中国駐在の人がFX・投資を始める方法！おすすめ業者2社も紹介

本記事では、仕事の都合で駐在する・現在中国に居住しているといった方向けに中国でFXをする方法と規制事情についてご紹介します。

外国為替市場は、24時間取引できる市場です。スマートフォン1台でも取引できるため、中国にいてもチャンスの相場が来る可能性もあるでしょう。

一方で、中国では様々な国外サービスへのアクセス制限があるといった他国にない問題もあるので詳しく解説していきます。

中国駐在のFXについて

ここでは、中国からFXをする際の基礎知識として以下の2つをご紹介します。

近年はインターネットを使った金融取引が主体となっていますが、中国は国外のインターネットサービスを一部規制しているため他国にない要素として確認しておきましょう。

国内FX業者の口座は使えなくなる

中国へ居住する以前に登録した国内FX業者の口座がある方は、中国からは国内FX業者が使えなくなることを確認しておきましょう。

Q.海外へ転勤・移住することになった場合、口座はそのままでいいですか？

A.海外勤務や海外留学、その他の理由で海外に居住することになり、「非居住者」となる場合は、お取引を継続することはできません。

お客さまが保有する建玉をすべて決済し、ご資金を全額出金された後、口座解約フォームより、解約依頼の手続きをお願いいたします。

また、当社サービスは国内向けとなっておりますので、海外からのお取引はご遠慮いただいております。

引用：SBI FXトレード よくある質問

日本国内に拠点をおくFX業者は、日本国内からの利用に限定されており、海外へ移住すると使えなくなります。

また、移住後も取引を続けていた場合は、ポジションの強制決済もあるため、海外へ移住する前にポジションの全決済と出金、そして解約手続きが必要です。

海外FX業者も使えない場合もある

中国本土のインターネットは「グレートファイアウォール（金盾）」によって中国国外のインターネットサービスへアクセスできないようになっています。

全ての海外サービスにアクセスできないといったことはありませんが、海外FX業者も中国本土からアクセスできなくなる場合もあることに注意しましょう。

本記事執筆時点で中国からアクセスできる海外FX業者2社を「中国で利用できるおすすめFX業者」でご紹介しています。

中国駐在でFXをする方法

ここでは、中国駐在でFXをする方法として以下3つをご紹介します。

中国にいながら中国からアクセスできないFX業者で快適に取引する裏技もあるので詳しくみてみましょう。

アクセスが制限されない海外FX業者を探す

中国でFXをするには、大前提として中国からアクセス制限がない海外FX業者を探す必要があります。

中国は、先にご紹介した通り、日本の国内FX業者が利用できません。

また、海外のインターネットを介したサービスは一部アクセス制限される可能性があります。

中国からアクセス制限のない海外FX業者を探せられれば、すぐに取引を始めることが可能です。

中国に拠点があるFX業者を利用する

中国本土に拠点を置くFX業者を利用することもできます。

中国本土に拠点を置くFX業者は、海外FX業者と比べて取引条件に制限が多いことがデメリットです。

例えば、中国のFX業者は最大レバレッジが50倍に制限されます。

一方で、中国政府よりアクセス制限の対象となるリスクが中国に拠点を置くFX業者にはありません。

VPNを使う

中国でアクセス制限がされている海外FX業者を中国から使う方法はあります。

VPN（Virtual Private Network：仮想専用ネットワーク）を使うことで、アクセス制限の影響を受けずに、海外FX業者を利用することが可能です。

VPNは、中国の共用インターネット回線をそのまま使わずに、仮想的に独立したインターネット回線として接続する技術になります。

通常だとアクセス制限が発生するインターネットサービスも、VPNを介して接続することで影響を受けません。

中国で利用できるおすすめFX業者

ここでは、現時点で中国から利用できるおすすめ海外FX業者として以下の2社をご紹介します。

いずれも国際的な金融ライセンスを持ち、中国本土のFX業者よりも有利な取引条件を提供しています。

XM Global

XM Global（エックスエム）は、大手XMグループがグローバル版として運営している海外FX業者です。

日本でもお馴染みのXMTradingもXMグループの傘下にあるFX業者です。

XM Globalでは、最大1,000倍レバレッジと執行率100％の取引条件を採用しており、取引条件だけでなく入出金スピードの評価が高いことが主なメリットになります。

高額出金に関しても、多数の実績があり、初心者から上級者まで安心して使いやすいです。

初心者の方やデイトレードからスイングトレードが多い方は最大1,000倍レバレッジのUltra Low Standard Account、スプレッドの狭さにもこだわりたい上級者トレーダーの方にはXM Zero Accountsがおすすめです。

XM Globalは、中国で発行した身分証明書と現住所確認書類が提出できれば、最短即日でトレードが始められます。

Exness

Exness（エクスネス）は、2008年より運営している大手海外FX業者です。

複数の金融当局からの認可を受け、各国にFX業者を展開しています。

Exnessは、業界で最も高い「無制限レバレッジ」を提供しているため、少額資金トレーダーから特に人気が根強いです。

中国本土のFX業者の最大50倍レバレッジと比べると、圧倒的なレバレッジの差があります。また、高いレバレッジを提供していながら、他の取引条件もハイレベルなこともExnessの特徴です。

Exnessの無制限レバレッジは、Exnessが提供する全口座タイプで提供されています。口座開設後は一律最大2,000倍までですが、一定の条件を満たすことで無制限レバレッジが解放されます。※参考：Exnessのレバレッジ無制限解放条件

各口座タイプは、スプレッドの狭さと取引手数料が主な違いです。

無制限レバレッジをフル活用して、スキャルピングでロット数を張りたい上級者や、少額の資金で経験を積みたい初心者トレーダーまで最適な取引環境に身を置くことができます。

Exnessの口コミ・評判は「Exnessの評判・口コミ｜使ってわかるメリット・デメリット15項目」で詳しくまとめました。

中国駐在中のFXに関する注意点

ここでは、中国駐在中のFXに関する注意点として以下3つをご紹介します。

中国からFXをする際の税金面や移住する際のFX口座の取り扱いについて確認しておきましょう。

国内FXの口座はポジションを決済して出金

日本国内のFX業者は、中国居住者の利用が原則禁止です。

したがって、既に日本の国内FX業者の口座を持っている方は、中国へ移住する前に口座の解約を済ませておく必要があります。

もし、ポジションを保有したまま海外移住が発覚すると、FX業者によって強制決済が行われるため、事前に全ポジションの決済と出金、そして解約手続きを済ませておきましょう。

送金方法も中国から利用できるサービスを探す

中国から海外FX業者を利用する場合、中国とFX業者間で利用できる送金サービスも同時に探す必要があります。

具体的に、中国から海外FX業者を利用する際に使える送金方法としては以下の通りです。

海外銀行送金には、ほとんどの海外FX業者が対応していますが、高額な銀行の手数料と着金までが遅いデメリットがあります。

また、オンライン決済サービスは、即時の送金と格安の手数料が便利です。しかし、中国からアクセス制限のないオンライン決済サービスを探す必要があります。

仮想通貨を使った送金は対応するFX業者が少ない、送金速度にバラつきがあるといったデメリットがありますが、逆に仮想通貨に対応してればどこからでも送金が可能です。

1年未満の海外赴任のFXは確定申告が必要

確定申告は、一般的に1年以上居住している国で行い納税することとなります。

したがって、中国に住み始めてから1年未満の場合は、中国国内でFXを行っていても、その収益は日本で確定申告・納税となる可能性があることに注意しましょう。

税金面の問題や、居住国の定義は法律も絡むため、失敗しないためにも法律相談事務所や税理士に相談することをおすすめします。

中国駐在でFXに関するよくある質問

海外在住でも国内FXは使えますか？

いいえ、海外在住者は国内FXが使えません。

FXは海外でも可能？

はい、FXは世界中どこででも、その国の規制に準じたFX業者を使って取引できます。

海外FXで税金の未払いはバレる？

はい、海外FXに限らず脱税は犯罪です。銀行の送金履歴だけでなく、海外FX業者であっても日本の公的機関による調査に協力しなければなりません。

中国ではFXが禁止されていますか？

いいえ、中国ではFX自体が禁止されていません。ただし、現物の為替に関しては、年間50,000ドル相当までの制限があります。