CFDでスキャルピングをする際は、業者のルールや取引環境の確認が大切です。国内業者にはスキャルピングを制限する例もあり、口座凍結のリスクにも気をつける必要があります。
一方、海外業者ではスキャルピングが公認されている場合が多く、スプレッドや約定力なども優れています。とくにゴールドや原油など、値動きの大きい銘柄では収益チャンスも広がります。
この記事では、スキャルピング可能な業者の選び方から、稼ぎやすい銘柄や戦略まで、実戦的な情報を解説します。
- CFDスキャルピングに対する国内・海外業者の対応状況がわかる
- 業者選びでは、スキャルピング可否・取引コスト・約定力の確認が重要
- ゴールドCFDで稼ぐための、実践的なスキャルピング戦略を解説
- 取引環境に優れた、信頼性の高い海外業者3社を厳選して紹介
CFDスキャルピングの対応状況と口座凍結リスク
CFDでスキャルピングを行う際は、業者ごとの対応に注意が必要です。口座凍結のリスクを避けるためにも、事前の確認が欠かせません。
なぜCFDのスキャルピングは禁止される?業者の本音と背景
CFD取引では、スキャルピングを制限したり、明確に禁止している業者が一部あります。こうした対応の背景には、以下のような理由があります。
- システムへの負荷
-
注文が短時間に集中し、サーバーに負担がかかってシステム障害を招くおそれがある。
- リスク管理の難しさ
-
カバー取引がスキャルピングのスピードに追いつかず、損失が発生するリスクがある。
- 収益構造とのミスマッチ
-
スプレッドの狭いDD方式では、頻繁な売買が業者の利益を圧迫しやすい。
これらのリスクを避けるため、スキャルピングを明確に禁止している業者もあれば、「他のお客様に影響を及ぼす取引の制限」など曖昧な表現で注意を促すケースもあります。
特にDD方式の業者では、顧客の損益がそのまま業者の損益に影響するため、スキャルパーは歓迎されない存在と見なされることがあります。
口座凍結されやすい業者 vs 許容している業者の特徴
CFDのスキャルピングでは、口座凍結のリスクを気にするトレーダーが少なくありません。実際に、一部の国内業者では事前の通知なしに口座が凍結されたという報告も見られます。一方で、ヒロセ通商のようにスキャルピングを公式に認めている業者もあります。
実際、対応は業者によってさまざまで、凍結リスクにも差が出てきます。以下に、主な特徴を整理しました。
- 凍結リスクが高い業者の特徴
-
- DD方式を採用している
- スキャルピングを明確に禁止している
- 約定スピードが遅く、スリッページやリクオートが発生しやすい
- カバー取引が困難な時間帯での大量注文を制限している
- サーバー負荷の高い取引を制限している
- スキャルピングに寛容な業者の特徴
-
- NDD方式を採用している
- 公式にスキャルピングを許可している
- 実際にスキャルピング利用者が多く、SNSでの評判が良い
CFDでスキャルピングを安全に行うには、許容している業者を選ぶことが前提です。口座開設前に、規約やユーザーの評判を必ず確認しましょう。
CFDスキャルピングの注意点と業者選びのポイント
CFDでスキャルピングを行う際は、口座凍結を避けるための注意点と、それをふまえた業者選びが欠かせません。
明確に禁止していなくても、実質的にスキャルピングを認めていない業者もあります。公式に許可されていない場合は、以下の点に注意しながら取引を行うようにしましょう。
- 取引時間を極端に短くしない
- 取引回数を過剰に増やさない
- 約定拒否やスリッページが多い場合は避ける
こうした手間を避けるためにも、あらかじめ対応が明確な業者を選ぶのが安心です。業者選びの際には、次のポイントを確認しましょう。
- スキャルピングを公式に許可している
- DD方式ではなく、NDD方式を採用している
さらに、スキャルピング公認の業者であっても、取引ツールの性能や約定スピードが不十分だと、思うように利益を上げることができません。
一方、MT4やMT5などの高性能ツールを提供し、高速な約定環境を整えている業者であれば、より快適に取引できるため、安定した運用が期待できます。
そのため、ツールの使いやすさや約定スピードも、業者選びの重要な判断材料になります。
CFDスキャルピングの対応業者を国内と海外で比較
CFDスキャルピングに対する対応は、国内と海外の業者で大きく異なります。ここではその主な違いを見ていきましょう。
国内CFD対応業者のスキャルピングに対する姿勢
CFD取引を始める際、多くのトレーダーは国内の証券会社を選びます。日本語サポートの充実や知名度、信頼性の高さから、自然な選択といえるでしょう。
ただし、スキャルピングを前提とする場合は注意が必要です。国内業者の多くは、「過度な短期売買」や「システムに負荷をかける取引」を禁止するルールを設けており、場合によっては口座凍結などのペナルティを受ける可能性もあります。
特にDD方式を採用している業者では、高頻度取引がリスク要因とされやすく、明確な禁止がなくても、スキャルピングが歓迎されないケースも少なくありません。
こうした事情から、スキャルパーにとって国内業者は制約が多く、最適な環境とは言い切れないのが現状です。
スキャルピングを制限する利用規約の例
日本のCFD対応業者の利用規約には、スキャルピングを制限する根拠として、以下のようなルールが記載されている場合があります。
(11)短時間または頻繁に行われる注文または取引であって、当社のシステムまたは他のお客様もしくは当社がお客様に提供する商品に対する当社が行なうリスクヘッジのための取引に影響を及ぼすと当社が判断した場合。
(12)(前略)過大なアクセスにより、当社のシステム及び他のお客様に影響を及ぼすと当社が判断した場合。引用:GMOクリック証券「オンライントレード取扱規程」
なぜCFDのスキャルピングで海外業者が選ばれるのか?
一方、海外のCFD対応業者はスキャルピングを明確に許可し、積極的に受け入れているケースが多く見られます。これは、取引システムや運用方針の違いによるものです。
多くの海外業者が採用しているNDD方式では、トレーダーの注文がそのまま市場に流れるため、顧客の損益が業者の利益に影響しません。むしろ取引量が増えることで、スプレッドや手数料による収益が上がるため、スキャルピングは歓迎されやすいスタイルです。
このため、スキャルピングに適した環境を整えている業者も多く、次のような特徴が支持されています。
- スプレッドが狭く、約定スピードが速い
- 最大1000倍などの高レバレッジに対応
- ボーナス制度で実質的なコストを軽減可能
取引の自由度が高い海外業者は、スキャルパーにとって有力な選択肢となっています。
CFDのスキャルピングに適した海外業者の選び方
ここでいう「海外のCFD対応業者」とは、実質的には海外のFX業者を指します。多くの海外FX業者では、通貨ペアと同様にゴールドや原油などのCFD銘柄も、MT4やMT5を使って取引できます。これは、国内の証券会社がFXとCFDの両方を提供している形と同じです。
海外FX業者の中にはスキャルピングを歓迎しているところが多く、選択肢も多彩です。そこで、業者選びの際に注目したい3つのポイントを整理しておきましょう。
- 取引コストの低さ
-
スプレッドや手数料の差が利益に直結するため、特にスキャルピングでは重要です。
- 約定力の高さ
-
スリッページやリクオートが少なく、狙った価格でしっかり約定できる業者が理想です。
- ボーナスや日本語サポートの有無
-
資金効率を高めるボーナス制度や、トラブル時に安心できる日本語対応も大切です。
これらを総合的に確認することで、スキャルピングに適した環境で取引を始めることができます。
CFDスキャルピングにおすすめ!取引コストが低い海外FX業者
CFDスキャルピングに対応した海外FX業者の中から、当サイトが厳選したおすすめの3社を紹介します。
海外FX業者 | 特徴・強み | 口座開設 |
---|---|---|
![]() Exnessの詳細 | 業界最低水準の取引コスト&スリッページなし。無制限レバレッジで少額取引にも有利。 | Exness 公式HP:exness.com |
![]() XMTradingの詳細 | 注文の99.35%が1秒以内に約定。日本人ユーザー数No.1の信頼性と実績を誇る。 | XMTrading 公式HP:xmtrading.com |
![]() Vantage Tradingの詳細 | 商品8種に対応。低コスト&高約定力でストレスフリーな取引環境を提供。 | Vantage Trading 公式HP:vantagetradings.com |
いずれの業者も、スプレッドや手数料を抑えた「低コストの口座タイプ」を提供し、約定力にも定評があります。すでに多くの中上級者に選ばれ、本格的にCFDスキャルピングを始めたい方にとっても、信頼できる選択肢です。
また、日本語サポートも充実しているため、海外業者が初めての方でも安心して取引を始められます。
海外FX業者の口座タイプとは?
海外FX業者では、トレーダーのスタイルに応じて選べる複数の「口座タイプ」が用意されており、スプレッドや手数料などの取引条件もタイプごとに異なります。一方、国内業者はCFD専用の1種類の口座のみを提供しているケースが多く、取引条件も一律です。
また、口座タイプによってはスプレッドとは別に取引手数料が発生するため、ここでは「スプレッド+手数料」を合算した実質的な取引コストの低さに注目し、業者を厳選しています。
Exness:超低コスト&スリッページなしの高速約定

Exness(エクスネス)は、無制限レバレッジや業界最狭水準のスプレッド、高い信頼性を兼ね備えた海外FX業者です。
世界13カ国に拠点を構え、100万人以上のアクティブトレーダーに利用されるなど、グローバルにその存在感を広げています。
CFD商品には、貴金属・エネルギー・株価指数・株式・仮想通貨が含まれます。各商品で、スキャルピングに適した流動性の高い主要銘柄が取引可能です。
たとえ少額資金でも、無制限レバレッジに加え、狭いスプレッドや安定した約定力により、効率よくスキャルピングを実践できるのがExnessの魅力です。
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CFDスキャルピングにおすすめの口座タイプ
CFDのスキャルピングには「プロ口座」がおすすめです。スプレッドの狭さや取引手数料ゼロ、無制限レバレッジにより、少額資金でも効率よく取引できます。
たとえば、ゴールドの取引条件は以下のとおりです。
取引条件 | 内容 |
---|---|
平均スプレッド | 1.1pips |
取引手数料 | なし |
最大レバレッジ | 無制限 |
ロスカット水準 | 0% |
ゼロカット | あり |
ストップレベル | 0.0pips |
平均スプレッド1.1pipsは、海外FX業者の中でも最低水準の取引コストです。また、プロ口座では即時約定方式が採用されており、スリッページが発生しないため、狙った価格で正確に売買できます。
さらに、無制限レバレッジとロスカット水準0%の組み合わせにより、証拠金を最大限に活用できます。含み損があっても強制決済されにくいため、反転のチャンスをじっくり狙うことも可能です。
また、ストップレベル0.0pipsにより、現在価格に近い水準で注文が出せるため、スキャルピングやEAにも有利になります。
なお、CFDは銘柄ごとに取引条件が異なるため、他の銘柄の詳細や比較は「ExnessのCFD取引」、スプレッドの具体的な数値は「Exnessのスプレッド」をご覧ください。
約定拒否・リクオートなしで約定したい方へ
プロ口座ではスリッページが発生しない仕様ですが、相場状況によっては約定拒否やリクオートが起こります。
一方で、Exnessの「ゼロ口座」はスリッページが発生することはありますが、約定拒否やリクオートがなく、注文が確実に通ります。ゴールドの平均スプレッドは0.0pips、取引手数料は往復11ドル/ロットです。どちらも変動スプレッドのため、ゼロ口座の方が実質コストを抑えられる場合もあります。
ExnessではCFD銘柄ごとに取引条件が異なるため、2つの口座をうまく使い分けて、スキャルピングの精度と収益性を高めてみましょう。
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XMTrading:99.35%が1秒以内に約定するストレスフリー環境

XMTrading(エックスエム)は、海外FX業者の中でもトップクラスの知名度を有し、日本人ユーザーからも高い支持を集めています。
2009年の設立以来、FXとCFDのオンライン取引で実績を重ね、現在も安定した運営を続けています。
CFD商品には、貴金属・エネルギー・株価指数・株式・コモディティ・仮想通貨が含まれ、主要マーケットをほぼ網羅。スキャルピングに適した代表的な銘柄も充実しています。
さらに、注文の99.35%が1秒以内に約定される高い処理能力により、リクオートや約定拒否のストレスもなく、安心してスキャルピングに専念できます。
CFDスキャルピングにおすすめの口座タイプ
CFDのスキャルピングには「KIWAMI極口座」がおすすめです。スプレッドの狭さや手数料ゼロに加え、最大レバレッジ1,000倍により、少額から取引できます。
たとえば、ゴールドの取引条件は以下のとおりです。
取引条件 | 内容 |
---|---|
最小スプレッド | 1.6pips |
取引手数料 | なし |
最大レバレッジ | 1,000倍 |
ロスカット水準 | 20% |
ゼロカット | あり |
ストップレベル | 0.0pips |
このように、低スプレッドや手数料ゼロに加え、約定スピード(1秒以内に99.35%約定)なども含めて、スキャルピング向けに最適化されています。
ゴールドに加え、原油・天然ガス・日米欧の株価指数・ビットコインなど、主要なCFD銘柄にも対応しており、スキャルピング戦略の幅が広がります。
なお、CFDは銘柄ごとに取引条件が異なるため、他の銘柄の詳細や比較は「XMのCFD取引」、スプレッドの具体的な数値は「XMのスプレッド」をご覧ください。
CFDスキャルピングをボーナスで試したい方へ
「まずは損失リスクなくスキャルピングしたい」という方には、KIWAMI極口座の開設でもらえる1万3,000円分のボーナスの活用がおすすめです。
このボーナスは証拠金として利用できるため、自己資金を使わずに取引環境を試すことができます。
まずはこの機会を利用してCFDスキャルピングを体験し、本格的な取引に備えてみてください。
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※公式サイト:https://www.xmtrading.com/jp
Vantage Trading:8種のCFD商品で低コストを実現

Vantage Trading(ヴァンテージ)は、国際的に展開するVantageグループ傘下の海外FX業者です。近年では、豊富なプロモーションを通じて日本での注目度を高めており、ユーザー数も着実に増えています。
グループ全体でASIC(オーストラリア証券投資委員会)など複数の金融ライセンスを保有し、信頼性と透明性を重視した運営が行われています。
CFD商品には、貴金属・エネルギー・株価指数・株式・コモディティ・仮想通貨・ETF・債券が含まれており、主要マーケットを網羅しています。
また、日本語サポートの対応が良く、問い合わせには迅速かつ丁寧に応じてくれるため、海外業者が初めてという方でも安心できます。
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CFDスキャルピングにおすすめの口座タイプ
CFDのスキャルピングには「ECN口座」がおすすめです。取引コストが非常に低く、各種CFD銘柄で効率的なスキャルピングが可能になります。
たとえば、ゴールドの取引条件は以下のとおりです。
取引条件 | 内容 |
---|---|
最小スプレッド | 0.07pips |
取引手数料 | 往復6ドル/ロット |
最大レバレッジ | 1,000倍 |
ロスカット水準 | 10% |
ゼロカット | あり |
ストップレベル | 2.0pips |
実質スプレッド(=変動スプレッドに取引手数料を加えた合計)は1.5pips未満が目安で、他社と比較しても非常に有利な水準です。
機関投資家向けに高い流動性を確保している点も特長で、約定力にも定評があります。スリッページが少なく、スムーズな高速約定を実現できます。
なお、8種類のCFD商品のスプレッドは「Vantageのスプレッド一覧」からご確認いただけます。
CFDスキャルピングをボーナスで試したい方へ
「自己資金を使わずにスキャルピングしたい」という方には、ECN口座の開設でもらえる最大1万5,000円分のボーナスを活用するのがおすすめです。
このボーナスは証拠金として利用でき、実際の取引を自己資金ゼロで体験できます。
さらに、入金ボーナスが最大20,000ドルに増額されたことで、ロット調整や分散エントリーなど柔軟な戦略が取りやすくなっています。
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CFDのスキャルピングで勝つためのポイント
CFDスキャルピングで勝率を高めるには、日々の判断や取引姿勢が影響します。ここでは実践的なポイントを紹介します。
CFDスキャルピングに適した銘柄とベストな取引タイミング
CFDのスキャルピングでは、スプレッドの狭さとその安定性が重要です。代表的な銘柄は、ゴールド、原油、日米欧の株価指数などで、いずれも流動性が高く、スプレッドも安定しやすくなります。
一方、ビットコインなどの仮想通貨CFDは「スプレッドが広く不向き」とされがちですが、実際はボラティリティとのバランス次第です。たとえば、スプレッドが10ドルあっても、1分で100ドル以上動く相場であれば、十分にリスクリワードが見込めます。
また、取引タイミングも成績を左右します。市場が活発になるのはロンドン時間以降で、特にニューヨーク市場と重なる時間帯はボラティリティが大きくなります。
ゴールド、原油、欧米株価指数を狙う場合は、この時間帯にエントリーを集中させると、効率的なスキャルピングが可能です。
参考記事:海外FXスキャルピング手法を徹底解説!ハイレバならではの戦い方
スキャルピングにも適したCFD銘柄
スキャルピングにも向いている代表的なCFD銘柄を、商品カテゴリ別にまとめました。
商品 | 銘柄 |
---|---|
貴金属 | ゴールド、シルバー |
エネルギー | WTI原油、ブレント原油 |
株価指数 | 日経225、S&P500、ダウ30、ナスダック100、DAX40、FTSE100 |
仮想通貨 | ビットコイン、イーサリアム |
これらの銘柄は、先に紹介した「おすすめの海外業者」でもすべて取り扱われています。
理論に縛られない!CFDスキャルピングのリスク管理法
「1回のリスクは資金の1〜2%」や「リスクリワードは1:1.5以上」といった原則は、デイトレードでは有効です。しかし、秒単位で動くスキャルピングでは、こうした理論がそのまま通用しない場面も多くなります。
「伸びない」「勢いがなくなった」と感じたら、予定の損切りラインを待たずに撤退する判断力が必要です。むしろ、ためらって含み損を抱えることが最大のリスクになります。
スキャルピングでは、理論よりも「違和感に反応する感覚」と「即座の対応力」が重要です。固定の損切り幅よりも、値動きの変化にどう対応するかが勝敗を分けます。
なぜ人気?ゴールドはCFDスキャルピングの主力銘柄
ゴールドCFDは、スキャルピングに適した代表的な銘柄です。その理由や、実際に稼ぐためのポイントを見ていきましょう。
ゴールドCFDがスキャルピングに向いている理由
ゴールドCFDはボラティリティが高く、数分で5ドル以上動くこともあります。短時間でも値幅を確保しやすく、スプレッドがやや広くてもスキャルピング向きといえます。
また、FXと同様の感覚で取引でき、多くの海外FX業者がハイレバレッジ取引に対応しています。ほぼ24時間取引できるため、夜間や早朝など、自分の生活リズムに合わせてトレードしやすい点もメリットです。
さらに、テクニカル分析が機能しやすいのも特徴です。意識されやすい価格帯や節目が多く、移動平均線やトレンドライン、ブレイクアウト戦略などとの相性も良いです。
ゴールドCFDのスキャルピングで稼ぐための戦略
ゴールドCFDでスキャルピングを狙うなら、ロンドン時間後半からニューヨーク時間前半がもっとも効率的です。この時間帯は欧米市場が重なり、ボラティリティが高くなるため、短時間でも利幅を確保しやすくなります。
戦略のポイントは、以下のとおりです。
- 値幅を見越したトレード計画
-
5ドル以上の利幅が狙える場面を選び、スプレッドを吸収できる取引を意識する
- シンプルなテクニカル指標を使う
-
移動平均線など再現性の高い指標を使い、1〜5分足で反発や転換を狙う
- 利確・損切りは数値と感覚のバランス
-
「◯ドル前後」を目安としつつ、勢いが鈍れば早めの決済も判断に入れる
- 同じ条件で検証を重ねる
-
時間帯やパターンをある程度絞り、勝ちパターンの再現性を高めて安定収益を目指す
安定して稼ぐには、再現性のあるパターンを磨くことが鍵です。感覚任せにせず、検証と判断力を積み重ねて成果につなげましょう。
参考記事:海外FXのゴールドスキャルピング手法解説
ゴールドCFDでスキャルピングするならこの業者
ゴールドCFDでスキャルピングを行うなら、「スキャルピングを許可している」「スプレッドが狭い」「約定力が高い」業者を選ぶことが基本です。
国内ではゴールドCFDを扱う業者が少なく、スキャルピングの可否も明記されていないケースが見られます。そのため、短期トレードには不向きとされ、スキャルピング公認の海外業者を利用する日本人トレーダーが増えています。
なかでも人気が高いのが、以下の3社です。いずれもスプレッドが狭く、約定力にも優れており、スキャルピングとの相性は良好です。
海外業者 | 口座タイプ | 実質スプレッド |
---|---|---|
Exness | プロ口座 | 1.25 pips |
XMTrading | KIWAMI極口座 | 1.30 pips |
Titan FX | ブレード口座 | 2.10 pips |
※実質スプレッドは、スプレッドに取引手数料をpips換算して加えた総コストです。
3社をおすすめする理由や、ゴールドCFDと海外業者の相性については、「ゴールドのスキャルピングは海外FXで!」の記事にまとめているので、ぜひ参考にしてください。
CFDのスキャルピングに関するよくある質問
CFDのスキャルピングについて、よくある質問とその回答を紹介します。
- CFDのスキャルピングで口座が凍結されることはある?
-
はい、あります。特に国内の証券会社では、CFDのスキャルピングが明確に禁止されていなくても、約定回数の多さやサーバーへの過度な負荷が理由で、利用規約違反とみなされ、口座が凍結されることがあります。
- ひまわり証券ではCFDのスキャルピングは禁止?
-
ひまわり証券では「スキャルピング禁止」と明記されてはいませんが、短時間での連続取引には制限が設けられる可能性があります。裁量によるCFDスキャルピングや、自動売買での高速注文の繰り返しにも注意が必要です。
- 楽天CFDではスキャルピングは禁止されてる?
-
楽天CFDの取引ルールには、スキャルピングを明確に禁止する文言はありません。ただし、「短時間に大量の注文を繰り返す行為」は、利用制限や口座凍結の対象となる可能性があるため注意が必要です。
- 日本の会社でも、CFDでスキャルピングはできるの?
-
CFDスキャルピングへの対応は業者によって異なります。国内業者の中には、明確に禁止していなくても実質的に制限されるケースがあります。そのため、「スキャルピングが公式に許可されているか」「過去に口座凍結の事例があるか」などを確認し、対応の柔軟な業者を選びましょう。
- CFDでスキャルピングOKな業者を選ぶとき、何をチェックすればいい?
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CFDでスキャルピングOKな業者を選ぶには、次の5つのポイントを確認しておきましょう。
- スキャルピングを公式に許可していること
- スプレッドや手数料が低水準であること
- 約定力が高いこと
- 指標発表時の制限が緩やかであること
- 口座凍結の事例がないこと
- CFDのスキャルピングにおすすめの海外業者は?
-
CFDスキャルピングにおすすめの海外業者は、Exness、XMTrading、Vantage Tradingが挙げられます。いずれもスキャルピングを公式に許可しており、スプレッドの狭さや高い約定力が評価され、多くのスキャルパーに利用されています。
- CFDのスキャルピングに有利なのは、DD方式とNDD方式のどっち?
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一般的に、NDD方式のほうがスキャルピングに適しているとされます。トレーダーの注文がそのまま市場に流れるため、ディーラーが介入するDD方式よりも、約定スピードや透明性に優れているからです。
ただし、XMTradingのようにマリー取引とカバー取引を自動で切り替え、高速約定を実現するハイブリッド型のDD方式もあり、一概にDD方式が不利とは言えません。
- CFDでスキャルピングするなら、どんな商品・銘柄がおすすめ?
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スキャルピングにおすすめのCFD銘柄としては、貴金属のゴールド(XAUUSD)、エネルギーのWTI原油、株価指数のS&P500や日経225、仮想通貨のビットコインなどが挙げられます。いずれも流動性が高く、短期売買に適しています。
- CFDのスキャルピングで勝ちやすい銘柄や時間帯は?
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勝ちやすいとされる銘柄には、ゴールド(XAUUSD)やS&P500などがあり、いずれも高いボラティリティが特徴です。時間帯は、ロンドン市場とニューヨーク市場が重なる日本時間の21時〜翌2時ごろで、市場参加者が最も多く、売買も活発になります。
- スキャルピングなら、FXとCFDのどっちがおすすめ?
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スプレッドの狭い主要銘柄を低コストで取引できる点は、FXとCFDに共通する強みです。どちらも流動性が高く、安定したスキャルピングが可能です。中でもゴールド(XAUUSD)や原油などのCFDは値動きが大きく、短期売買で収益を狙いやすい一方、ポンド円などの通貨ペアもボラティリティに優れ、スキャルピングに適しています。
- ゴールド(XAUUSD)はスキャルピングに向いてる?
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はい、ゴールド(XAUUSD)はスキャルピングに向いています。値動きが大きく、短時間で利益を狙いやすいのが特徴で、特にロンドン市場以降は活発に動きます。
- ゴールド(XAUUSD)のスプレッドってスキャルピングに不利?
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いいえ、ゴールド(XAUUSD)のスプレッドはスキャルピングに不利ではありません。ボラティリティが高いため、1回の値動きでスプレッド以上の利益が期待できます。重要なのはスプレッドの広さではなく、「その動きからどれだけ利幅を取れるか」です。
- 金スポット・ゴールド・XAUUSDってどう違うの?
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いずれも「金」を指しますが、使われる場面に違いがあります。「金スポット」は、現物の金価格に連動する取引で、実際の市場価格で売買されます。「XAUUSD」は金と米ドルの通貨ペアで、CFD取引で使われる表記です。「ゴールド」は金全般を指す呼び方で、文脈によって金スポットやXAUUSDの意味で使われます。
- スプレッドが広い銘柄だと、スキャルピングでは勝てない?
-
いいえ、必ずしもスキャルピングで勝てないわけではありません。重要なのは、スプレッドとボラティリティのバランスです。たとえばビットコインCFDはスプレッドが広めでも、1回の値動きが大きく、十分な利幅を狙える場面があります。スプレッドを上回る値動きが期待できる相場であれば、戦略次第で勝つことは可能です。
- CFDとFXって、税金や損益通算のルールが違うの?
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FXとCFDは、基本的に同じ税制が適用されます。違いが出るのは「国内業者」か「海外業者」かという点です。国内業者を利用する場合は、どちらも申告分離課税(税率20.315%)の対象となり、損益通算や3年間の繰越控除が可能です。一方、海外業者を利用すると、利益は雑所得として総合課税の対象になります。FXとCFD間の損益通算は可能ですが、繰越控除はできず、所得が増えるほど税率も上がります。
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