海外FXのデイトレードとは、1日のうちにエントリーから決済までを完結させる短期売買です。
ポジションの保有時間が短いため、想定外の価格変動に巻き込まれる可能性が低いことから、リスクを管理しやすいのが特徴です。
また、1日あたりの取引回数が少ないので、スキャルピングよりも手数料・スプレッドの影響を受けにくいといった特徴もあります。
さらに、ポジションを翌日まで持ち越さないことから、マイナススワップの大きな銘柄でもスワップを気にせず自由に通貨ペアを選べるのも魅力です。
ただし、ハイレバレッジでの取引は、瞬間的な判断力や高いレベルの相場分析力が求められ、徹底した資金管理が必要になるので注意しておきましょう。
この記事では、海外FXでデイトレードを行うメリットやデメリット・成功のコツ・注意点まで詳しく解説していきます。
- 海外FXのデイトレードは短期間で大きな利益を狙える
- 監視する銘柄・時間足を増やすことで1日に複数回のトレードチャンスがある
- スプレッドの影響を受けにくいので業者・口座タイプの選択肢が広がる
- 徹底した資金管理を行わないと1回のトレードで多額の損失を抱える可能性がある
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海外FXのデイトレードとは
海外FXのデイトレードとは、1日の中で売買を完結させる手法で、ポジションを翌日まで持ち越さないのが特徴です。
一般的に上位足(日足・4時間足・1時間足)の相場状況に合わせてトレード戦略を立て、5分足・15分足でエントリータイミングを計ります。
メインの時間足に応じてチャートの監視頻度を調整できるため、頻繁に確認できない兼業トレーダーでも取り入れやすいトレードスタイルです。
スキャルピング・スイングトレードとの違い
デイトレードとスキャルピング・スイングトレードは、ポジションを保有する時間と監視する時間足に違いがあります。
トレードスタイル | デイトレード | スキャルピング | スイングトレード |
---|---|---|---|
ポジション保有時間 | 数十分〜数時間 | 数秒〜数分 | 数日〜数週 |
メイン時間足 | 1時間〜日足 | 1分〜15分足 | 4時間〜週足 |
エントリーチャンス | 数回/日 | 数十〜数百回/日 | 1〜2回/週 |
リスクリワード (目安) | 1:2 | 1:1 | 1:3 |
デイトレードはポジションの保有時間が数十分〜数時間で、エントリーから決済までが1日以内に完了します。
メインの時間足は1時間・4時間・日足で、タイミングを取るために下位足の5分足や15分足を利用するため、一度に2〜5枚のチャートを同時に監視することもあります。
トレーダーごとに細かい手法は異なりますが、スキャルピングよりもスプレッドの影響が少なく、スイングトレードよりも突発的な価格変動やマイナススワップの影響を受けにくいのがデイトレードの特徴です。
海外FXでデイトレードを行うメリット
海外FXのデイトレードは、ハイレバレッジやボーナス・ゼロカットシステムを活用することで低資金からでも効率的に利益を狙えるのが魅力です。
また、スプレッド・マイナススワップの影響を受けにくく、1日に複数回トレードチャンスがあるといったメリットがあります。
- ハイレバレッジで少額からでも取引可能
- ゼロカットシステムで損失を限定しやすい
- ボーナスを有効活用できる
- トレードチャンスが多い
- スプレッドの影響を受けにくい
- マイナススワップの影響を受けにくい
それぞれ順番に解説していきます。
ハイレバレッジで少額からでも取引可能
海外FX業者は国内FX業者よりも高いレバレッジを提供しており、少額からでも大きなポジションを持てます。
国内FX業者では最大レバレッジが25倍に制限されていますが、海外FX業者の場合はレバレッジ無制限でトレードできるブローカーもあり、低資金からでも大きな利益を狙えます。
FX業者 | 最大レバレッジ |
---|---|
Exness | 無制限 (条件達成前:2,000倍) |
FXGT | 5,000倍 |
Swift Trader | 2,000倍 |
Vantage Trading | 2,000倍 |
XM Trading | 1,000倍 |
また、海外FXのデイトレードはポジションの保有時間が短いため、ハイレバレッジで取引を行っても想定外の価格変動に巻き込まれるリスクが低い点もメリットの1つです。
ゼロカットシステムで損失を限定しやすい
海外FX業者の多くはゼロカットシステムを採用しており、口座残高がマイナスになっても追証が発生しません。
そのため、ハイレバレッジで取引中に予期せぬ相場変動が発生しても、入金額以上の損失を抱える心配がありません。
ゼロカット保証とは
ゼロカット保証は、お客様が投資した以上の損失が発生しないようにするための施策です。
これにより、口座の残高以上の損失は自動的にゼロにリセットされます。追証は発生いたしません。市場の流動性が想像以上に高まり、注文が集中するタイミングでポジションクローズ注文が成約しない場合があります。
引用元:AXIORY公式サイト>取引条件>ゼロカットとロスカット>「ゼロカット保証とは」より
そのような市場の注文の集中などのイレギュラーな状況においても、設定したポジションがクローズできずに証拠金がマイナスになった場合、証拠金を超える損失を請求しないゼロカット保証を実施しています。
証拠金のマイナスは、基本的に24時間以内に解消され、お客様の残高は0(ゼロ)に戻ります。
国内FXでは追証が発生する可能性があるため、リスクを限定しやすいという点でもゼロカットシステムが採用されている海外FXでデイトレードを行うメリットは十分にあります。
ボーナスを有効活用できる
多くの海外FX業者が口座開設ボーナスや入金ボーナスなど豪華なボーナスプロモーションを実施しており、有効活用することで、実際の資金以上の金額を運用可能です。
FX業者 | ボーナスキャンペーン |
---|---|
BigBoss | 口座開設ボーナス 入金ボーナス BBポイント |
FXGT | 口座開設ボーナス 入金ボーナス キャッシュバックプログラム |
Swift Trader | 口座開設ボーナス 入金ボーナス |
Vantage Trading | 口座開設ボーナス 入金ボーナス Vantage Tradingリワード |
XM Trading | 口座開設ボーナス 入金ボーナス XMポイント |
さらに、デイトレードはロスカットラインを10〜20pips程度の広めに設定するケースが多いため、ボーナスを余剰資金として活用することで、相場の一時的な逆行にも耐えやすくなります。
また、海外FX業者のボーナスはロット数の拡大だけでなく、高い証拠金維持率を保つ手段としても利用できるので、ハイレバトレードのリスクを低減させられるメリットもあります。
トレードチャンスが多い
海外FXのデイトレードは、1日に複数回のエントリーチャンスがあるのも特徴の1つです。
デイトレードでは主に日足・4時間足・1時間足といった上位足で相場の方向性を確認し、下位足でエントリータイミングを図るため、短時間で効率よく複数銘柄を分析できるというメリットがあります。
トレードスタイル | エントリーチャンス | 主な時間足 | ポジション保有時間 |
---|---|---|---|
デイトレード | 数回~5回程度/日 | 5分足~4時間足 | 数十分~数時間 |
スキャルピング | 数十~数百回/日 | 1分足~15分足 | 数秒~数分 |
スイングトレード | 数回/週~月 | 4時間足~週足 | 数日~数週間 |
その日の相場状況に応じて複数の監視銘柄からエントリーチャンスを見つけられるので、効率的に利益を最大化できるのがデイトレードの魅力です。
スプレッドの影響を受けにくい
海外FXでデイトレードを行うメリットの1つにスプレッドの影響を受けにくい点があります。
デイトレードはスキャルピングよりも狙う利益幅が大きいため、1〜2pips程度のスプレッドであっても収益全体を占める割合で見ると影響はほとんどありません。
トレードスタイル | デイトレード | スキャルピング |
---|---|---|
狙う利益幅 | 30pips | 5pips |
スプレッド | 1.5pips | 1.5pips |
コストの割合 | 5% | 30% |
また、損切りラインも広めに設定するので、スプレッドが原因でロスカットになる可能性も低くなります。
短期的な価格変動に対しても細心の注意を払う必要がないため、精神的な負担が少ないという面でもスプレッドの影響を受けにくいトレードスタイルといえます。
マイナススワップの影響を受けにくい
海外FXのデイトレードは基本的にポジションを翌日まで持ち越さないため、マイナススワップの影響を受けないのもメリットの1つです。
スワップポイントは各業者によって様々ですが、スワップフリー口座・銘柄でない限り、ポジションを保有している間はスワップが発生します。
実際にXM Tradingのドル円・ユーロドル・ゴールドの3銘柄でポジションを持ち越した場合のスワップポイントを例に解説します。
銘柄 | マイナススワップ |
---|---|
USDJPY | -28.28 (ショートスワップ) |
EURUSD | -10.86 (ロングスワップ) |
GOLD | -53.86 (ロングスワップ) |
ゴールドの場合、ロングポジションで持ち越すと、1ロットにつき「-53.86(-7,759円)」のマイナススワップが値動きに関係なく発生します。
しかし、デイトレードであれば当日中にポジションを決済するため、マイナススワップによる損失を考慮することなく、トレード戦略を立てられます。
ただし、マイナススワップだけでなく、プラススワップも受け取れない点には注意しておく必要があります。
海外FXでデイトレードを行うデメリット
海外FXでデイトレードを行うデメリットを3つ紹介します。
デイトレードは高いレバレッジを掛けて取引する性質上、資金管理やメンタル面で徹底したルールを決めておかないと、すぐに強制ロスカットされることもあるので注意しておきましょう。
- ギャンブルトレードになりやすい
- 1回の取引で大きな損失を抱える可能性がある
- 1日数回のチャートチェックが必要
それぞれ順番に解説していきます。
ギャンブルトレードになりやすい
海外FXのデイトレードはリスクリワードを2以上に設定することが多いため、値動きによっては5連敗以上することもあります。
しかし、負けトレードが連続してくると損失を取り返したいという考えから一発逆転を狙い、資金管理を無視したハイレバレッジ&ロスカットを設定しない「ギャンブルトレード」に走りやすくなります。
前提として、リスクリワードが2であれば勝率34%以上で利益が残る計算になるので、1回の勝負ではなくトータルで考えていくのがギャンプルトレードをしないためのコツです。
リスクリワード | 損益分岐点 (勝率) |
---|---|
1:1 | 50% |
1:2 | 33.4% |
1:3 | 25% |
1回の取引で大きな損失を抱える可能性がある
海外FX業者は平均1,000倍以上のレバレッジで取引可能なため、あらかじめルールを確立していないと1回の取引で大きな損失を抱える可能性があります。
基本的にデイトレードでは、損失を総資産の2%以内に抑える2%ルールが推奨されており、許容できる損失額と損切り幅からロット数を逆算して求めます。
ロット数 =(許容損失額 ÷ 損切り幅)÷ 1pipsあたりの損益
口座残高を100,000円とした場合、許容できる損失額は2,000円となり、損切り幅とロット数の目安は以下の通りです。
損切り幅(pips) | ロット数の目安(最大) |
---|---|
10pips | 0.2ロット |
20pips | 0.1ロット |
30pips | 0.066ロット |
40pips | 0.05ロット |
2%ルールに則って運用することで、短期的な勝ち負けに左右されず、長期的に安定したトレード成績を目指すことが可能です。
ただし、適正なレバレッジ・ロスカットラインを設定していてもフラッシュクラッシュなど瞬間的な価格変動が発生すると、意図した価格よりも不利な価格で約定し、想定外の損失を抱えるリスクもあることは把握しておきましょう。
1日数回のチャートチェックが必要
海外FXのデイトレードでは、ポジションの保有時間が短く、複数の銘柄を監視するのでエントリー・決済タイミングを逃さないために定期的なチャートチェックが必要です。
監視する時間足 | チャートチェック頻度 |
---|---|
日足 | 1回/日 |
4時間足 | 4〜8時間/回 |
1時間 | 1〜2時間/回 |
特に1時間足をメインにトレードする場合、相場の急変や経済指標の発表に即座に対応する必要があるため、長時間チャートを監視できない人には不向きな面もあります。
そのため、トレードに集中できる環境が整わない場合でも、以下のような対策を講じることで、デイトレードに取り組みやすくなります。
対策方法 | 内容 |
---|---|
価格アラート機能の活用 | MT4/MT5のアラート設定や、TradingViewなどの通知機能を活用することで、エントリーや損切り・利確の価格帯に達した際だけスマホやPCに通知を受け取れる |
エントリー・決済の指値・逆指値を事前に設定 | トレード開始前に「エントリー注文」「損切り(SL)」「利確(TP)」を設定することで、自動で決済されるためチャートの監視を最小限に抑えられる |
海外FXでデイトレードを行う方法
海外FXでデイトレードを行う方法・手順を3ステップで紹介します。
- 相場状況の把握
- 経済指標が発表される時間の確認
- テクニカル分析
デイトレードで安定して利益を出すためには、トレード手法を理解するだけでなく、事前準備や相場の分析力が必要になります。
また、エントリーから決済まで1日で完結させるスタイルであるため、瞬間的な判断力も求められます。
相場状況の把握
海外FXでデイトレードでは、上位足の日足や4時間足・1時間足で現在の相場状況を把握し、15分足や5分足などの下位足でタイミングを取る「マルチフレーム分析」を行うのが一般的です
相場分析はダウ理論を元に高値更新&安値切り上げで上昇トレンド、安値更新・高値切り下げで下降トレンドと判断します。

上記はUSDJPYの日足チャートで、直近では高値更新と安値切り上げが確認できるので上昇トレンドと判断し、下位足で買い方向へ転換するタイミングを待ちます。
また、通貨ペアごとの強弱を確認し、優位性のある通貨ペア(買われている通貨×売られている通貨)を選ぶことで勝率の高い銘柄を見つけられます。
- 上位足のトレンド:日足・4時間足・1時間足の方向性を確認
- 現在の相場環境;トレンド or レンジ
- 通貨強弱の傾向:買われている・売られている組み合わせはどれか?
経済指標が発表される時間の確認
相場状況の把握の他に、当日の経済指標が発表される時間帯の確認もデイトレードを行う上で重要な項目です。
特に、米国の雇用統計やCPI(消費者物価指数)・FOMC発表などは、チャートが大きく動く要因になります。

また、経済指標発表前後はスプレッドが通常の2倍以上拡大することもあるので、想定外のリスクを回避するためにもトレード前に経済指標カレンダーをチェックする習慣を身に着けておきましょう。
経済指標カレンダーは、それぞれの海外FX業者の公式サイトやみんかぶ等のニュースサイトから確認可能です。
テクニカル分析
相場環境の把握と経済指標が発表される時間帯を把握したら、テクニカル分析を行ってエントリーポイントを探していきます。
デイトレードでは、主に下記のテクニカル指標を使用されています。
テクニカル指標 | 用途・特徴 |
---|---|
移動平均線(MA) | トレンド判断、押し目買い・戻り売りの判断 |
RSI・ストキャス | 買われすぎ・売られすぎの判断 |
MACD | トレンドの転換点やモメンタムの判断 |
サポート・レジスタンス | 反発・ブレイクポイントの確認 |
ボリンジャーバンド | ボラティリティ判断、逆張りタイミングの確認 |
テクニカル指標は「トレンド系」と「オシレーター系」に分類され、それぞれ特徴と運用する場面が異なります。
トレンド系テクニカル指標
トレンド系テクニカル指標は、現在の相場が上昇トレンドが下降トレンドなのか確認するための指標です。
そのため、レンジ相場よりもトレンド相場で高い効果を発揮します。
指標名 | 特徴・使い方 |
---|---|
移動平均線(MA) | 最も基本的なトレンド指標 短期と長期の交差が売買サイン |
一目均衡表 | トレンドだけでなく 抵抗帯や転換点も可視化できる万能指標 |
パラボリックSAR | トレンド転換点を示す ドットがローソク足の上下に出現 |
ADX(平均方向性指数) | トレンドの強弱を数値化する指標 20以下はレンジ傾向 |
オシレーター系テクニカル指標
オシレーター系テクニカル指標は、買われすぎ・売られすぎといった相場の過熱感を判断するための指標で、主にレンジ相場での逆張りに使用されます。
指標名 | 特徴・使い方 |
---|---|
ボリンジャーバンド | 2・3シグマ到達で行き過ぎと判断して 反転を狙う |
RSI | 0~100の数値で相場の強弱を測定 70以上で買われすぎ、30以下で売られすぎ |
ストキャスティクス | 短期的な価格の振れ幅をもとに反転のタイミングを判断 ダマシが多いため他指標と併用を推奨 |
MACD | トレンド要素も含むが、クロスで転換を判断 ダイバージェンスにも注目 |
海外FXのデイトレードにおすすめの手法
海外FXでのデイトレードにおすすめの手法を3つ紹介します。
- 移動平均線を使ったトレンドフォロー
- 水平線を用いたブレイクアウト狙い
- ボリンジャーバント・RSIを利用した逆張り
様々なトレード手法がありますが、基本的には上位足のトレンドに従ってエントリーしていきます。
移動平均線を使ったトレンドフォロー

移動平均線を使ったトレンドフォローは、トレンドに従ってエントリーを行うシンプルな取引手法で、初心者から上級者まで幅広いトレーダーに採用されています。
メリット | デメリット |
---|---|
シンプルで初心者でも使いやすい トレンドに乗るため大きな利益を狙える | レンジ相場では機能しない トレンドの後追いになりやすい |
買いエントリー
- 上位足(日足・4H)の移動平均線が上向き
- ローソク足が移動平均線の上で推移している
- 下位足(M5・M15)でゴールデンクロスが発生している
- 下位足の押し目で買いエントリー
売りエントリー
- 上位足(日足・4H)の移動平均線が下向き
- ローソク足が移動平均線の下で推移している
- 下位足(M5・M15)でデッドクロスが発生している
- 下位足の戻り売りでエントリー
移動平均線を使ったトレンドフォローは相場の流れに乗るシンプルな手法ですが、複数時間足での方向一致やゴールデンクロス・デッドクロスが重なる場面では、大きな利益が期待できます。
ただし、レンジ相場ではダマシのリスクが高まるため、相場環境の見極めが重要です。
エントリーチャンスは減りますが、マルチフレーム分析やサポート・レジスタンスラインなど複数のテクニカル分析を組み合わせることで、ダマシに合うリスクを軽減させられます。
水平線を用いたブレイクアウト狙い

水平線を利用したブレイクアウト狙いは、サポートライン・レジスタンスラインを明確に超えたタイミングでエントリーするシンプルな手法で、トレンドの初動を捉えられるのが特徴です。
メリット | デメリット |
---|---|
トレンドの初動を捉えられる ルールがシンプルで再現性が高い | ダマシのリスクが高い ロスカットラインの設定が難しい |
買いエントリー
- 上位足((1D・4H・1H)で何度も跳ね返されている価格にレジスタンスラインを引く
- レジスタンスライン付近の値動きを監視し、相場の勢いを図る
- メインの時間足でローソク足の実体が明確に抜けたら買いエントリー
- 利確目標:次のレジスタンスライン
- ロスカットライン:ブレイクアウトしたローソク足の安値
売りエントリー
- 上位足((1D・4H・1H)で何度も跳ね返されている価格にサポートラインを引く
- サポートライン付近の値動きを監視し、相場の勢いを図る
- メインの時間足でローソク足の実体が明確に抜けたら売りエントリー
- 利確目標:次のサポートライン
- ロスカットライン:ブレイクアウトしたローソク足の高値
水平線を利用したブレイクアウトは、シンプルで再現性の高い手法で、相場の転換点やトレンドの初動を効率的に狙えます。
ただし、短期足(5分・15分)レベルでのプレイクアウトはダマシに合う可能性が高いため、最低でも1時間足以上で実体がブレイクしたのを確認してからエントリーするようにしましょう。
ボリンジャーバント・RSIを利用した逆張り

ボリンジャーバンドとRSIを組み合わせた逆張り手法は、行き過ぎた価格の反発を狙う戦略です。
ボリンジャーバンドで価格の収束・拡散とRSIの相場の過熱感を組み合わせることで、逆張りでも高い精度のエントリーが可能になります。
メリット | デメリット |
---|---|
レンジ相場で機能しやすい 利確・損切り目標が明確 | トレンド相場では負ける可能性が高い 逆張り手法なため初心者には向いていない |
買いエントリー
- ローソク足がボリンジャーバンドの-2σ・-3σにタッチ
- RSIが30以下
- 反転パターン(ピンバー・包み足)が形成
- 次の足で買いエントリー
- 利益目標:2σ・3σ
- ロスカットライン:-2σ・-3σの直下
売りエントリー
- ローソク足がボリンジャーバンドの2σ・3σにタッチ
- RSIが70以上
- 反転パターン(ピンバー・包み足)が形成
- 次の足で売りエントリー
- 利益目標:-2σ・-3σ
- ロスカットライン:2σ・3σの直上
ボリンジャーバンドとRSIを組み合わせた逆張り手法は、レンジ相場で有効なトレード戦略です。
ただし、逆張りはトレンドフォローに比べるとリスクの高い手法であるため、徹底した損切りやロット調整など、高いリスク管理が求められます。
正しく使えば強力な戦略ですが、相場分析を誤ると大きな損失につながる点には注意が必要です。
海外FXのデイトレードで勝つためのコツ
海外FXのデイトレードで勝つためのコツを7つ紹介します。
取引コストの少ない口座を選択することやボーナス・トレーリングストップを効果的に活用するなど、勝ち組トレーダーになるには、徹底したルールと戦略が必要です。
- 取引コストの低い業者・口座タイプでトレードする
- ボーナスを積極的に活用する
- ボラティリティの高い銘柄を選ぶ
- 時間帯ごとの値動きの特徴を把握する
- トレードルールを確立する
- 経済指標が発表される時間を確認する
- トレーリングストップを活用する
それぞれ順番に解説していきます。
取引コストの低い業者・口座タイプでトレードする
デイトレードは1回の取引で狙う利益幅が大きいため、収益全体に占める取引コストの割合は小さくなります。
しかし、1日に複数回のエントリーを繰り返せばスプレッドや取引手数料の積み重ねによって、最終的な利益が大きく圧迫されるため、取引コストの低い業者・口座タイプを選択するのが重要です。
一般的には、ExnessやThreeTrader等のボーナスを提供していない業者の方が取引コストが低い傾向にあります。
業者/口座タイプ | USDJPY 米ドル/日本円 | EURUSD ユーロ/米ドル | XAUUSD ゴールド/米ドル |
---|---|---|---|
FXGT プロ口座 | 1.0pips | 0.8pips | 1.0pips |
Exness プロ口座 | 0.7pips | 0.6pips | 11.2pips |
Swift Trader プロ口座 | 1.5pips | 1.1pips | 1.8pips |
ThreeTrader Rawゼロ口座 | 0.6pips (0.2+4ドル) | 0.4pips (0.0+4ドル) | 1.2pips (0.8+4ドル) |
VantageTrading プレミアム口座 | 0.7pips | 0.7pips | 1.1pips |
XMTrading KIWAMI極口座 | 0.8pips | 0.8pips | 1.6pips |
FXGTやXM Tradingなどのボーナスキャンペーンを開催している業者でもボーナス対象外のプロ向け口座を開設することで、スタンダード口座よりもコストを削減可能です。
長期的に安定した利益を出すためには、トレード技術だけでなく、取引手数料やスプレッドといったコスト意識も必要になります。
ボーナスを積極的に活用する
海外FXのデイトレードで勝つためには、口座開設ボーナスや入金ボーナスを積極的に活用していくのがおすすめです。
海外FX業者の口座開設ボーナスは、入金無しでトレードできるので、自己資金を投入することなくリスクゼロで取引を開始できます。
また、入金ボーナスは入金額に対して20〜100%の割合でボーナスが付与されるため、100%入金ボーナスの場合、運用資金を2倍にした状態でスタートできます。
FX業者 | ボーナスキャンペーン |
---|---|
BigBoss | 口座開設ボーナス 入金ボーナス BBポイント |
FXGT | 口座開設ボーナス 入金ボーナス キャッシュバックプログラム |
Swift Trader | 口座開設ボーナス 入金ボーナス |
Vantage Trading | 口座開設ボーナス 入金ボーナス Vantage Tradingリワード |
XM Trading | 口座開設ボーナス 入金ボーナス XMポイント |
各種ボーナスを利用することで、低資金でも大きなロットを保有できるようになり、効率的な資金運用が可能になります。
さらに、ボーナスを余剰証拠金として活用すれば、一時的な逆行にも耐えられるため、ロスカットのリスクを軽減させられます。
海外FX業者のボーナスは、低資金からでも大きな利益を狙えるチャンスを得られるので、積極的に活用していきましょう。
ボラティリティの高い銘柄を選ぶ
ボラティリティの高い銘柄を選択するのも海外FXのデイトレードで勝つためのコツです。
デイトレードは、短時間で20pips前後の利益幅を狙うため、ボラティリティの低い銘柄ではエントリー後に想定したような値動きが起こらず、資金効率が悪くなるケースがあります。
そのため、ゴールド(XAUUSD)やポンド円(GBPJPY)・ポンドドル(GBPUSD)など、ボラティリティが高く値動きの大きい銘柄を選択することで、短期トレードでも十分な利益が期待できます。
資産 | ボラティリティ(日次平均) |
---|---|
GOLD | 200〜300pips |
GBP/USD | 125〜150pips |
GBP/JPY | 130〜180pips |
EUR/USD | 60〜100pips |
USD/JPY | 50〜80pips |
ただし、ボラティリティの高い銘柄は、価格変動による損失も拡大しやすいため、徹底した損切りルールとポジション調整が必要です。
一方で、ドル円(USDJPY)やユーロドル(EURUSD)といった通貨ペアでもテクニカル分析が機能しやすく、トレンド相場では効率的に利益を狙えるため、相場状況に応じて柔軟に銘柄を選択していきましょう。
時間帯ごとの値動きの特徴を把握する
海外FXでデイトレードを行う際には、時間帯ごとの値動きの特徴を把握しておくことも重要です。
FXには「東京市場」・「ロンドン市場」・「ニューヨーク時間」の世界三大市場と呼ばれる時間帯があり、それぞれ値動きに特徴があります。
時間帯 | 日本時間の目安 | 特徴 | 主な取引通貨ペア |
---|---|---|---|
東京市場 | 9:00〜15:00頃 | 値動きが穏やか レンジ相場になりやすい | クロス円・豪ドル関連 |
ロンドン市場 | 16:00〜翌1:00頃 | 取引量が増加する時間帯 トレンドが発生しやすい | ユーロ・ポンド関連銘柄 |
ニューヨーク市場 | 22:00〜翌6:00頃 | 重要な経済指標が発表される時間帯 トレンドが発生しやすい | ドルストレート ゴールド |
東京市場は、値動きが穏やかでレンジ相場になりやすい傾向があり、クロス円や豪ドル関連の銘柄が積極的に取引されます。
ロンドン市場からニューヨーク市場にかけては、取引量が急増しトレンドが発生しやすく、重要な経済指標が発表される時間帯です。
それぞれのマーケットの特徴を把握しておくことで、効率的なエントリータイミングの見極めやリスク管理の精度向上につながります。
トレードルールを確立する
海外FXのデイトレードで安定した成績を残すためには、トレードルールを確立しておくことが重要です。
エントリー・決済の基準が明確化されていないと、その場の感情や相場のノイズに左右されてしまい、負けトレードを繰り返す原因になります。
メイン時間足・エントリー条件・リスクリワードといった基準を事前にマイルール化しておくことで、感情・目先の値動きに囚われない一貫したトレードを行えます。
- トレードする時間帯:ロンドン市場〜ニューヨーク市場
- 監視銘柄:5銘柄(USD/JPY・EUR/JPY・GBP/JPY・EUR/USD・GBP/USD・GOLD)
- 使用する時間足:日足・4時間足(トレンド把握)/15分足・5分足(エントリータイミング)
- エントリー条件:上位足と下位足のトレンドが一致したタイミングのみ
- リスクリワード:2以上
- ロット数:損失が証拠金残高の2%以内になるように逆算
経済指標が発表される時間を確認する
重要な経済指標が発表される時間は相場が激しく動くので、大きな利益を狙える反面、スプレッドの急拡大やスリッページによって想定外の損失を抱えるリスクもあるため、基本的には取引を控えるのが賢明です。
経済指標は「事前予想」・「実際の数値」・「市場の織り込み度合い」によって反応が変わるため、事前の予測が難しく、数値が良くても下落、悪くても上昇することがあります。
たとえ、上昇トレンド中であっても指標の結果次第では一転して急落・トレンド転換が起こるケースもあるため、初心者や短期トレーダーにとっては非常にリスクの高い局面となります。
経済指標名 | 発表国 | 影響を受ける主な通貨 |
---|---|---|
雇用統計(NFP) | アメリカ | USD |
FOMC政策金利発表 | アメリカ | USD |
CPI(消費者物価指数) | アメリカ | USD |
PPI(生産者物価指数) | アメリカ | USD |
ISM製造業/非製造業景況指数 | アメリカ | USD |
ECB政策金利 | ユーロ圏 | EUR |
BOE政策金利 | イギリス | GBP |
日銀金融政策決定会合 | 日本 | JPY |
基本的には上記のような重要度の高い経済指標が発表される前にポジションを決済し、値動きが安定するまで様子見を行うのが勝率を高めるコツです。
経済指標が発表される時間帯は、海外FX業者の経済指標カレンダーやみんかぶ等のニュースサイトから確認可能です。
トレーリングストップを活用する
トレーリングストップとは、価格が有利な方向に動いたときだけ、損切りライン(ストップロス)を自動的に追従して移動させる注文方法です。
MT4:ターミナル>保有中のポジション上で右クリック>トレイリング・ストップ>追従するpipsを選択
MT5:ツールボックス>保有中のポジション上で右クリック>トレイリング・ストップ>追従するpipsを選択
デイトレードは、エントリー後に急な反転が起きる可能性もあるため、利確のチャンスを逃さずに損失を最小限に抑える手段として有効です。
特にボラティリティの高い相場ではトレンドが継続する限り利益を最大化し、反転した場合は自動的に損切りが行われるため、感情に左右されることなく安定したトレードを実現できます。
海外FXでデイトレードを行う際の確認事項
海外FXでデイトレードを行う際の確認事項を5つ紹介します。
最大レバレッジや取引手数料・スプレッドなどの取引環境は、安定したトレード成績を残すための重要な要素です。
- 金融ライセンスの有無
- 最大レバレッジ
- 取引手数料・スプレッド
- 口座開設・入金ボーナスの有無
- 約定力の高さ
それぞれ順番に解説していきます。
金融ライセンスの有無
海外FXでデイトレードを始める際は、必ず金融ライセンスを取得しているFX業者で口座開設を行いましょう。
金融ライセンスの取得は、運営体制や顧客資金の管理体制が整備されている証であり、安全性・信頼性を判断する上で重要な項目の1つです。
ライセンス名 | 国・地域 | 規制の厳しさ | 信頼性 |
---|---|---|---|
英国金融行為規制機構 (FCA) | 英国 | 非常に厳しい | ★★★★★ |
キプロス証券取引委員会(CySEC) | キプロス共和国 | 厳しい | ★★★★☆ |
オーストラリア証券投資委員会(ASIC) | オーストラリア | 厳しい | ★★★★☆ |
セーシェル金融サービス庁(FSA Seychelles) | セーシェル | やや緩い | ★★★☆☆ |
ベリーズ国際金融サービス委員会(IFSC) | ベリーズ | 緩い | ★★☆☆☆ |
特に、英国金融行為規制機構(FCA)やキプロス証券取引委員会(CySEC)・オーストラリア証券投資委員会(ASIC)は審査基準や取得難易度の高さから、権威性のあるライセンスとして認知されています。
金融ライセンスの未取得や規制が緩いライセンスのみを保有している海外FX業者は高いレバレッジや豪華なボーナスキャンペーンを開催していても、出金トラブルや突然のサービス終了のリスクがあるので注意しておきましょう。
最大レバレッジ
海外FXのデイトレードは短期間で効率的に利益を狙うため、最大レバレッジの高さは重要な判断材料です。
利用できるレバレッジが高いほど、少ない証拠金で大きなポジションを保有できるので、資金効率が良くなります。
FX業者 | 最大レバレッジ |
---|---|
Exness | 無制限 (条件達成前:2,000倍) |
FXGT | 5,000倍 |
Swift Trader | 2,000倍 |
Vantage Trading | 2,000倍 |
XM Trading | 1,000倍 |
ただし、ロット数が大きくなると、得られる利益に対して損失リスクを比例して高まるため、徹底した資金管理が必要になる点には注意しておきましょう。
海外FXのデイトレードに最適なレバレッジ水準は、リスク管理と資金効率が良い「500〜1,000倍」程度が推奨されています。
取引手数料・スプレッド
海外FXのデイトレードは、1回のトレードで狙う利益幅が広いため、取引手数料・スプレッドの影響を受けにくいトレードスタイルです。
しかし、取引コストの高さが原因でリスクリワード比が見合わず、エントリーできないケースもあるので、重要度は高くないものの確認しておきたい項目の1つです。
業者/口座タイプ | USDJPY 米ドル/日本円 | EURUSD ユーロ/米ドル | XAUUSD ゴールド/米ドル |
---|---|---|---|
FXGT スタンダード+口座 | 1.8pips | 1.6pips | 2.9pips |
FXGT プロ口座 | 1.0pips | 0.8pips | 1.0pips |
Exness プロ口座 | 0.7pips | 0.6pips | 11.2pips |
ThreeTrader Rawゼロ口座 | 0.6pips (0.2+4ドル) | 0.4pips (0.0+4ドル) | 1.2pips (0.8+4ドル) |
XMTrading スタンダード口座 | 2.0pips | 1.6pips | 2.7pips |
XMTrading KIWAMI極口座 | 0.8pips | 0.8pips | 1.6pips |
海外FX業者の傾向として、ボーナスを提供していない業者>ボーナス対象外の口座タイプ>ボーナス対象口座の順で取引コストが低くなります。
口座開設・入金ボーナスの有無
海外FXでデイトレードを行う上で、口座開設ボーナス・入金ボーナスの有無は必ずチェックしておきたい項目です。
口座開設ボーナス・入金ボーナスを活用することで、低資金でも大きな利益を狙えるようになり、リスクを抑えながらのハイレバトレードが可能になります。
FX業者 | ボーナスキャンペーン |
---|---|
BigBoss | 口座開設ボーナス 入金ボーナス BBポイント |
FXGT | 口座開設ボーナス 入金ボーナス キャッシュバックプログラム |
Swift Trader | 口座開設ボーナス 入金ボーナス |
Vantage Trading | 口座開設ボーナス 入金ボーナス Vantage Tradingリワード |
XM Trading | 口座開設ボーナス 入金ボーナス XMポイント |
ただし、ボーナスを受け取り可能な口座タイプはスプレッドが広めに設定されているケースが多いので、運用資金と取引コストのバランスを見極めた上で、最適な業者・口座タイプを選ぶのが重要です。
約定力の高さ
約定力の高さも海外FXでデイトレードを行う際の重要な確認事項です。
どんなに良い取引環境でも設定した価格で正確に約定されなければ、想定した利益が得られず、予想外の損失につながる可能性があります。
経済指標の発表時やボラティリティが高い時間帯にスリッページ・リクオートが多発するような環境では、安定した成績を残すのは難しくなります。
業者 | 約定率 | 約定スピード(平均) |
---|---|---|
TitanFX | 99.99% 約定拒否ほぼなし | 約0.037秒(37ms) |
AXIORY | 約定率99.99% スリッページ率10%以下 | 約0.140~0.180秒 |
XM Trading | 約定率99.98%〜99.35% 1秒以内約定 | 約0.32秒平均 1秒以内99% |
Exness | 約定スピード約0.13秒 | 約129ms平均 |
そのため、過去の約定実績やユーザーレビューを参考にし、約定力の高い業者を選んでいきましょう。
海外FXでデイトレードを行う際の注意点
海外FXでデイトレードを行う際の注意点を4つ紹介します。
デイトレードは、ハイレバレッジやボーナスを活かして低資金から大きな利益を狙える一方で、短期トレード特有のリスクがあります。
- 徹底した資金管理が必要
- ボーナス対象口座は取引コストが割高
- 瞬間的な判断力とトレード技術が求められる
- ポジポジ病を防ぐ
それぞれ順番に解説していきます。
徹底した資金管理が必要
海外FXでデイトレードを行う際には、徹底した損切り・ロット調整が重要です。
デイトレードは、短期間・ハイレバレッジで複数回のトレードを行うスタイルなので、1回のミスで致命的な損失を抱える可能性があります。
想定外の損失や負けトレードが続くと、取り返すために無謀な「ギャンブルトレード」に走りやすくなるので、2%ルールなど明確な資金管理ルールが必須です。
損切り幅(pips) | 最大ロット数 | 1pipsあたりの損益額 |
---|---|---|
10 pips | 0.2ロット | ±200円 |
20 pips | 0.1ロット | ±100円 |
40 pips | 0.05ロット | ±50円 |
1回の取引で総資産の2%以上は失わない(2%ルール)は、現在の価格から損切りラインまでのpipsを計算し、損失が2%に収まるようにロット数を逆算して設定する資金管理方法です。
2%ルールは証拠金の減少に応じて損失額も小さくなるので、理論上は80連敗しても相場から退場することはありません。
連敗回数 | 口座残高 | 損失額(2%) | 累積損失 |
---|---|---|---|
0回 | 100,000円 | 2,000円 | 0円 |
1回 | 98,000円 | 1,960円 | 2,000円 |
2回 | 96,040円 | 1,921円 | 3,960円 |
3回 | 94,119円 | 1,882円 | 5,881円 |
50回 | 約36,400円 | 約728円 | 約63,600円 |
70回 | 約26,700円 | 約534円 | 約73,300円 |
80回 | 約21,900円 | 約438円 | 約78,100円 |
徹底した資金管理とリスクリワード・勝率が適正であれば、たとえ負けが続いても長期的にはプラスに転じます。
ボーナス対象口座は取引コストが割高
海外FX業者では、口座開設ボーナスや入金ボーナスなど豪華なキャンペーンを開催しており、有効活用することで資金効率を高められます。
しかし、ボーナス対象口座は他の口座タイプに比べるとスプレッドが広めに設定されているケースが多いため、収益に対する取引コストの割合が高くなるというデメリットがあります。
通貨ペア | XM Trading スタンダード口座 | XM Trading KIWAMI極口座 |
---|---|---|
USD/JPY | 2.0pips | 0.8pips |
EUR/JPY | 2.1pips | 1.7pips |
GBP/JPY | 3.8pips | 1.5pips |
EUR/USD | 1.6pips | 0.8pips |
GBP/USD | 1.8pips | 0.8pips |
デイトレードは1日に複数回のトレードを行うこともあるので、わずかなスプレッド差でも長期的に見ると大きな収益差が表れます。
ただし、ボーナスを活用することで資金効率を高められるメリットもあるため、自身の資金や戦略に合わせて最適な業者・口座タイプを選択しましょう。
瞬間的な判断力とトレード技術が求められる
海外FXのデイトレードは上位足でトレンドを把握しますが、エントリーは状況に応じて1分足や5分足・15分足などの短い時間足でタイミングを図ります。
そのため、チャート分析力だけでなく、ロウソク足やインジケーターの動きから、トレンドの転換・ブレイクを瞬時に見極める判断力と相場観が求められます。
時間足 | 用途 |
---|---|
日足 | 大きなトレンドの把握 |
4時間足 | エントリー方向の確認 |
1時間足 | タイミング・押し目の確認 |
15分~5分足 | エントリー・決済タイミングの確認 |
事前にシナリオが崩れた場合の撤退基準も持っておくことで、突発的な値動きでも慌てることなく冷静に対処できるようになります。
ポジポジ病を防ぐ
海外FXでデイトレードを行う上で、「ポジポジ病を防ぐ」ことも重要なポイントの1つです。
デイトレードは1つの銘柄でも1日数回のトレードチャンスがありますが、監視銘柄・時間足を増やすことで、更に多くのエントリーチャンスが生まれます。
しかし、明確な根拠のないまま感情に任せてポジションを持つと、期待値の低いトレードを繰り返すことになり、結果として損失を積み重ねる原因となります。
予防策 | 内容 |
---|---|
トレードルールの明確化 | エントリー条件・損切り・利確基準を明確化する 条件が揃わなければエントリーしない |
エントリーの回数制限を設ける | 1日のエントリー回数を制限する 無駄なトレードを減らす |
アラート・指値の活用 | アラート通知や指値注文を事前に設定 長時間のチャート監視を防止 感情的な成行エントリーを防ぐ |
トレード時間を決める | トレードする時間帯を決めることで チャートを監視する時間を削減する |
ノーポジションに慣れる訓練 | エントリーしなければ損失が発生しないことを 習慣づける |
エントリー条件や優位性のあるパターンをトレードルールに組み込むことで、無駄なトレードを削減できます。
また、チャート画面を長時間見ないために、アラートやトレードする時間帯を決めることも有効です。
為替相場は常に動いていますが、優位性のある局面はわずかで、勝っているトレーダーほどエントリーしていない時間の方が長いということを覚えておきましょう。
海外FXのデイトレードに関するよくある質問
海外FXのデイトレードに関するよくある質問を紹介します。
- 海外FXでデイトレードを行うメリットを教えて下さい。
-
海外FXでデイトレードを行うメリットは下記の通りです。
- ハイレバレッジで少額からでも取引可能
- ゼロカットシステムで損失を限定しやすい
- ボーナスを有効活用できる
- トレードチャンスが多い
- スプレッドの影響を受けにくい
- マイナススワップの影響を受けにくい
海外FXでのデイトレードはハイレバレッジを活かして、少額からでもトレードを始められる点や、ゼロカットシステムによって追証が発生しないのが大きなメリットです。
- 海外FXでデイトレードを行うデメリットはありますか?
-
海外FXでデイトレードを行う主なデメリットは以下の通りです。
- ギャンブルトレードになりやすい
- 1回の取引で大きな損失を抱える可能性がある
- 1日数回のチャートチェックが必要
徹底したリスク・メンタル管理を行わないと、1回の取引で大きな損失を抱える可能性があります。
- 海外FXのデイトレードで使う時間足を教えて下さい。
-
海外FXのデイトレードでは、トレンド確認に日足・4時間足、エントリータイミングを図るのに5分・15分足を使う組み合わせが一般的です。
また、1分〜日足まですべてのチャートを表示し、マルチフレーム分析を行うトレーダーも多くいます。
- 海外FXのデイトレードは初心者向きですか?
-
いいえ、海外FXのデイトレードは初心者にはやや難易度が高めです。
ただし、徹底した資金管理と明確なトレードルールを確立していれば初心者でもチャンスは十分にあります。
- 海外FXのデイトレードに向いているのはどんな人ですか?
-
はい、海外FXのデイトレードで向いている人は下記のようなトレーダーです。
- 短期間で効率よく利益を出したい人
- 相場に集中できる時間帯を確保できる人
- 感情に左右されず機械的にエントリーと決済を繰り返せる人
1回のトレード結果に関係なく機械的にエントリーを行える人がデイトレードに向いています。
- 海外FXのデイトレードで勝つためのコツはありますか?
-
はい、海外FXのデイトレードで勝つためのコツは主に7つあります。
- 取引コストの低い業者・口座タイプでトレードする
- ボーナスを積極的に活用する
- ボラティリティの高い銘柄を選ぶ
- 時間帯ごとの値動きの特徴を把握する
- トレードルールを確立する
- 経済指標が発表される時間を確認する
- トレーリングストップを活用する
- 海外FXのデイトレードに不向きな時間帯はありますか?
-
はい、ニューヨーク市場が閉場してから東京市場が開場するまで(日本時間:5時〜8時)や東京市場の昼休み(日本時間11時〜13時)は、マーケット参加者が減少するため、方向感が出にくく取引には向いていません。
東京市場もレンジ相場が形成されやすいため、ロンドン市場とニューヨーク市場が重なる21時以降がデイトレードに最適な時間帯です。
- 海外FXのデイトレードは何pipsの利益が目安になりますか?
-
海外FXのデイトレードは20〜30pipsの利幅を狙うのが一般的です。
ただし、通貨ペアやボラティリティによっては50pips以上の利幅が期待できるケースもあります。
- 海外FXでデイトレードを行う際の注意点を教えて下さい。
-
海外FXでデイトレードを行う際の注意点は以下の通りです。
- 徹底した資金管理が必要
- ボーナス対象口座は取引コストが割高
- 瞬間的な判断力とトレード技術が求められる
- ポジポジ病を防ぐ
- デイトレードとスキャルピングの違いは何ですか?
-
はい、デイトレードとスキャルピングの主な違いは、トレードする時間足・ポジションの保有時間です。
トレードスタイル デイトレード スキャルピング ポジション保有時間 数十分〜数時間 数秒〜数分 メイン時間足 1時間〜日足 1分〜15分足 エントリーチャンス 数回/日 数十〜数百回/日 リスクリワード
(目安)1:2 1:1 デイトレードとスキャルピングの違い - 海外FXでデイトレードを行う際に確認しておくことはありますか?
-
はい、海外FXでデイトレードを行う際には、以下の項目を確認しておくことで自身に最適な取引環境を見つけられます。
- 金融ライセンスの有無
- 最大レバレッジ
- 取引手数料・スプレッド
- 口座開設・入金ボーナスの有無
- 約定力の高さ
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