金999ドルまでの上限があることです。
ゼロ口座のゼロスプレッドと無制限レバレッジでハイレバスキャルをする予定の方は注意しましょう。
\レバレッジ無制限×超低スプレッド!/
無制限レバレッジを使用するための条件やルールは、以下の記事を参考にしてください。
関連記事:Exnessのレバレッジ規制、制限・ルールの詳細
Exnessのゼロ口座に関するよくある質問
Exnessのゼロ口座に関するよくある質問と回答をまとめたので参考にしてください。
- Exnessのゼロ口座とプロ口座の違いは?
-
Exnessのゼロ口座とプロ口座の違いは、スプレッド、取引手数料、約定方式です。
- Exnessのゼロ口座とロースプレッド口座の違いは?
-
Exnessのゼロ口座とロースプレッド口座の違いは、スプレッドと取引手数料です。
- Exnessのゼロ口座の初回入金額はいくら?
-
Exnessのゼロ口座の初回入金額は、1,000USD相当(15万円相当)です。
- Exnessのゼロ口座のデメリットは?
-
Exnessのゼロ口座のデメリットは、銘柄ごとで取引手数料が異なること、スリッページが発生すること、初回入金額が1,000USD相当必要なことです。
- Exnessのゼロ口座の取引手数料はいくら?
-
Exnessのゼロ口座の取引手数料は銘柄によって異なるので、「Exnessのゼロ口座のスプレッドと手数料一覧」を参考にしてください。
- Exnessのゼロ口座のスプレッドは?
-
Exnessのゼロ口座のスプレッドは、変動スプレッド方式のため銘柄によって異なりますが、主要通貨ペア30銘柄は、取引時間の95%の時間帯でゼロスプレッドに固定されます。
- Exnessのゼロ口座のゴールドのスプレッドは?
-
Exnessのゼロ口座のゴールド(XAU)の平均スプレッドは、XAUUSDが0pipです。XAUAUD・XAUEUR・XAUGBPは140~170pipsです。
- Exnessのゼロ口座のゴールドはスワップフリー?
-
Exnessのゼロ口座のゴールドは、通常スワップフリーではありません。ただし、ドル建てのXAUUSDは非公開の一定の条件を満たすことでスワップフリーが適用されます。
- Exnessのゼロ口座のゴールドの取引手数料はいくら?
-
Exnessのゼロ口座のゴールド(XAUUSD)の取引手数料は、1ロットあたり往復16ドルです。
\レバレッジ無制限×超低スプレッド!/
コメント