秒スキャは、数秒単位で売買を繰り返し、小さな値幅を積み重ねる超短期のスキャルピング手法です。短時間で利益を狙える魅力がある一方で、スプレッドや約定スピード、業者の取引環境が勝敗を大きく左右します。
そのため、「なぜ勝てないのか?」「どのFX業者を選べばいいのか?」と悩むトレーダーも少なくありません。
この記事では、秒スキャの基本から勝つためのポイント、国内FXと海外FXの違い、そして億トレーダーが実践する手法まで詳しく解説します。
秒スキャに適した業者の選び方や利益を残しやすい海外FX業者も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
- 秒スキャの勝敗はスキルだけでなく、スプレッドなどの取引環境にも左右される
- クロス円の取引コストは国内FXが有利だが、秒スキャ禁止のリスクに注意
- 海外FXは秒スキャが明確に許可されており、ハイレバやボーナスで自由度が高い
- 取引コストを業界最低水準に抑え、スリッページゼロで取引するならExnessがおすすめ
秒スキャとは?数秒間の超短期スキャルピング
秒スキャについて、まずは他のトレード手法との違いや、一部のFX業者で制限される理由、勝率に影響を与える要因を見ていきましょう。
秒スキャと他のトレード手法の違い
秒スキャとは、数秒単位で売買を繰り返す超短期のスキャルピング手法です。他のトレード手法と比べて、トレード時間や狙う値幅、必要なスキルが大きく異なります。
トレード手法 | 取引の特徴 | 保有時間 |
---|---|---|
秒スキャ | 超短期売買を繰り返し、数pipsの値幅を狙いながら利益を積み重ねる | 数秒~数十秒 |
スキャルピング | 短期売買を繰り返し、数pips~十数pipsの値幅を狙う。秒スキャより取引時間が長く、モメンタムに乗ることで利益を伸ばせる可能性がある | 数十秒~数分 |
デイトレード | 当日中に決済するトレードスタイル。手法はさまざまで、トレンドに乗れば100pips以上の値幅を狙えることもある | 数分~24時間 |
秒スキャは、頻繁なエントリーと素早い決済が求められるため、一瞬の判断ミスが損失につながります。そのため、瞬時の判断力と素早い対応力が欠かせません。
また、約定力やスプレッドなどの取引環境に大きく左右されるため、FX業者は慎重に選ぶ必要があります。
秒スキャを禁止しているFX業者があるのはなぜ?
秒スキャは、リスク管理やシステム負荷、公平性の観点から一部のFX業者で禁止されています。
- リスク管理の観点
-
DD方式を採用するFX業者では、トレーダーの注文を市場に流さず、業者が相手となって取引を成立させます。秒スキャで短時間に大量の注文が入ると、業者が不利な取引を抱えるリスクが高まります。そのため、一部の業者では秒スキャを禁止しています。
- システム負荷の問題
-
秒スキャは売買回数が多いため、業者のサーバーに大きな負担がかかります。サーバー処理が追いつかないと、注文処理の遅延やスリッページが発生します。こうしたシステム負荷を理由に、秒スキャを禁止している業者もあります。
- 取引の公平性維持
-
秒スキャの中には、アービトラージのように市場の価格差を利用する手法が含まれます。これは業者にとって不利になるだけでなく、市場の健全性を損なう原因となります。結果として、秒スキャを許可しない業者もあります。
このように、秒スキャの禁止は、業者のリスク管理やシステムの安定運用、市場の健全性維持といった理由によるものです。
秒スキャは勝てない?原因は実力不足だけではない
秒スキャで思うように稼げないと、「トレードスキルの問題」と考えがちですが、実は取引環境も勝敗を左右する重要な要素です。秒スキャはわずか数pipsの値幅を狙うため、スプレッドや約定スピードのわずかな違いが収益に大きく影響します。
例えば、スプレッドが広い業者では、エントリーと決済を繰り返すたびにコストがかさみ、利益を圧迫します。また、約定スピードが遅いとスリッページが発生し、狙った価格で取引できません。
秒スキャで安定して勝つためには、スプレッドが狭く、約定力が高いFX業者を選ぶことが不可欠です。
特に、NDD方式を採用している海外FX業者は、透明性の高い取引環境を提供しており、秒スキャとの相性が良いです。勝率を上げるためには、手法の見直しだけでなく、自分に合ったFX業者を選ぶことも重要なポイントです。
秒スキャのメリット:成功しやすいポイント
秒スキャは、短時間で何度も取引を行い、小さな利益を積み重ねる手法です。他のトレードスタイルと比べ、相場の大きな流れに左右されにくく、多くのチャンスを得られるのがメリットといえます。
特に、ポジションの保有時間が数秒〜数十秒と極めて短いため、急な相場変動の影響を受けにくく、リスク管理がしやすいのが特徴です。また、経済指標や長期トレンドを考慮せず、テクニカル分析に集中できることも利点となります。
さらに、1日に複数の勝敗が決まるため、試行錯誤を繰り返しやすいのもメリットです。秒スキャに向いている人なら、素早く反省と改善を繰り返し、短期間でトレードスキルを向上させやすくなります。
秒スキャに向いている人の特徴
秒スキャは一瞬のチャンスを逃さずエントリーする必要があるため、即断即決が得意な人ほど有利です。例えば、選択肢を素早く比較して決断できる人や、瞬時の判断を求められる仕事やスポーツが得意な人は、秒スキャで成功しやすいでしょう。
また、感情を排除し、事実をもとに淡々と判断できる人ほど、秒スキャと相性が良いといえます。例えば、ミスを引きずらず、次の行動にすぐ切り替えられる人や、論理的に物事を考えるのが得意な人は、秒スキャに対応しやすいでしょう。
秒スキャに向いている通貨ペアと時間帯
秒スキャでは、スプレッドが狭く流動性の高い通貨ペアを選ぶことが重要です。ドル円やユーロドルなどのメジャー通貨ペアは取引量が多く、スリッページが発生しにくいため、秒スキャに適しています。逆に、マイナー通貨ペアはスプレッドが広く、取引コストがかさむため、避けてください。
また、取引時間帯も重要です。世界の三大市場では取引が活発で、約定が安定しやすくなります。
秒スキャのデメリット:失敗ポイント
秒スキャは、取引回数が多いためコストがかさみやすい点が大きなデメリットです。さらに、1回の利益が小さいため、わずかな判断ミスが損失につながりやすく、メンタル面の負担も大きくなります。
また、短時間で何度も売買を繰り返すため、高い集中力と素早い判断が求められます。取引環境が整っていないと、スリッページや約定拒否が発生し、思い通りのトレードができないこともあります。
さらに、体力面の負担も無視できません。秒スキャは集中力を維持する必要があるため、疲労が蓄積すると判断ミスが増え、パフォーマンスが低下する可能性があります。特に、生活リズムや年齢によっては、長時間続けるのが難しく感じることもあるでしょう。
秒スキャに向いていない人の特徴
秒スキャは、素早い判断と反射的なエントリー・決済を繰り返す必要があるため、慎重派の人には不向きです。「エントリーしてからじっくり分析したい」「落ち着いて戦略を練りたい」と考えるタイプは、デイトレードやスイングトレードのほうが適しています。
また、メンタルの影響を受けやすい人も秒スキャには向いていません。トレード回数が多いため、連敗すると冷静さを失いやすく、感情的なトレードに走るリスクがあります。ストレスを感じやすい人や、一度の負けを引きずるタイプの人にとっては、精神的な負担が大きくなりやすい手法です。
秒スキャに向いていない通貨ペアと時間帯
秒スキャでは、数pipsの利益を積み重ねるため、スプレッドが広い通貨ペアは対象外です。例えば、エキゾチック通貨ペアは流動性が低く、スプレッドが広いため、秒スキャには使用できません。また、ボラティリティが低く値動きが乏しい通貨ペアも、利益を狙いにくいため不向きです。
時間帯についても、流動性が低い時間帯は秒スキャに向いていません。特に、日本時間の早朝は取引量が少なく、スプレッドが広がりやすいため避けるべきです。また、重要な経済指標の発表直後は値動きが不安定になり、スリッページが発生しやすいため、秒スキャにはリスクが伴います。
億トレーダーの秒スキャ手法と勝ちパターン
億トレーダーの秒スキャ手法には、それぞれ独自の戦略や勝ちパターンがあります。ここでは、書籍『チリが積もって15億』を出版したジュンFXさんと、FX外国為替Onlineで紹介されたヒロシさんの秒スキャ手法を取り上げ、それぞれの成功のポイントを探っていきます。
ジュンFXさんの秒スキャ手法
「FXで億を稼ぐトレーダー」と聞くと、特別な才能や高度な分析が必要だと思うかもしれません。しかし、ジュンFXさんがたどり着いた答えは意外とシンプルでした。
試行錯誤の末、「相場のオーバーシュート後の反発だけを狙う」という戦略にたどり着きます。「1秒後のレートのほうが、明日のレートより予測しやすい」と考え、超短期のリバウンド狙いに特化したのです。
エントリーポイントとタイミング
ジュンFXさんの秒スキャは、市場の行き過ぎた動きとその後のリバウンドを狙う逆張り手法です。短時間で価格が急騰・急落した際、その「最後のひと伸び」を見極め、逆方向へエントリーします。
- オーバーシュート発生時(サポート・レジスタンスのブレイク直後)
- 経済指標の影響なしに10~20pipsの急変動が発生したとき
- 相場が大きく動く時間帯(東京市場オープン9時、仲値決定9時55分など)
ジュンFXさんは、1分足チャートを縮小表示し、ローソク足の形ではなく「価格の勢い(伸び縮み)」に注目します。価格が異常に動いた際、その勢いが収まった直後に逆張りでエントリーするのが基本です。
損切りと利益確定
ジュンFXさんは、「損小利小」で着実に利益を積み重ねることを基本にしています。「欲張らない」「損切りを徹底する」ことが鉄則です。
- エントリーと同時に6pipsの逆指値を設定
- 「エントリーが早すぎた」と感じたら、数pipsの損失で即撤退
- 基本的に1~2pipsを確保したら決済
- リバウンドの勢いが止まった瞬間が利確の目安
ジュンFXさんの秒スキャ手法は、確実に利益を積み重ねるための堅実な損切りと利確のルールが特徴です。1回あたりの利益が損失より小さいため、勝率を高めつつトレード回数を増やすことが、安定した利益を出す鍵となります。
エッジとルール
ジュンFXさんのエッジは、市場の過剰な値動きを逆手に取ることです。順張りではブレイクアウト直後の勢いに乗るのが一般的ですが、ジュンFXさんはその勢いが収まる瞬間を狙い、逆張りを仕掛けます。
- 通貨ペア:メインはスプレッドが狭く売買が活発なドル円
- エントリー:オーバーシュート後のリバウンドのみ狙い、無理な逆張りはしない
- 損切り:5~6pipsのストップを設定し、予想と異なる動きをすれば即撤退
- ナンピン禁止:追加ポジションは持たず、最初のエントリー判断を最優先
- 利益確定:1~2pipsでの決済が基本。勢いが無くなる前に利益確保
- 時間帯戦略:東京市場の開閉や欧州市場の開始など、時間帯ごとの特徴を活かす
ジュンFX流秒スキャ手法【まとめ】
ジュンFXさんの秒スキャ手法は、相場のオーバーシュートを利用し、反発を狙って逆張りする方法です。市場が加熱した結果生じる過剰な値動きを捉え、反発の瞬間にエントリーします。上記のルールを徹底し、小さな利益を積み重ねることで、2024年時点で15億円の利益を稼ぎ出しています。
そんなジュンFXさんが、どのような考え方で勝ち続けているのか。ハーバー・ビジネス・オンラインのインタビューで、次のように語っています。
「ホームランバッターになれるのは、天性の才能に恵まれた人だけ。しかし、バント職人なら努力次第で期待値を高めることができる」
トレードでも一回で大きな結果を狙うのではなく、小さな勝ちを積み重ねることが成功の鍵だと強調しています。秒スキャは、一人ひとりのトレードスタイルによって微調整が必要な手法です。エントリーのタイミングや決済のルールを研究し、自分に最適なスタイルを見つけることで、長期的に安定した利益を目指せるでしょう。
参考情報:
・HARBOR BUSINESS Online「ニコ生配信で人気のFX投資家・ジュン氏が教える最新トレード手法とは?」
・松井証券(公式YouTube)「【ジュンFX生トレード】勝負師たちがいよいよFX初取引!松井証券 最速で億れるFX#6」
・ダイヤモンドZAi:「FXで17億円の収益を上げたトレーダー・ジュンさんが『億トレ』への3条件を伝授!」
・ジュンFX著:「チリが積もって15億 FXで成り上がった僕とあなたの微差」(扶桑社)
ヒロシさんの秒スキャ手法
ヒロシさんが重視したのは、「自分に合わないやり方を捨て、勝てるパターンだけを繰り返すこと」でした。無駄を削ぎ落とし、確率の高いエントリーに集中することで、90%の勝率を維持するスタイルを確立しています。
「手法を知るだけでは意味がない。それを使いこなせなければ勝てない」という言葉の通り、ヒロシさんのトレード哲学は、シンプルな戦略を徹底し、それを最大限に活かすことにあります。
エントリーポイントとタイミング
ヒロシさんの秒スキャは、短期的な行き過ぎを狙う逆張り手法です。1時間足で相場の方向性を確認し、一時的に逆方向へ動いた後、再びトレンドに戻るタイミングでエントリーします。特に、RSIとボリンジャーバンドを活用し、極端な値動きを捉えてトレードを仕掛けるのが特徴です。
- RSIの設定値を拡張(上限70~80・下限20~30)し、相場の過熱感を把握
- ボリンジャーバンド2σを活用し、値動きの行き過ぎを客観的に捉える
- 1分足でエントリーし、5分足で分割エントリー(ナンピン)を判断
1時間足のトレンドに順張りすることで、相場が長期トレンドを優先する性質を活かし、流れに沿った精度の高い秒スキャを実現しています。
損切りと利益確定
ヒロシさんは、即座に利益を出すことを最優先とし、損切りと利益確定をルール化しています。
- 5~15pipsの範囲で手動損切り
- エントリー後、すぐに利益が出ない場合は即撤退
- 1pipsの利益が出たら即決済
- ボラティリティが1時間で10銭以下の場合、利確を0.5pipsに変更
損切りを手動で行い、含み損が長引く場合は素早く撤退します。各トレードを最低でも損益ゼロで終わらせることで、トータルの勝率を高めています。
エッジとルール
ヒロシさんの優位性は、相場が長期トレンドを優先する性質を活かしつつ、短期的な過熱感を利用する点にあります。1時間足の流れに合わせながら、短期間の急騰・急落に対して逆張りを仕掛けることで、高勝率のトレードを実現しています。
その中でも、ヒロシさんのエッジとなるのが、RSI+ボリンジャーバンドを活用し、行き過ぎた相場のリバウンドを狙うことです。短期的な値動きのブレを利用しながら、効率よく利益を積み重ねています。
- 通貨ペア:ドル円(スプレッドが狭く、流動性が高いため)
- エントリー:1分足で行き過ぎた相場のリバウンドのみを狙う
- 損切り:5~15pipsを目安に手動で決済。相場の動きに応じて柔軟に調整
- ナンピン:最大5回まで(ロットを増やすこともある)。5分足のテクニカル分析で判断
- 利益確定:1pipsを確保したら即決済。リバウンドの勢いが止まる前に手仕舞う
- 取引時間帯:午前9時~翌午前3時(広い時間帯で市場の動きを捉える)
ヒロシ流秒スキャ手法【まとめ】
ヒロシさんの秒スキャ手法は、行き過ぎた値動きを逆張りで狙い、1pipsの利益を積み重ねるスタイルです。勝率は約90%と高く、1日50pipsの獲得を目指します。
今でこそ安定した成績で秒スキャの成功者として知られていますが、ヒロシさんも最初から勝てたわけではありません。FX外国為替Onlineのインタビューでは、「超えてはいけない負け額を守ることでメンタルが安定し、正しい負け方を知ることで勝ち方も身についていった」と語っています。
ヒロシさんは試行錯誤の中で、勝率を高める工夫を重ねてきました。教科書通りの手法では勝てないとし、RSIの設定値を拡張するなど、より優位性のあるトレード手法を確立しました。こうした柔軟な発想と工夫こそが、秒スキャで結果を出し続ける秘訣といえるでしょう。
参考情報:
・FX外国為替Online「教科書を全てマスターした上で教科書以上のことをできる人がとてつもなく稼ぐ。」
・FXトレードルーム「秒速FXスキャルピングで利益を上げるヒント!」「専業スキャルパーが初心者に秒スキャノウハウを叩き込む!」
秒スキャに最適なFX業者の条件と選び方
秒スキャで安定した成績を残すには、他のトレードスタイル以上に取引環境が重要です。FX業者が、以下のポイントを多く満たしているかを確認しましょう。
秒スキャを禁止していない
まず確認すべきなのは、FX業者が秒スキャを許可しているかどうかです。業者によっては、禁止していたり、明確に認めていなかったりする場合があります。
FX業者が秒スキャを禁止する主な理由は、リスク管理、システム負荷、取引の公平性の確保などです。特に、国内のDD方式を採用している業者は、トレーダーの注文をカバーしきれないリスクがあるため、秒スキャを制限する傾向があります。禁止かどうかが公表されていない場合は、サポートデスクに問い合わせ、メールで記録を残しておくと安心です。
一方、海外FXではスキャルピングを明確に許可している業者もあるため、そうした業者を選ぶと安心して取引できます。
DD方式については、「海外FXのNDDとは?」の中でNDD方式との違いとあわせて解説しています。
許容スプレッドを設定できる
秒スキャでは、数pipsの利益を狙うため、スプレッドの拡大時に発注すると損失リスクが高まります。そのまま約定すると、含み損を回収できないケースもあるため、許容できるスプレッドの範囲を設定できることが重要です。
一部のFX業者では許容スプレッド機能を提供しており、想定以上にスプレッドが広がった際の注文執行を防ぐことができます。例えば、許容スプレッドを0.5pipsに設定すると、発注時にスプレッドが0.6pipsに広がっていた場合、注文が執行されず、不利な価格での取引を回避できます。
約定スピードが早くスリッページなし
約定スピードが遅いとスリッページが発生しやすくなります。たとえスプレッドが狭くても、意図しない価格で約定すると利益が目減りしてしまいます。
そのため、FX業者が公表する約定スピードを参考にすると良いでしょう。例えば、ある海外FX業者では、自社データとして「1秒以内に99.35%の注文を約定」といった参考値を公表しています。
約定スピードの速い業者を選べば、希望価格での取引が成立しやすくなり、スリッページの影響を最小限に抑えられます。
約定力が高く約定拒否とリクオートなし
秒スキャでは、エントリーと決済を確実に約定させることが重要です。約定力が低いと、約定拒否やリクオートが発生し、機会損失につながります。
「約定率100%」を公表する業者もありますが、スリッページの頻度には注意が必要です。すべての注文が約定しても、希望価格より不利な位置で約定すれば、含み損を抱えかねません。そのため、約定力は約定スピードと合わせて確認しましょう。
また、1回の注文で可能なロット数も重要です。秒スキャをスケールする場合、100万通貨単位でもスムーズに約定できる業者を選ぶと安心できます。
スプレッドが狭く取引手数料が安い
秒スキャでは、できるだけ取引コストを抑えることが重要です。国内FXは固定スプレッドで取引手数料が無料のため、特別な確認は不要でしょう。
一方、海外FXではスプレッドが0pipsの業者もありますが、取引手数料が設定されていることが多いため、スプレッドとあわせて確認し、総コストを把握しましょう。
国内FXのほうが秒スキャ向き?海外FXとの違いを比較
国内FXと海外FXでは、取引環境やコストに違いがあります。秒スキャを行う際、それぞれの特徴を理解することで、自分に合った選択がしやすくなります。
国内FXは固定スプレッド&手数料無料で低コスト
国内FX業者は、原則固定スプレッドで取引手数料が無料です。特に、ドル円は0.2pips、ユーロドルは0.3pips、ユーロ円は0.4pipsとほぼ統一されており、取引コストが明確です。
秒スキャでは、1日の取引回数が数百回に及ぶこともあり、スプレッドや手数料の影響が大きくなります。そのため、低コストで取引できる国内FXの環境は大きなメリットといえます。
一方、海外FXはクロス円のスプレッドが比較的広く、変動スプレッドを採用しているため、コストが一定ではありません。ただし、ユーロドルなどのドルストレートでは、取引手数料を含めても国内FXと同等のコストで取引できる業者も多く存在します。
見落としがちなリスクとは?国内FXの秒スキャ注意点
国内FXで秒スキャを行う際には、注意すべきリスクもあります。特に、約定拒否やリクオート、口座凍結のリスクは見落とされがちです。
国内FX業者の多くはDD方式を採用しており、トレーダーの注文を市場に流さず自社で処理します。この約定方式では、業者のリスク管理のために注文が拒否されたり、リクオートが発生することがあります。秒スキャのように短時間で頻繁に取引を行うと、業者の負担が増し、約定が不安定になる可能性があります。
また、為替ディーラーが介入する場合、自社に有利な操作が行われることも考えられます。みんなのFXやJFXのようにスキャルピングを認めている業者もありますが、多くの国内FX業者では明確に禁止していません。そのため、スキャルピングの可否が曖昧な業者では、取引の仕方によって制限がかかることがあります。
さらに、経済指標の発表時や流動性の低い時間帯では、スプレッドが急拡大することがあります。通常時は固定スプレッドでも、相場が急変すると変動スプレッドに切り替わるのが一般的です。
国内FXと海外FX、秒スキャにおすすめなのは?
秒スキャを行う際、国内FXと海外FXのどちらを選ぶかは、取引環境や優先する条件によって異なります。
国内FXは固定スプレッドと手数料無料が一般的で、コストを抑えやすいのがメリットです。ただし、秒スキャの可否が不明瞭な業者も多く、約定拒否やリクオートが発生する可能性があります。
海外FXは変動スプレッドを採用しており、国内FXと比べるとコストは高くなりがちですが、NDD方式の業者が多く、透明性の高い取引環境が整っています。約定力が高く、スリッページや約定拒否が少ない業者も多いため、秒スキャをスムーズに行いやすいのが特徴です。
まずは国内FXで秒スキャを試し、低コストで安定した取引が維持できるなら、それがベストな選択肢でしょう。しかし、取引回数やロット数の増加に伴い何らかの制限が生じた場合は、秒スキャを許可している海外FX業者を利用することで、より自由度の高いトレードが可能になります。
海外FXの強み活かした秒スキャ戦略
海外FXでは、ハイレバレッジやボーナスを活用できるため、資金効率の良い秒スキャを実践しやすい環境が整っています。
国内FXの最大レバレッジは25倍に制限されていますが、海外FXでは400倍以上、場合によっては無制限のレバレッジを提供する業者もあります。これにより、少ない証拠金でも効率よく秒スキャを行えます。
秒スキャは1回の利益幅が小さいため、レバレッジを活用することで、少額の資金でもロット数を増やし、大きな利益を狙いやすくなります。また、海外FXでは、口座開設や入金時に受け取れるボーナスを利用することで、資金負担を抑えながら取引を始められます。
さらに、海外FXではゼロカットシステムが採用されており、突発的な相場急変が発生しても追証が発生しません。ボラティリティが高い相場でも、資金管理に不安を感じることなく秒スキャに集中できます。
秒スキャOK!おすすめの海外FX業者3選
海外FX業者 | 特徴 | 口座開設 |
---|---|---|
![]() Exnessの詳細 | ・業界最低水準の取引コスト ・ロスカット水準0%で無制限レバレッジを最大活用 | Exness 公式HP:exness.com |
![]() ThreeTraderの詳細 | ・業界最低水準の取引コスト ・豊富な流動性でスムーズな取引を実現 | ThreeTrader 公式HP:threetrader.com |
![]() Vantage Tradingの詳細 | ・インターバンク市場を再現したECN口座 ・最大1万5,000円の口座開設ボーナス | Vantage Trading 公式HP:vantagetradings.com |
Exnessは取引コストの低さを追求し、プロ向けの3種類の口座タイプを提供しています。特に、即時約定方式を採用したプロ口座ではスリッページが発生しないため、余計なコストを抑えつつ、ストレスなく秒スキャを行えます。
ここからは、Exnessと最安コストを競うThreeTraderや、口座開設ボーナスで取引を始められるVantage Tradingとあわせて、各社の特徴やメリットを紹介します。
Exness|3種類の低コスト口座と柔軟な取引条件

Exness(エクスネス)は、業界最低水準の取引コストと、秒スキャに適した3種類の口座タイプを提供する海外FX業者です。
ボーナスを提供しないかわりに、トレード上級者が求める低コストを追求し、無制限レバレッジと高い約定力によって秒スキャの収益性と安定性を高めています。
- スプレッド0.0pips~の低コスト環境
超低コストに特化した「プロ口座」「ゼロ口座」「ロースプレッド口座」を提供し、銘柄や取引スタイルに応じた口座を選択可能 - 無制限レバレッジで資金効率を最大化
「無制限レバレッジ」を提供し、ロスカット水準0%を採用。証拠金を最大限活用し、少額からでも大きな利益を狙える - 即時約定方式でスリッページなし
プロ口座はスリッページのない即時約定方式を採用。手数料無料のため、スプレッドコストのみで取引でき、コスト管理がしやすい
これらのメリットから、Exnessはこんな人におすすめです。
- 取引コストを最小限に抑えたいスキャルピング上級者
- 無制限レバレッジを活用し、資金効率を最大化したい人
- スリッページのない安定した約定環境を求める人
Exnessは、秒スキャに有利な非常に低い取引コストです。さらに、無制限レバレッジを活用できるため、資金効率を最大化したいトレーダーにおすすめです。
ThreeTrader|業界最安級コストと高約定力

ThreeTrader(スリートレーダー)は、業界最低水準の取引コストと高い約定力を兼ね備えた海外FX業者 です。
特に「Raw Zero口座」は、スプレッド0.0pips~かつ1ロットあたり往復400円の取引手数料で、業界1、2位の取引コストを維持しています。
- スプレッド0.0pips~の超低コスト
「Raw Zero口座」なら、主要通貨ペアを業界最低水準の取引コストで取引可能。スプレッドは0.0pips~、取引手数料は往復400円/ロット - 高流動性でリクオートなし・スリッページ軽減
Tier1リクイディティプロバイダーと提携し、高い流動性を確保。リクオートが発生せず、スリッページも最小限 - 初心者も安心の日本語サポート
日本人トレーダーに寄り添った親切なサポートが魅力。ライブチャットは対応が速く、メールでは専門的な質問にも丁寧かつ的確に対応
これらのメリットから、ThreeTraderはこんな人におすすめです。
- 業界最安級コストで取引したい人
- スムーズな約定でストレスを減らしたい人
- 親しみやすい日本語サポートを求める人
ThreeTraderには、超低コスト・高約定力・手厚いサポートの三拍子がそろっています。コストの安さだけでなく、約定力にもこだわりたいトレーダーにおすすめです。
\業界最安スプレッド&取引コスト!/
Vantage Trading|口座開設ボーナスで無料体験

Vantage Trading(ヴァンテージ)は、スプレッドが狭い口座でも口座開設ボーナスを提供する数少ない海外FX業者です。
最大1万5,000円のボーナスを活用すれば、自己資金ゼロで秒スキャに挑戦できます。スプレッドの広がり方や約定力を確認しながら、実際の取引環境を試せます。
- 口座開設ボーナスだけで無料体験
ボーナスが証拠金になるため、自己資金ゼロで秒スキャに挑戦可能。取引コストをかけずに、スプレッドや約定スピードを確認できる - インターバンク市場の環境を提供
機関投資家向けのECN口座を提供。流動性が高いインターバンク市場の環境が再現され、大口注文でもスムーズに約定できる - 業界最低水準の取引コスト
「ECN口座」では、主要通貨ペアのスプレッドが最小0.0pips&往復手数料6ドル/ロットと、業界最低水準のコストで取引できる
これらのメリットから、Vantage Tradingはこんな人におすすめです。
- 口座開設ボーナスを活用し、自己資金ゼロで秒スキャを試したい人
- インターバンク市場に近い環境で、大口取引をスムーズに行いたい人
- 主要通貨ペアを業界最低水準のコストで取引し、利益率を高めたい人
Vantage TradingのECN口座は、高い流動性と低コストを兼ね備え、秒スキャをスケールしやすい環境です。まずはボーナスを活用し、リスクゼロで試してみましょう。
\1.5万口座開設ボーナス+120%入金ボーナス!/
秒スキャに関するよくある質問
秒スキャに関するよくある質問についてお答えします。
- 秒スキャとスキャルピングって何が違うの?
-
秒スキャはスキャルピングの一種ですが、より短時間での取引を指します。スキャルピングは数十秒~数分でポジションを決済する手法全般を指し、秒スキャはその中でも特に数秒単位での超短期売買を行うスタイルです。
- 秒スキャのエッジってどういう意味?
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秒スキャにおけるエッジとは、「他のトレーダーより優位に立てるポイントや条件」を指します。例えば、価格の急変動後のリバウンド狙いなどが挙げられます。秒スキャではわずかな値幅を狙うため、取引手法だけでなく、スプレッドや約定力など取引環境の選択もエッジに含まれます。
- 秒スキャのリバ取りって何?
-
秒スキャにおけるリバ取りは、急落や急騰の直後に発生する反発(リバウンド)を狙う手法です。価格が短時間で大きく動いた際、過去の反発ポイントやオーバーシュートを利用してエントリーし、わずかな値幅を素早く確保するのが特徴です。
- 秒スキャは1回でどのくらいのpipsを狙う?損切り幅は?
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秒スキャは、1回で1~5pips程度を狙うのが標準的です。損切り幅はエントリー戦略や通貨ペアによりますが、基本的には利益幅と同程度に設定します。他のトレードスタイルと異なり、損小利大を実現するのが難しいため、実践しながら最適な損切り幅を見つけていきます。
- 秒スキャで10pipsを稼ぐのは現実的?
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いいえ、1回の秒スキャで10pipsを狙うのは難易度が高いです。秒スキャは小さな値幅を積み重ねる手法のため、1~5pipsを確実に取るほうが現実的です。
- 秒スキャでおすすめのエントリータイミングは?
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秒スキャでおすすめのエントリータイミングは、重要なサポート・レジスタンスラインのブレイク(順張り)や反発(逆張り)など、手法によって異なります。
- 順張りと逆張り、どっちが秒スキャ向き?
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秒スキャでは、トレンド相場では順張り、レンジ相場では逆張りが効果的とされています。しかし、ジュンFXさんのように相場のトレンドを重視せず、オーバーシュート後のリバウンドを狙う逆張りで実績を上げているトレーダーもいます。
- 秒スキャで有効なインジケーターは?
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ジュンFXさんのXでの投稿にもあるように、秒スキャではインジケーターに頼るのは難しいとされています。特に、インジケーターは遅延があるため、瞬時の値動きを捉えるのには不向きです。ただし、相場の方向性を把握する目的であれば、エントリー判断の補助として活用できます。
インジとか分析すると高度な事やってる気がして勝てるおもてまうんでしょうねw
引用:ジュンFXさんの投稿(2020/9/28) - 秒スキャはルールよりも感覚が大切なの?
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秒スキャでは感覚も大切ですが、それは経験に裏付けられたものである必要があります。明確なルールがないと、安定して勝ち続けるのは難しいため、エントリー・損切り・利確のルールを決め、一貫したトレードを心がけることが成功の鍵となります。
- 秒スキャのトレード時間帯はいつがベスト?
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秒スキャに適したトレード時間帯は、ロンドン市場とニューヨーク市場が重なる日本時間21時~翌2時です。この時間帯はボラティリティが高く、スプレッドも狭いため、エントリーしやすくなります。ただし、手法によって優位性の高い時間帯は異なります。ジュンFXさんは東京時間に秒スキャを行っており、その考え方を参考にするのも一つの選択肢です。
- 秒スキャで勝ちやすい通貨ペアや銘柄は?ゴールドは向いてる?
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秒スキャでは、流動性が高くスプレッドが狭いドル円やユーロドルなどのメジャー通貨ペアが向いています。ゴールドも流動性が高いため、スプレッドが狭い業者を利用すれば秒スキャに適しています。 また、ボラティリティが大きいため、短時間で大きな値幅を狙えるチャンスがあります。
- 秒スキャで海外FXがおすすめな理由は?
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秒スキャで海外FXがおすすめな理由は、ハイレバレッジの活用、NDD方式による高い約定力、ゼロカットシステムによるリスク管理のしやすさにあります。取引コストを抑えつつ、高速でエントリー・決済を繰り返せるため、秒スキャ向きの環境が整っています。また、一部の業者ではボーナスを提供しており、自己資金を使わずに秒スキャを試すこともできます。
- 海外FXの秒スキャは勝てない?
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海外FXの秒スキャで勝てるかどうかは、取引環境・手法・スキルの3つに左右されます。スプレッドが変動するため、スプレッドの狭い時間帯を狙ったり、約定力の高い業者を選んだりすることが重要です。また、手法を確立するだけでなく、瞬時の判断力や素早い操作などのスキルを磨くことも勝率を高めるポイントになります。
- 秒スキャを続けると口座凍結になる?
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スキャルピングの可否を明確にしていないFX業者で秒スキャを行うと、口座凍結のリスクがあります。秒スキャは業者のサーバーに負担をかけ、リスク管理が難しくなるため、制限されることがあるからです。一方、海外FXでは秒スキャを正式に認めている業者が多いため、規約を確認すれば安心して取引できます。
- 楽天、DMM FX、GMO、松井証券は秒スキャ禁止?
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楽天、DMM FX、GMO、松井証券は秒スキャを禁止していませんが、約定拒否やスプレッドの拡大、取引制限が発生する可能性があります。秒スキャを行うなら、スキャルピングを正式に許可している業者を選ぶのが無難です。
- 秒スキャの練習方法は?
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秒スキャの練習には、デモ口座を活用してトレードの精度を高めのが効果的です。狙うpips数を決める、1分足で値動きを観察する、損切りを徹底するなどを繰り返し実践することで、瞬時の判断や操作に慣れていきます。
- 秒スキャで成功した億トレーダーは誰?
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FXでは、秒スキャで成功した億トレーダーとしてジュンFX氏とその一番弟子とされるナナキ氏が知られています。特にジュンFX氏は、15億円以上の利益を上げ、多くのトレーダーに影響を与えています。また、株式市場ではBNF氏やテスタ氏も秒スキャを活用しており、そのトレードの様子はYouTubeで公開されています。
- ジュンFX、ヒロシ、ナナキ、ジジ、はんさんの秒スキャ手法ってどんなの?
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トレーダーごとに秒スキャの手法は異なり、水平線のブレイクアウトを狙う順張りや、リバウンドを狙う逆張りなど、さまざまなアプローチがあります。ただし、相場が大きく動くタイミングで積極的にエントリーする点は共通しています。
- 秒スキャでおすすめの海外FX業者は?
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秒スキャに適した海外FX業者はExnessとThreeTraderです。どちらも低コストで取引環境を提供し、高い約定力によりスリッページや約定拒否のリスクを抑えられるのが魅力です。
また、初心者にはVantage Tradingがおすすめです。ECN口座で最大1万5,000円の口座開設ボーナスを提供しており、自己資金ゼロで秒スキャを試せます。
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