XMでは回数に制限なく口座間の資金移動が無料で行えます。
ただし、ボーナスクレジット残高がある口座から資金移動を行うと割合に応じてボーナスも移動・消滅したり、両替手数料が発生するケースもあります。
予期せぬコストで残高を減らしてしまわぬように、正しいXMの資金移動方法や基本ルールをチェックしておきましょう。
新しい口座に資金移動させたい方はあらかじめ追加口座を作成しておくことをおすすめします。スムーズに本記事を読み進められますよ。※既存アカウントに口座を追加する際、書類などは不要です。
>>>XMの追加口座開設の方法や手順はこちら
XMの資金移動の基本ルール
まずは、XMで資金移動をするときに確認しておきたい基本ルールについて見ていきましょう。
XMの資金移動については下記の6つのルールを覚えておく必要があります。
資金移動すると割合に応じてボーナスも移動する
XMのプラットフォームでは、ある口座から別の口座へ資金を移動する際には、それに対応する割合のボーナスも同時に移動します。
具体例を用いてこのルールを理解しましょう。
例えば、「口座残高10万円・ボーナス5万円の口座A」から「口座残高0円の口座B」に5万円を資金移動した場合を考えます。
口座Aから口座Bへの資金移動額が口座Aの全体の口座残高の50%にあたる5万円であるため、移動するボーナスもその割合に従い、50%の割合です。
この結果、口座Aから口座Bへ2.5万円のボーナス(5万円のうちの50%)が一緒に移動します。
従って、資金移動と同時にボーナスも一部が移動し、口座Bの新たな口座残高は5万円、ボーナスは2.5万円となります。
XMのこのルールを理解することは、効果的にボーナスを活用するために非常に重要です。資金移動を行う際には、ボーナスの移動も考慮に入れることで、より戦略的に資金管理を行うことができます。
ただし、スタンダード口座・マイクロ口座からKIWAMI極口座・ゼロ口座へ資金移動すると、ボーナスは移動せずに消滅するため注意しましょう。詳しくは後半「XMの資金移動の注意点」で解説しています。
ボーナス活用については「XMのボーナス」特集ページも参考にしてください。
最低資金移動額は500円
XMでは、資金移動を行う際の最低額は500JPY(日本円)となります。
したがって、500円未満の金額を入力した場合、「最低入金額は500JPYです」という警告が表示され、資金の移動は行えません。
資金を移動する際は、この最低額を念頭に置き、それに準じた金額を指定することが重要です。
これにより、資金移動の際のトラブルを避けることができます。
資金移動は有効化済みの口座でなくてはならない
XMのプラットフォームを利用する際には、一定のルールが設けられています。
その一つが、「資金移動は有効化済みの口座でなくてはならない」というルールです。
これは、安全性を確保し、問題のない資金移動を行うための重要なルールです。
保有なさる二つの口座間で資金振替をリクエスト頂けます。ただし、両口座ともお客様のお名前で登録され、有効化されていなければなりません。
XMのよくある質問より引用
他人名義の口座や、まだ有効化(認証)が完了していない口座への資金移動は、XMでは禁止されています。
これらの口座への資金移動を試みると、その操作は許可されず、資金の移動は行えません。
もしまだ口座の有効化が済んでいない場合、あるいは新たな口座を開設した場合は、まずその口座の有効化手続きを行いましょう。
ポジション保有中の資金移動に関する制限
XMでは、ポジションを持っている口座から資金を移動させる際、証拠金維持率による制限が適用されます。
証拠金維持率による資金移動は、XM公式サイトにて下記の情報が掲載されています。
a) 証拠金維持率が150%以下に落ち込むリクエストは月曜日01:00から金曜日23:50 GMT+2)は受け付けられません。
b) 証拠金レベルが400%以下に落ち込むリクエストは週末中(金曜日23:50から月曜日01:00 GMT+2)は受け付けられません。
XMのよくある質問より引用
通常の平日(月曜日01:00から金曜日23:50 GMT+2)には、証拠金維持率が150%を下回らない範囲での資金移動が可能です。
休日(金曜日23:50から月曜日01:00 GMT+2)はこれよりもさらに厳しい制限となっており、証拠金維持率が400%を下回らない範囲でのみ、資金の移動が可能となります。
証拠金維持率の制限を理解し、遵守することで、ユーザーは安全に資金を移動させることができます。
また、証拠金維持率のに関するルールは市場の動きに対するリスクを低減し、ユーザーの資産を保護する目的があります。
したがって、ポジション保有中の資金移動を行う際には、リスクから自分を守るためにも、ルールを遵守するようにしましょう。
基本通貨が異なる口座の資金移動に関する手数料
XMでは、一般的に口座間での資金移動に手数料は発生しません。
これはユーザーにとって大きなメリットの一つであり、手軽に資金移動を行うことができる要素となっています。
しかし、資金移動元と移動先の基本通貨が異なる場合、特別な手数料が発生します。
基本通貨が異なる口座間で資金を移動する際、0.3%の為替手数料が適用されます。
基本通貨が異なる口座間での資金移動は、ECB(European Central Bank / 欧州中央銀行)の公表している為替レートに基づいて行われます。
そのため、為替レートの変動により、予想外の損益が発生する可能性もあります。
この点も考慮に入れて、適切な資金管理を行いましょう。
MT4・MT5口座間でも資金移動は可能
XMでは、取引プラットフォームとして、MetaTrader 4(MT4)とMetaTrader 5(MT5)の2つが提供されています。
両者はそれぞれ異なる特性と機能を持つ取引プラットフォームであり、トレーダーのニーズや取引スタイルに合わせて選択することができます。
XMではMT4とMT5の口座間でも自由に資金移動を行うことが可能です。
両方の取引プラットフォームを併用しているトレーダーでも、取引戦略に応じて資金を柔軟に配置し、最大限の投資効果を引き出すことができます。
自分の投資スタイルや戦略に最も適したプラットフォームを選んで活用し、その上で資金管理を行うことで、より効果的な投資活動を展開することが可能です。
XMの口座間で資金移動する方法と手順
XMで口座間の資金移動をしたいケースでは下記の4つの手順を使って行いましょう。
まずはXMの会員ページからログインしましょう。
すると会員ページへのアクセスフォームが表示されるので、「MT4/MT5 ID(リアル口座)」と「パスワード」を入力してください。
「MT4/MT5 ID(リアル口座)」は口座開設後に送られてきたメールの中に記載されています。
無事ログイン手続きが済んだらマイページが開きます。
マイページトップページ上にあるメニューの中に「資金振替」という項目があるので、そこをクリックして資金移動フォームを開きましょう。
資金移動フォームを開いたら、資金を移動させたい口座のIDと入金額を入力します。
「入金口座ID(口座番号)」欄で保有している口座が選択できるので、資金を移動させたい口座のIDを選択します。
次に、「入金額(JPY)」の欄で移動したいし金額を入力してください。
入力が完了したら、最終的に「リクエスト送信」ボタンをクリックします。
内容が適切であれば、「リクエストが正常に処理されました」というメッセージが表示されます。
さらに、XMから「内部転送の確認」に関するメールが同時に送信されるので、。
XMの資金移動の注意点
最後に、XMの資金移動時に注意しておかなくてはいけない4つのポイントについて見ていきましょう。
ボーナスだけの移動は不可
XMの資金移動に関して重要なポイントは、「ボーナスだけの移動は不可」というものです。
XMでの資金移動が可能なのは現金の残高のみであり、ボーナスだけを別の口座に移動させることはできません。
資金移動を行う際には現金残高のみを対象とするため、現金残高を正確に把握することが重要です。
ボーナス額を含めて移動を試みると、移動処理が正常に行われない可能性がありますので、事前に注意しましょう。
ゼロ口座・KIWAMI極口座に資金移動するとボーナスは消滅
XMでは、口座種別によってボーナスの適用範囲が異なります。
具体的には、ボーナスが反映されているスタンダード口座やマイクロ口座からゼロ口座もしくはKIWAMI極口座に資金移動を行うと、移動元の口座内に存在していたボーナスは消滅します。
ボーナスはマイクロ口座、及びスタンダード口座のみでご利用可能です。XMTrading Zero口座とKIWAMI極口座は、入金ボーナスの対象外となっています。
XMのよくある質問より引用
これは、XMのゼロ口座とKIWAMI極口座が元々ボーナスキャンペーンの対象外とされているためです。
ゼロ口座やKIWAMI極口座に資金移動を考えている場合、ボーナスの消滅を理解した上で移動を行うようにしましょう。
ボーナスとXMポイントは別もの
XMのサービスにおいて、ボーナスとXMポイントはそれぞれ別の扱いになっており、それぞれに対する理解と適切な管理が必要です。
ボーナスは、先に述べたように、特定の口座間での資金移動に伴って一緒に移動します。
XMポイントは資金移動で移動するものではなく、それぞれのアカウントに固有に付与されています。
XMポイントは、各取引やアクティビティに応じて付与され、これをボーナスに変換することで口座にクレジットとして換金されます。
更に、XMポイントを使えば、専用のボーナス口座を作成することも可能です。
これにより、取引の柔軟性や効率性を向上させることができます。
したがって、XMのボーナスとXMポイントは、それぞれ異なる特性と利点を持つ重要な要素であると理解し、それぞれ適切に利用し管理することが重要です。
詳しくは「XMポイントとは?」の記事で解説しているので、ぜひ合わせてお読みください。
消滅したボーナスは復活できない
XMのサービスでは、資金移動などで一度消滅したボーナスは復活させることができません。
たとえXMのサポートスタッフに依頼をしても、ボーナスの復活は不可能です。
資金移動自体は非常に簡単に行うことができますが、それと同時に、ボーナスの取り扱いについても充分な注意が必要です。
間違いが起きないように、計画的に資金移動を行い、それに伴うボーナスの動きを理解した上で行動するようにしましょう。
再度ボーナスをもらうためには、XMの入金ボーナスを活用できます。既に100%入金ボーナスを使い切ってしまった方でもボーナス枠が復活するケースがあります。
XMのボーナスリセットや復活の条件については別ページに詳しくまとめていますので、参考にしてください。
XMの資金移動に関するよくある質問
- XMの資金移動(資金振替)はどうやって行いますか?
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XMでは、マイページから口座間の資金移動申請を行うことが可能です。
詳しい内容は「XMの口座間で資金移動する方法と手順」をご覧ください。
- XMの口座間での資金移動時にボーナス(クレジット)は消滅しますか?
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XMでは、通常の口座間での資金移動時にはボーナス(クレジット)は消滅しません。
資金移動額が口座残高に占める割合と同じ割合だけ、ボーナスも移動することになります。
- XMのゼロ口座・KIWAMI極口座に資金移動するとボーナスはどうなりますか?
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ゼロ口座やKIWAMI極口座はボーナスの対象外となっています。
したがって、これらの口座に資金移動を行うと、移動元口座のボーナスは消滅します。
- 残高がマイナスの口座へ資金移動したらどうなる?
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残高がマイナスの口座へ資金を移動すると、ゼロカットシステムによりマイナス残高がリセットされてから移動した資金が即時に口座に反映されます。
- XMでは口座の基本通貨が違っても資金移動できますか?
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はい、XMでは基本通貨が異なる口座間でも資金移動が可能です。
ただし、移動元と移動先の口座の基本通貨が異なる場合、移動時のECB(欧州中央銀行)レートに基づいた両替レートで、手数料0.3%が残高から自動的に引き落とされます。
- XMで口座間の資金移動ができない原因は?
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資金移動ができない原因として、以下のようなことが考えられます。
- 移動先の口座がまだ有効化されていない
- 資金移動の金額が500円以下になっている
- 移動元の口座の証拠金維持率が150%を下回っている
これらの理由がある場合、資金移動は行えません。上記の点に注意しながら、適切な操作を行ってください。
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